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熊田曜子の圧倒的有利だが、勝っても「勝者」はいない 夫との裁判はむなしすぎる(城下尊之)(日刊ゲンダイDIGITAL)

城下尊之【芸能界ぶっちゃけトーク】

 タレントの熊田曜子(39)が被害を訴えたDV・暴行事件。暴行罪に問われた会社経営の夫の第2回公判が大きく報道された。

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 第1回公判では被告の夫が暴行を完全否定していたが、今回は熊田本人が検察側の証人として法廷に立ち、生々しい暴行時の様子を語ったほか、熊田が提出した音声データも示された。「おまえ、ぶっ殺すぞ!」といった夫の声。「痛い、痛い」という熊田の声が印象に残るものだ。5年前に夫からの暴力で警察に相談した時に「録音のアドバイスを受けた」ので録音していたという。

 また検察側証人として、夫を逮捕した警察官も出廷し、110番通報で駆けつけた際に夫が「顔を1回たたいたが、蹴ってはいない」と言ったため逮捕しようとすると、警察官の手を払いのけ、他の警察官にも抵抗したことを明らかにした。

 次回公判で夫側の反論が予想されるが、これまでのところ夫の不利は否めない。そもそも熊田が被害届を提出し、マスコミに対しては離婚意思を公表している。被告が罪を認め被害者と和解していれば、起訴猶予か罰金刑で終わるところだが、熊田が被害届を取り下げるとは思えない。

 この裁判自体は、熊田と夫との離婚とは直接関係のない判断となるが、その判決は熊田の離婚問題に大きく影響するだろう。仮に暴行を認める判決が出たとなると、離婚したい熊田が圧倒的有利になる。5年前にも夫の暴力で警察に相談していたということから継続的な暴力行為があったということで、離婚調停・裁判という流れになっても、離婚前提で進む。民法上は「婚姻を継続しがたい重大事由」というものがあり、継続的暴力、不貞行為、金銭を家庭に入れないなどが規定されている。不貞や暴力は一発アウトもあり、慰謝料や養育費の算定要素にも絡んでくる。

 今後、夫は熊田に浮気があったという「特殊事情」を明らかにしていくという情報もあるが、これが判決にそれほどの影響を与えるとも思えない。考えられるのは、熊田側がイメージダウンを考えて示談などの譲歩をすること。ただ、熊田側から見れば浮気の話を出されただけですでに一定のダメージを受けており、夫を許す効果は小さいといえる。

 いずれにせよ、今回の騒動はどちらが勝っても勝者はいない。民事では逆に夫が熊田の不倫相手に慰謝料を求める裁判を起こしており、芸能マスコミは流れを淡々と伝え続けるだけだ。

(城下尊之/芸能ジャーナリスト)

提供元:Yahooニュース
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