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METガラで注目のスーザン・ソンタグ、夫のゴーストライターだった(ELLE ONLINE)

2004年に逝去するまで人権やジェンダー、セクシュアリティについて論じ、オピニオンリーダーとして世界の知識人に影響を与えたスーザン・ソンタグ。今年9月に出版される彼女の伝記『Sontag: Her Life(原題)』の中で衝撃的な事実が明らかになった。なんと彼女の最初の夫、社会学者で批評家のフィリップ・リーフの著作『フロイトー モラリストの精神』はソンタグが書いたものだったという。
ソンタグとリーフが結婚したのは1950年、ソンタグが17歳のとき。ソンタグが彼の講義を1度受けたことがきっかけで知り合った2人。リーフが激しく求愛し、会って10日後に結婚したという。問題となっている本が出版されたのは1959年。初版には「Special Thanks」としてソンタグー 当時はスーザン・リーフー に謝辞が贈られている。でも1961年に印刷された本にはソンタグの名前はない。リーフとソンタグは1959年に離婚している。過去に書かれた伝記には離婚時の取り決めで「ソンタグは貢献したけれど、この本はリーフが1人で書いたものであり彼女との共著ではない」と扱うことになったと書かれていた。
今回、新たな伝記を書くにあたって作家のベンジャミン・モーザーはさらに深く調査、彼女の遺族の許可をとり彼女の原稿や日記を研究したという。さらに彼女の友達や知人にも話を聞いている。そしてその結果、『フロイトー モラリストの精神』はリーフの研究を「ある程度、土台にしたもの」ではあるけれど、書いたのはソンタグだと結論づけている。ソンタグの友人は「彼女は毎日、午後を執筆の時間に当てて一から原稿を書き直していた」と証言している。またソンタグの1957年8月の日記には「フロイトの資料を整理し、メモを作っている」という記述があるという。
モーザーは「ソンタグが本当の著者ではないかという噂は以前から合った。でも非常に洗練された内容であることから、まだ若かったソンタグが書いたとは信じられないという意見があった。しかし調査の結果、書いたのは彼女であることがわかった。リーフと離婚するとき子どもを奪われないよう、自分が書いたことを公表しないという同意書にサインをしたのだろう」とコメントを発表している。リーフと離婚してから批評家として活躍し始め、リーフ以上に注目される存在になっていったソンタグ。それも夫が彼女の才能を抑圧していた証だと見る意見も上がっている。グレン・クローズ主演の映画『天才作家の妻 40年目の真実』を地でいくような経験をアメリカを代表する知識人ソンタグがしていたとは衝撃的。この伝記本で彼女の真の姿がさらに明らかになるのを楽しみにしたい。
(text : Yoko Nagasaka)
提供元:Yahooニュース