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両親に認められたくて…「見た目の美しさ」に縛られていたモデルの葛藤(コスモポリタン)

11月9日(現地時間)に、エッセイ本『My Body(原題)』を発売する人気モデルのエミリー・ラタコウスキー(30歳)。同エッセイ本では、自身の“見た目”についても語られており、「両親に美しいと思われることが重要だった」と綴られている。

【写真】世間を騒がせたエミリー・ラタコウスキーの「大胆ドレス」

サンディエゴで一人っ子として育ち、英語教師である母キャサリンがかつて驚くほどの美人だったという話を聞いて過ごしたというエミリー。そして彼女は、母が経験してきたことを自分も受け継ぐものだと思うようになったという。

「両親にとって、特に母にとって、娘が美しいと思われるのは重要なことのようでした。夜になると、神様に『私を一番の美人にしてください』と祈っていました。美しさは、私が特別な存在であることを証明するものだったんです。私が特別な存在と思えたときは、両親の愛情をより感じました」そして14歳のとき、食料品店のレジに並んでいたところをエージェントに声をかけられ、モデルの世界に入ったエミリー。このとき彼女は、モデルになれば両親を喜ばせることができると感じていたという。

モデルの世界では、他のファッションモデルよりも背が低く、胸が大きかったエミリーは、カタログの仕事や水着やランジェリーの撮影の依頼が多かったよう。彼女が高校生のときには、キャスティング・エージェントが彼女のセクシーな写真を指して、「これこそがモデルだ! この子はヤル気満々だ!」と言い放ったという。

当時のことを「顔が熱くなりました」と振り返ったエミリーは、これが自慢できることなのかと悩んだけれど、母は自慢げに当時高校生だった彼女のセクシーな写真を玄関に面したキッチンカウンターに飾っていたそう。

当初、これらの出来事を軽く考えていたというエミリー。セックス・シンボルであること、つまり自分のセクシュアリティを自由に誇示することが力になると自分に言い聞かせていたという。

実際それにより名声や富も得られ、新たなビジネスを始めることもできたけれど、キャリア初期にエミリーのセクシーな写真を撮ったカメラマンが、彼女の成功を利用して利益を得るのを見たり、自分の写真の所有権を主張するパパラッチに訴えられたり…。

そして先日エミリーは、出演したロビン・シックの大ヒット曲「Blurred Lines」のMVの撮影中に、彼から胸を触られたと告白。自分の体に触れても何の影響も受けない男性に遭遇し続けるうちに、自分の体は誰のものであり、どのように使われるか、自分自身が発言権を持っていないことに気がついたという。

「美しさから力を得た女性たちが、その地位を与えた男性たちの欲望に恩義を感じていたとは思いもしませんでした。世間で注目されている女性は、男性たちに支配されていたのです」

「その力関係の現実を目の当たりにして、私の力がいかに限られたものであるかを感じました。自分が重要だと理解していたもの、愛とは何か、自分を特別な存在だと信じていたかなど、醜い真実に直面せざるを得なかった。そして今、自分の体との関係に立ち向かうことを余儀なくされたのです」

そして実家を出てモデルとして成功した後、遂に母親にキッチンの写真を取り外してほしいとお願いしたエミリー。母親は、「これはもうあなたを代表するものではない」と言い、写真を外すとともに「あなたは今、もっと美しくなっている」と語ったそう。

女性を商品化する文化について、エミリーの考えがまとめられているというエッセイ本『My Body(原題)』。彼女の想いが、ファッション&エンタメ業界のみならず、世界中に届くことを願いたい――。

提供元:Yahooニュース
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