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結婚前後で演技のギャップがすごいと評判に 夏目漱石の名作を市川崑が撮った野心作 こころ(1955年)(夕刊フジ)

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【日本美女目録 新珠三千代という女優】
明治の文豪、夏目漱石が名作『こゝろ』を書いたのは1914(大正3)年。朝日新聞に「心先生の遺書」というタイトルで連載された。その後単行本になったが、漱石自身の装丁で岩波書店が出版第1号となった。
今回はその名作を市川崑が日活で55年に撮った野心作。タイトルは「こゝろ」ではなく『こころ』としている。
漱石は乃木大将が明治天皇の後を追ったことに感化されてこの小説を書き始めたそうだ。それは明治から大正へのオマージュであったという。
映画は原作に忠実でセリフも原文とほぼ同じ。それだけ市川監督は、この小説に強い思い入れがあったのだろう。
東京・本郷付近を思わせる下宿のセットや、本文にある猿楽町、神保町、万世橋、本郷菊坂、小石川などが出てくるがこちらも忠実。
手紙をドアップで見せるシーン。これまで日本映画にそんな演出はなかったのではないか。市川監督の発明か。
先生(森雅之)が、若いころ梶(三橋達也)と静(新珠三千代)を取り合い、死に追いやった過去が先生の心をむしばんだわけだが、森も三橋も老けすぎだと当時は不評だった。森の髪形が書生時代とその後が少し変わっただけというのも不自然といわれた。
またお嬢さまだった静役の新珠(関西出身)の話し言葉も、東京の上流階級はこんな言葉づかいだったのかと疑問に思ったファンが多かった。
正統派東京弁に監督のこだわりが見える。撮影時の新珠は25歳。年齢設定はぎりぎりセーフ? 純真無垢(むく)のようにみえて結婚後は能面のように冷たい顔をしたり、私の勝ちよとばかり笑みを見せたりと、このギャップがすごいと評判に。
音楽は芥川也寸志が担当。海水浴場のシーンは千葉県南房総市の白浜海岸で。クレジットなしの出演者には小料理屋の客=宮原徳平、日置家の女中=津田明子、電報局員=衣笠一夫らの顔が見える。
また『心』のタイトルで73年に新藤兼人監督が、松橋登、辻萬長、杏梨、乙羽信子で撮っている。
それにしても日本人離れした美貌ゆえに外国人の血が入っているのではないかとか、田中角栄の愛人ではないかとなど誹謗(ひぼう)中傷やさまざまな謎を残して逝った新珠三千代だが、希代の名女優に違いはなかった。 =おわり(望月苑巳)
■新珠三千代(あらたま・みちよ) 1930年1月15日~2001年3月17日、71歳没。宝塚歌劇団のトップ娘役から、55年に退団後は日活の看板女優として活躍。57年には東宝に移籍。テレビでは『細うで繁盛記』のヒロインが当たり役となる。
提供元:Yahooニュース

