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『俺の屍を越えてゆけ』本日6月17日で20周年! 命の積み重ねで歴史を作る“一族育成RPG”は唯一無二の魅力を纏う─読者の思い出も熱量全開(インサイド)


『ウルティマ』や『ウィザードリィ』、そして『ドラクエ』や『ファイナルファンタジー』などの作品が続々と家庭用ゲーム機に登場し、RPGブームが訪れました。この勢いはハードの進化と共に広がりを見せ、プレイステーションでも様々な作品が飛び出します。

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そして、プレステ時代のRPGとして、プレイしたユーザーの記憶に色濃く残っている作品のひとつが、1999年に発売された『俺の屍を越えてゆけ』です。『天外魔境II 卍MARU』や『リンダキューブ』、『ネクストキング 恋の千年王国』などの代表作を持つ桝田省治氏が手がけた本作は、非常に個性的な切り口や、意外な展開で魅了する物語など、多彩な特徴でロングランヒットを記録。今も、多くのユーザーが語り継いでいる名作です。


そんな『俺の屍を越えてゆけ』が、本日6月17日で20周年を迎えました。このアニバーサリーを記念し、類い希な個性を持つ本作の魅力などを振り返ってみたいと思います。


◆超えるのは屍、積み重ねるのは歩み、遺すのは希望──遊んだプレイヤーの数だけ歴史が生まれる『俺の屍を越えてゆけ』


『俺の屍を越えてゆけ』は、まずこのタイトルが非常に特徴的ですが、ゲームの本質を見事に言い当てており、作中はタイトル通りの場面に幾度も遭遇します。RPGの主人公と言えば、ほとんどの作品が特定個人を指しますが、本作の主軸は“一族”。彼らの戦いと別れの歴史を、プレイヤーが紡ぐ形となります。


鬼の頭目“朱点童子”に「短命の呪い」と「種絶の呪い」をかけられた一族は、人との間に子を残すことができず、また一生をわずか2年前後に圧縮されて寿命を迎える定めを強いられてしまいます。この過酷な運命を打ち破るべく、一族は“朱点童子”の討伐を決意。



しかし、強敵を倒すには「2年前後」という寿命があまりにも短すぎますし、子孫に託そうとも人との間に子を成すことができません。そんな非業の一族に対して手を差し伸べたのが、天界の神々。「種絶の呪い」は、人同士に影響を及ぼす呪いなので、神々と交わればその血を残すことができます。


自分の代では果たせぬと分かっている宿願を、子や孫が叶えると信じて研鑽を積み、わずかな一生を駆け抜けて力と希望を後の世に残す──この繰り返しを見届けながら、一族の悲願である“朱点童子”の討伐を目指す『俺の屍を越えてゆけ』。個人ではなく一族を育てる重みと、自分だけの歴史を紡ぐ壮大なスケールが、かつてない刺激としてユーザーを虜にしました。



何代にも渡る一族の育成は、どの神と交神するかも非常に重要です。ステータスに影響があるのはもちろんですが、全ての神が異なる見た目と性格を持っているので、想像力も刺激してくれます。生まれた子には当然名前が必要なので、「親の名前を一文字受け継ごう」といった個人的なこだわりを盛り込むことも可能。


閃いた奥義にはその技を編み出した人物の名前がついたり、寿命を迎えた時に辞世の句を詠んだりと、一族の歴史と命の重みを感じる瞬間がゲームのいたるところに散りばめられており、その絶妙なゲームデザインが唯一無二の体験へと導いてくれます。



子供が生まれそうになった時、筆者は候補の名前を考えるため、コントローラを置いて悩むこともしばしばありました。このひとときも、本作を思い出すたびにセットで蘇ってくる光景です。いい名前が思い浮かぶとプレイ意欲も増しますし、寿命を迎えた時は寂しさもひとしお。だからこそ、その血を継ぐ子や孫に愛着が湧き、忘れられない思い出が折り重なっていくのでしょう。


主に、一族の歩みと命の重さを主軸に置いたゲーム性について語らせていただきましたが、物語の奥深さや歯応えのあるバトル、和のテイストを美しく表現するセンスの高さなど、ビジュアルから中身まで、まさに魅力の塊と言える一作でした。主題歌の「花」も、聞くほどに想い入れが深まっていく名曲なので、興味が湧いてプレイしてみようと思った方は、いずれの点もお見逃しなく!


