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高橋一生が好演し阿部寛も続編決定 “AK男”は10年でどう変化?(日刊ゲンダイDIGITAL)

高橋一生(38)、斎藤工(37)、滝藤賢一(42)ら、今をトキメク俳優たちがこぞって出演する『東京独身男子』(テレビ朝日系=土曜夜11時15分)。テーマはその名のタイトル通り、高学歴、高身長、高収入、ついでにイケメンとそいにそろったハイスペックがゆえ、それぞれ“こじらせ”ているアラフォー独身男性の恋、いや結婚模様を描いている。
第1話の平均視聴率は5・7%(ビデオリサーチ調べ、関東地区)で、同枠過去最高となる幸先いいスタートを切った。20日に放送された第2話では、温泉シーンで3人が惜しげもなく魅惑のボディーを披露し、女性視聴者を釘付けに。
たびたびドラマでもテーマに上がる“結婚しない男”。『東京独身男子』風にいえば、“あえて結婚しない男=AK男子”といったところか。
そんな折も折、2006年に放送された阿部寛(54)主演の『結婚できない男』(フジテレビ系)の続編が今年10月に放送されることが明らかになった。独善的で皮肉屋の独身男を阿部が好演して話題になったドラマだ。前作から13年…。今回の阿部が演じる役柄は53歳になり、ますます偏屈さに磨きがかかった独身男だという。
■“AK男子”は時代とともに増加傾向
さて、『東京独身男子』と比較してみると、時代は変わったものの、“AK男子”には何ら変わりがないことがドラマを通して透けて見えてくる。
『結婚できない男』で阿部演じる建築士・桑野伸介は40歳で未婚、そしてハイスペック。自らも「結婚できないのではなく結婚しない」と言い張るが、その偏屈ぶりが結婚を遠ざけていることに気が付いていない。
一方、『東京独身男子』で主役を張る高橋演じるメガバンクのリサーチャー・石橋太郎。ハイスペックであることを自負しており、元カノに対しても「結婚してあげられなくて悪かった」とまで言ってしまう勘違い男。職業柄、恋愛に対しても分析を行い、リスク管理、傾向と対策を怠らないところが、“こじらせ”男子たるゆえんであろう。
筆者の周囲のアラフォー“AK男子”を見渡してみても、共通するのはその偏屈ぶりだ。アイドルに給料の半分以上費やす男子、2丁目(ゲイタウン)がやめられない男子といった、女性がついていけない趣味に心酔する男子や、絶対にプライベートの話は出さない、自分の好きなジャンルの話しか基本しないなどといった、偏った個性の持ち主たちが有象無象にいる。はたから見るのはいいが、申し訳ないが、付き合うのはごめんというタイプばかりだ。
『結婚できない男』から『東京独身男子』まで、約10年の時を経ているが“AK男子”はいつの時代も一定数いるとみられる。しかしデータで見てみると、“AK男子”は時代とともに増加傾向にあることが分かった。2015年の国勢調査によると、30代後半の未婚率は約35%。05年は約25%なので、10ポイントも“AK男子”が増加しているのだ。
その原因は時代と共に、男性の収入が下がり、未婚率が上がっているとされる。背景にあるのは、女性の社会進出が進み、女性自身も自分より収入が同程度か、それ以上を求めるようになったことがあるとされる。しかしその理論で行くと、ハイスペック男子たちにとって時代は関係ないということになる。何なら理想の高い結婚しない女性たちが増えているがゆえ、選び放題にはなっているのではないだろうか。
そうなると、ますますハイスペック男子たちからは結婚が遠のく。しかしいくらハイスペックであろうが、老化には抗えない。40代ならまだしも、50代、60代になってくると、飛び抜けた経済力がない限り、女性は寄ってこない。寄ってきたとしても、本物の愛なのかは不明である。衰えて、使い物にならなくなったら捨てられるのがオチだ。
筆者の脳裏に思い浮かぶのは、未解決事件にさえなろうとしている紀州のドン・ファンの姿だ。若い妻を手に入れたものの、最後は不可解な結末……それであれば、年相応の女性と適齢期で結婚しておくべきだったと思うのだが……。
今、楽しい盛りのアラフォーハイスペック男子には、この声は届かないのだろう。
(フリージャーナリスト・松庭直)
提供元:Yahooニュース