
-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
眞子さま「複雑性PTSD」公表後のTV局解説委員長の無責任な批判を問う(成城大学教授・森暢平)(日刊ゲンダイDIGITAL)

-
10月1日に発表された眞子さまの「複雑性PTSD」というご病気。眞子さまを追い詰めたもののひとつは、マスメディアによる「わがまま」批判や、小室圭さんや母親への非難である。驚いたことに病名発表の翌日も、解説委員長という肩書の人物を登場させて、眞子さま批判を放送するテレビ番組があった。2日昼の「今田耕司のネタバレMTG」(読売テレビ)である。前日収録とはいえ、こういう無責任な番組が眞子さまを追い詰めていたと思うと、そのまま放送されたことが残念でならない。
【画像】小室圭さん「海の王子」時代の貴重な1枚
読売テレビ報道局解説委員長・高岡達之氏はまず、皇籍離脱に伴う一時金の受け取り辞退について次のように述べた。
「もらう、もらわないを、彼女(眞子さま)が決めることは法律に書いてありません。そんなことは。皇室経済法という法律にもとづいて、金額をこういう会議(皇室経済会議)で決めます。(略)最も日本で法律に厳しいご一家です。だから、そこの方が『私の気持ちがこうだから』、それもね、前代未聞なんです。よくあるでしょ、地方の知事さんでね、お役所で、『ややこしいことがありましたから、お給料返納します』、そんなもん認められませんから。返上しますというお気持ちはいいけども、それを許可するために議会を開き、条例を変え法律を変え(る)」
高岡氏は都道府県知事の給与返上が議会で決まることとの対比で、眞子さまの意向で一時金辞退が決まるのはおかしいと主張する。
■皇室制度について理解不足
解説委員長ともあろう人が、皇室制度の基本的なことがわからないまま世論誘導してしまっている。まず日本国憲法を最初から読んだほうがいい。憲法は天皇がご自分の意志を持つことを禁止していない。国事行為は内閣の助言と承認にもとづくと、きちんと明記してある。
公的行為や私的行為についても天皇・皇族が何かを発意したら、内閣の付属機関たる宮内庁が助言(アドバイス)し、最終的に承認される。天皇・皇族の発意が禁止されているわけではない。天皇・皇族は意思を持つ人間である。税金を払っている「国民」に隷属しているわけでもない。ただ、その意思の実現には、内閣の助言と承認が必要という建てつけになっている。
以前から一時金の受け取りに批判があることに悩んでいた眞子さまは、宮内庁参与たちに相談し、前職と現職の宮内庁長官とも話し合った。地方議会での同意のプロセスは、この場合、これらの相談である。宮内庁は、内閣法制局にも、杉田和博内閣官房副長官とも相談し、菅義偉首相にも話を通した。そのうえで、受け取り辞退という眞子さまの意向を「承認」し、宮内庁として一時金受け取りは義務ではなく、皇室経済会議を開催しないと決めたのである。
「私の気持ちがこうだから」という眞子さまの「わがまま」で決まったわけでも、「前代未聞」と評価されるべき驚天動地の出来事でもない。
筆者自身は、一時金はぜひ受け取っていただきたかったという気持ちが強い。眞子さまがここまでの気持ちを持ったのは、眞子さまの気持ちに気がつかず、ただ皇族に公的役割ばかりを押しつける高岡氏のような言論であったことは指摘しておきたい。
■「わがままなプリンセス」というレッテル貼り
高岡氏の意見を受けて、司会の今田耕司さんは「そういう説明をお二人にしたときに、2人はわからないんですか。『納得できない』『そんな時代じゃない』とか、そういうことなんですか。今、こんなにこじれてしまってるのは」と述べた。
今田さんは、眞子さまが法律を理解せず、アドバイスにも耳を傾けず、ただ「納得できない」と言っているような「わがまま」なプリンセスだと思ってしまっている。タレントである今田さんが皇室に詳しくないのは仕方がない。しかし、そこに誘導したのは、解説委員長である高岡氏である。高岡氏の説明によって、今田さんのような誤解をした視聴者は多いであろう。解説委員長ともあろう人物が、自らの言論の責任をどのように感じているのだろうか。
高岡氏は、小室さんの髪型についても批判する。
「(ここは)日本です。日本で、今田さんも堅いところに行かれることがあると思います。例えば、銀行におうち買うののお金の相談とか、ポニーテールの行員が並んでる銀行で金借りまっか? 国会議員がみんなポニーテールで壇上……、昔1人いましたけど、並んでる国会信用しますか?」
「日本に帰ってくるとわかった時点で、向こうの航空会社から、だいたい今どきネットで自分が日本でどない思われてるかわかってるわけですよ。(略)一般人だけれども、帰ってどういう扱いされるかがわからんような人間であったら困るんじゃないですか? もうニューヨーク散髪屋開いてますよ。行ったらいいじゃないですか!」
■皇族の婚約者に「わかれよ!」
「4年前に宮様と並んで会見した時点から、一銭の税金も使ってないかという話なんですよ。(略)並んで(会見を)した瞬間からもう皆さんの血税は彼に流れるわけです。彼が好まなくても。そういう方との結婚を覚悟するぐらいなら、国民がうしろでどう思うかいうこともわかれよ!」
髪型によって、あたかも小室さんの「信用」がないかのような議論である。公共の電波を使った髪型批判が許されないのは、これまでも指摘したから繰り返さない。読売テレビの解説委員長という肩書の人物によってなされ、病名公表の翌日にも堂々と放送されている。「わかれよ!」という言葉使いも、立場ある人物が皇族の婚約者に投げ掛ける言葉とも思えない。
この番組は関西地方と九州の一部だけで放送されている。ローカルだから、解説委員長が適当なことを言っていいわけではない。準キー局にも相当な影響力がある。無責任な放送は、無責任な世論を形成する一因となる。
病名公表後も、眞子さまをなお追い詰めている読売テレビの責任は重い。
▽森暢平(もり・ようへい) 成城大学文芸学部教授。元毎日新聞記者。著書に『天皇家の財布』(新潮社)、『近代皇室の社会史』(吉川弘文館)、『皇后四代の歴史──昭憲皇太后から美智子皇后まで』(吉川弘文館、共著)、『「地域」から見える天皇制』(吉田書店、共著)などがある。
提供元:Yahooニュース