◆『俺の屍を越えてゆけ』を今遊ぶなら、オリジナル版とリメイク版の選択が可能

RPGとしての難易度は少々高めですが、だからこそ遊び応えがあり、他の作品では味わいにくい面白さを堪能できる『俺の屍を越えてゆけ』。そんな本作を、今この時代で遊ぼうと思った場合は、オリジナル版となるプレステソフト以外に、大きく2つの選択肢があります。



ひとつは、プレステ版がゲームアーカイブス向けにリリースされており、PSPやPS Vita、PS3で遊ぶことができます。原点をそのまま遊んでみたいという方は、ゲームアーカイブスがお勧めです。価格も617円(税込)と、お手頃なのもポイントです。


そしてもうひとつは、PSP向けに登場したリメイク版『俺の屍を越えてゆけ』があります。パッケージ版は当然PSPでしか遊べませんが、ダウンロード版はPS Vitaでもプレイ可能。価格は1,440円(税込)で、アーカイブス版よりも少々高いものの、こちらはリメイク作ですし、発売時点のパッケージ版と比べると価格は1/3以下です。



しかもリメイク版は、グラフィックが一新されたほか、新要素などを追加。桝田氏をはじめ、オリジナル版のスタッフが再集結して生み出された作品なので、オリジナル版を楽しんだ方にもお勧めできる出来映えになっています。オリジナル版へのこだわりがなければ、リメイク版のプレイもお勧めです。



続いては、読者から集まった思い出やプレイ体験などをたっぷりと紹介!


!注意!

掲載コメントには、『俺の屍を越えてゆけ』のネタバレが含まれています。

◆『俺の屍を越えてゆけ』に向けた一言は、熱量の高いコメントばかり! 当時の思い出や出来事が、まるで昨日のことのよう


今回の20周年に先駆け、「『俺の屍を越えてゆけ』に一言」というお題で、読者の方々から思い出やプレイ体験などを募集させていただいたところ、多くの方々からご回答が到着。ご協力、本当にありがとうございます!


回答者の男女比は、ぴったり50%:50%! ゲームに限った話ではありませんが、作品ごとに男女のどちらかがより好む傾向になりやすいものですし、当サイトでのゲーム関連のアンケートは、全体的に男性の割合が多めでした。しかし今回は、見事に同数。『俺の屍を越えてゆけ』が、男女の区別なく厚く支持されている背景が浮かび上がりました。


また年齢層としては、30代がもっとも多く、47.4%と半数近い数字を記録。そして、20代(21.1%)、40代(15.8%)、10代(10.5%)、50代(5.3%)と続きます。20年前のゲームなので、ちょうどその時期に思春期を迎えていた30代が多いのは納得ですが、40代よりも20代の方が多いのは意外な結果かもしれません。また、10代が約1割も占めているのも見逃せない点でしょう。


男女だけでなく、幅広い世代から愛されている『俺の屍を越えてゆけ』。それだけに、更なる展開に期待する声も少なくありません。いただいたコメントの中にも、「後にも先にも、こんなに続編を期待する作品はないと思う」「スマホや新ハードで遊べる再リメイク版が凄く欲しいです!さらに新作なんて出たらすごく嬉しいですね!」といった熱い声が。


そして、一族の歴史が思い出となるゲームなので、当時のプレイ体験を覚えている方が多く、特に心を動かされたシーンについての熱意溢れるコメントも続々と届きました。当時遊んだ方もいれば、比較的最近プレイした読者もおり、作中のみならずユーザーも時代を超えて本作を楽しんでいる模様。「3年かけてクリアした」という感想も、『俺の屍を越えてゆけ』が持つ訴求力の強さを物語る証です。


また、ゲーム実況を通じてその魅力に気づいたといった報告もあり、今の時代ならではの入り口で本作を知った人も。プレイした人の好みや考え方が反映されやすいゲームなので、実際に遊ぶのはもちろん、誰かのプレイを見るといった面白さも『俺の屍を越えてゆけ』にはあるのでしょう。


以下にて、コメントの一部をご紹介します!(※顔文字については再現が難しいため、その箇所のみ削除させていただきました。申し訳ございません。)


それでは、当時と今を繋ぐプレイヤーたちの熱い想いの数々を、じっくりとご覧ください!


<Font Size=”4”>【読者の声】</Font>

・当時ゲームから離れていたので未プレイなのですが、やたらと名前を聞いた記憶が残ってます。今やれるならやりたいゲームのひとつ。

・様々な影響で現在リメイクを初プレイしております。瀕死の当主様に対して、末っ子の男の子が「かばう」進言をしたのが忘れられません。最新のプレステでもダウンロードプレイできることを望んでおります。

・初プレイで右往左往しながらラスボスまで辿り着いた時、討伐隊の中に黄川人と同じ位置に痣を持つ顔グラの火髪の一族がいたので後からちょっと運命的な景観だなと思ってしまいました。

・あしきりのしやこ様にほんっとうにお世話になりました。お陰で水属性だけは高い一族でした。

・産んで教育してと人手が足りない中に突如生まれてきた天才児。1人であちこちへ出かけては元気に帰ってくる。一族繁栄へのターニングポイントでした。

・自分でプレイしたわけでなく、実況動画を見ただけですが、とても好きなゲームになりました。スマホに移植されたらもっと幅広く知られていいのになと思います。

・難易度が高く、慣れていても子孫がうまく残せずに何度も歴史が途絶えてしまいました。リベンジしたいですね!

・イケメンや美女の神様と交わって産まれた、可愛い子供の子孫を残す。

・真名姫戦で全滅したことです。

・最初は『せがれいじり』を買いにヨドバシカメラへ行って、気が付いたら『俺の屍を越えてゆけ』を買っていました。 プレイしてみたら大ハマりしました。 まさかこんなにハマるとは思わなかったです。仕事で、もう無理な位辛い事があった日に、ゲームを終了する時イツ花ちゃんに、「いろいろ大変でしょうが、そちらの世界の生活もバーンとォ、頑張って下さいね」と言われて嫌な事や辛い事が全部ふっ飛んで元気が出ました。

・思い入れのある家族で最期を迎えた時、ボイス付きで「遺言」を伝える設定に毎回毎回胸が締め付けられました。その家族の奥義を引き継がなかった時は悔しくて、切なくて悔やみました。俺屍は僕にとって只のゲームではありません。人生にとって大切な事「決意」「優しさ」「絆」「慈しみ」挙げきれないほどです。エンディング(セーブした際にも)は毎回スキップせずに聞きました。大人になってから俺屍2が発売された際には、嬉しさのあまり涙を流してしまったことは記憶に新しいです。

・中学の頃、ゲームシステムの良さに驚き夢中になってプレイした。大人になってから、設定の奥深さを知り更に熱中した。2も酷評だったが、ちゃんと俺屍で楽しかった。後にも先にも、こんなに続編を期待する作品はないと思う。続編出ないかなぁ、やりたいなぁ。

・頭からフキノトウを生やしたかのような緑のモヒカン男子がいたんですけど、今際の際に「あっフキノトウ食いてぇ…」って一発ギャグ披露して逝ったときには開いた口が塞がりませんでした。

・初代が双子を二連続産んで五流になった。

・交神できる神様、子どもたちの進言、討伐先をランダムで決定することができるツールをとある方が制作して動画にしていた。その企画が終わる間際に「誰かこの苦行やってみたら見にいくよ」の一言がきっかけで俺屍をまた遊んでみた。より子どもたちの行く末を案じてやきもきして、亡くなったときには泣けた。そんな楽しみをしばらくしてからまた楽しめた貴重な作品です。みんなもこの遊び方でやってみるといいよ!

・一族が死んでいくのが切なくて長時間続けてられなくて、3年かけて先日クリアしました。とても悲しかったけど明るいエンド曲に笑ってしまいました。最高でした。

・家系図を書いていた。初代から末代まで交神相手と奉納、誰が元服した時に、どんな交神相手が良いという要望を書き留めて叶えてたり、誰が当主の時にイツ花が何を言ったかとかひたすら書き込んだ。その紙はまだ取っておいてある、捨てる気はない。

・交神の儀を初めてした時のドキドキ(当時8歳)。

・エンディングがやっぱり胸熱です。

・人生が生まれること。

・一族の名前をつけるのに、親子で同じ漢字を使うようにしたりするのが楽しかったです。最後の言葉をメモでかいたり、家系図を手描きしたり…。あとは、兄弟でやってたので、一族自慢とかもしてました。 眼鏡好きなので、おぼろ幻八 イツ花とは必ず交神してました。攻略本は暇さえあれば読んでましたね。

・ともかく長く続けたい!と酒呑童子そっちのけで、子孫繁栄した結果、880代まで楽しみました。最後は近親相姦の罪悪感に耐えきれなくなって、酒呑童子を瞬殺しに行きました。酒呑童子討伐よりも、エンディングを迎えたことよりも、今代でこの一族とお別れな事に涙したのを覚えています。

・寿命が短く切なかったですが、時間をかけていくと強化するのが面白かった。

・プレステ本体は無いけど、未だに手元に残している唯一のソフト。軽妙な戦闘音楽は一生忘れないと思う。

・何度も徹夜でプレイしたゲームです。アプリリメイクが出たら絶対買います。

・祖先の想いを繋げていく大変想いれ深いソフトでした。

・これをプレイしてから、先祖代々の霊を大切にしなきゃいけないと思い、毎年墓参りは欠かさなくなりました。

・一度別のゲームに浮気して久しぶりに再開すると、なにを継承させていたのか、どう育てようと思っていたのか忘れてしまい、あっという間にキャラクターが弱体化してしまったのはよく覚えています。数字のステータスには書き記されていない部分での強さの継承を紡いで行くシステムは今でも通じるものがあるなと思います。

・初代PSのみプレイ。中盤で爆発して1位神になってなんも苦労しなかった。よけいに追記。初代のみの理由は2から「花」じゃないと聞いたから。

・奉納点が昼子越えの氏神。

・2017年頃に実況動画を見てプレイしましたが、今なお色褪せない名作でした。Steamでリンダと一緒に配信してほしい!

・いまだにアーカイブスやリメイク版を何度も周回して遊んでいる大好きなゲームです。 初プレイでは本名を素直に入力したら世代交代時に息子が「これから母の名を名乗る」と言い出して本気!?とびっくりしたこと、贔屓にしていた弓使いの娘が木霊の弓(属性の付いた武器)を入手したらもの凄い強さになり、強敵だった大将鬼を一撃で倒せるようになって感動したこと、エンディングで顔も忘れていたような一族たちの顔が次々と現れて思い出が蘇って大号泣したこと…よほどインパクトが強かったのか細かいことまでよく覚えています。まだまだ何度も周回してしまいそうなので、スマホや新ハードで遊べる再リメイク版が凄く欲しいです! さらに新作なんて出たらすごく嬉しいですね!

・他には絶対にないRPG。一度プレイすると、一族が成長するのがハマります。技を継承し、倒せないボスが倒せる爽快感。ストーリーは、父親が殺され、母親が敵に捕らわれる絶望から始まる、壮大な逆転劇。樹原涼子さんのテーマ曲「花」が最高。センス溢れる作品。俺屍こそ、後世に残すべき名作。できれば桝田省治さんのリンダキューブもオススメ。

・PSP版の初回プレイでいわゆる「ハゲ」と「モヒカン」顔の双子が誕生しました。想定外の事態に頭を抱えました…。 もしかしたら前の世代でふざけた名前の継承刀を作成した呪いかもしれません。 ちなみにこの双子でゲーム後半の九重楼のボスと戦っていたような記憶があります。

・初プレイのとき、本名で始めて4人子供を作りました。中でも顔が少しきつめのショートの子がいて、気が強そうだと勝手に思っていたのですが、遺言が「お手間をかけてすみません」でした。それを聞いたとき、私はこの子のことを分かってなかったんだとショックでした。自分の名前をつけたキャラの子供、それも同じ漢字を一字あげた名前の子だったので、感情移入が強かったのもあると思いますが。そのときこれはすごいゲームだ、と思ったのを覚えています。

・俺屍にハマってから1年経つか経たないかくらいの新参者ですが、失礼致します…! プレイしたこと自体は無いのですが、とある実況者の方の動画を見て、俺屍にハマりました!


一族がわちゃわちゃしたり、戦ったり…そういった光景を見て妄想するのが最高に楽しいです! 美少女やイケメンから世紀末なモヒカンまでいる、個性豊かな一族の顔グラが好きです! 一番好きなお顔が、女の子で、ピンクのおリボンを付けたおかっぱの子です。某実況者一族の子で一番好きな子がこの子で…この子は大江山越えの時にお留守番だったのですが、鬼朱点を倒せば呪いが解けて幸せな生活に…と思ったのも束の間、呪いは解けなくて…というのがあまりにも辛すぎて…私の最推しの子も救われないとわかった時には本当に泣きました…。


俺屍の素晴らしいところは、最初と結末は同じでも、一族によって全く違う雰囲気になるところだと思います。某実況者一族は俺屍特有の闇を吹き飛ばすくらいの明るい一族でしたが、他家さんの記録を見ると、ほの暗い雰囲気が漂っていたり、闇の中だけれどもうっすらと光が見えるような感じだったり…と一族の色みたいなものが全然違うのです! まるで別のゲームを遊んでいるかのようで本当にすごいと思いました!


現在、私は受験シーズン真っ只中なので、両親から新たなゲームのハードやソフトを買うことは禁じられているのですが、受験が終わったら、PSPもしくはVitaと俺屍のソフトを買って、自分の一族を勃興したいです! そうして、自分の一族の記録をつけて、そこから色々な妄想をして…というのを私もやってみたいです!!! 長くなりましたが、俺屍20周年おめでとうございます!!!!ずっとずっと大好きです!!!!!!

・俺の屍を越えてゆけのリメイク版で、大江山に居る朱点を倒した一族が、当時の当主を欠いた状態で真名姫を倒した事が一番印象に残っています。


鬼朱点を倒した翌月、その時の女当主である姫茅は健康度が3段階も下がっていました。討伐に行けるメンバーは、同じく鬼朱点を倒した男剣士の一流、女拳法家の砂金、姫茅の娘であり次期当主である女拳法家の天利だけでした。


砂金・天利は技水・技土が低い代わりに、どちらも体力が600程あった上に体風が高く、職業による回避補正が掛かっているので、真名姫戦に連れて行っても平気だと思えました。が、一流の体水が初代のものであったために、体力が350程度しかありませんでした。彼の技水は500近くあったのですが、それでもこうも体力が無いと真名姫ですぐに流されてしまいます。


ゲームを進めずに何日も考えて、私は結局一流・砂金・天利で真名姫に挑む事にしました。隊長は一流です。その時一流には子供が居たので、「ここで一流が死んでしまっても大丈夫」と判断した上での行動でした。私は最後の方に運良く灯った赤火まで待って、それから真名姫戦に突入しました。


最初に手番をもぎ取ったのは真名姫でした。すぐに術の真名姫を打ってきて、私は「あー一流落ちちゃったかな」と思いました。けれど一流は回避しました。職業補正も無く、体風も世代で一番低かった彼が、ノーダメージで1ターン目を終えました。私はこの時ただただ感動して、「全員家に帰す」事だけを考えました。


暫くして、また真名姫が打たれました。一流はこの時も回避しました。今度は天利も一緒に。最後の真名姫が飛んできた時、砂金だけが避けました。一流と天利は300近く食らいましたが、一流は勿論、一度目の真名姫でかなり体力を持っていかれていた天利もそれに耐えきりました。


その後、天利・一流・砂金の順で少しずつ真名姫を攻撃していって、誰一人欠けることなく倒すことができました。その戦闘後に、一流が「疾風剣一流」を覚えました。この一族では最初の奥義でした。彼は技風が低く、疾風剣を覚えられはしないだろうと思っていたので、ただただ度肝を抜かれました。


そのままその月は終わって、姫茅の死を見届けると、翌月には一流の健康度が1段階下がっていました。私は一流がこの戦闘で死ぬと思っていたし、二度も回避した上で真名姫を耐え抜き、その上で疾風剣を覚えられると思っていなかったので、「俺屍は凄いゲームだな」と心底思いました。


しかも、真名姫を倒した翌月に、ずっと側にいた当主の後を追うように健康度が下がってしまった事も予想していなかったので、あまりの神がかった展開に泣きそうにもなりました。そんな彼の遺言は、「誰でもひとりで生まれて、ひとりで死んでゆく…。で、死ぬまで生き続ける…。とどのつまりが、戦うしかないんだよ」でした。そして、彼が使っていた特注刀には、「心水+50」が付きました。彼は心火・水が高く、心風・土が低い男でした。その性質がよく現れた遺言・副効果に、私はとうとう泣きました。


次の世代に剣士は居なかったので、疾風剣一流は記録の中に。特注刀である明星丸は、蔵の中に仕舞われました。その幕引きでさえ美しく思えて、私は結局その後の一族に誰も剣士を選ぶことが出来ませんでした。


『俺の屍を越えてゆけ』では、リメイク版だけですが3週ほど遊ばせて頂きました。どの一族たちも思い出深かったのですが、この一流の流れだけは何年経っても忘れる事は出来ません。素晴らしいゲームを作ってくださって、本当に有難う御座いました。


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提供元:Yahooニュース
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