
-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
13年半続いたMBSの名物情報番組が終了…番組は社会の映し鏡でしかない(立岩陽一郎)(日刊ゲンダイDIGITAL)

-
【ファクトチェック・ニッポン!】
地方の老舗デパートの閉店で「残念だ」と話す人々。それをニュースで見ることも珍しくない。一方で、そう話す人々がデパートを利用していれば閉店に追い込まれなかったことを私たちは知っている。
残念ながらNHK幹部には調査報道を手掛けた記者はいないのだろう
10月、各放送局は番組改編の時期だ。また老舗の番組が消える。13年半続いたMBSラジオの「子守康範朝からてんコモリ!」。関西の朝の名物情報番組だった。私もニュースを読み解くコーナーを持っていた。
この番組の後継番組が発表されてざわついた。司会をMBSのベテランアナウンサーが担うのは良いとして、日替わりで出演するコメンテーターが高橋洋一氏、上念司氏、須田慎一郎氏らだったからだ。私はコーナーの継続を打診されたが、辞退させていただいた。彼らの政治的スタンスが理由ではない。ファクトを重んじる立場として彼らがメインを務める番組に関わることはできないからだ。
9月22日に行われたMBSラジオの記者会見では記者から厳しい質問が飛んだらしい。私の周辺からも良い評判は聞かない。しかし番組の制作陣は議論を重ねた上でゲストを決めており、私は彼らの判断を批判する気にはなれない。なぜか? それは冒頭の老舗デパートの閉店と近いものを感じるからだ。つまり、これまで通りの放送ではリスナーを獲得し続けることが難しいという見通しがあるからだ。逆に言えば、これまで通りでもリスナーを獲得し得るとの判断があれば老舗番組が終わることはない。
番組は社会の映し鏡でしかない。番組が社会をつくるのではなく、社会が番組をつくる側面は大きい。これは放送局を擁護するものではなく、ビジネスである以上、そうした流れにあらがえないという現実を直視する必要があるということだろう。
受信料で成り立っているメディアでも同じだ。NHK時代、後輩の結婚式で失態を演じたことがある。同席した年配の会社経営者に、「なんでNHKは民放の真似のような番組ばかりやるんだ。もっと硬派なドキュメンタリーをゴールデンにやるべきじゃないか」と指摘され、酔った勢いで「それは視聴者の問題でしょう。視聴者が求めないことをNHKもやれませんよ」と言ってしまった。その礼を失したもの言いに、先方が激怒したのは言うまでもない。
私の言い方に問題があったことは認めるが、正直に言うと、考え方は変わっていない。テレビもラジオも、民放、NHKを問わず人々が求めていないことを突き進めるということはできない。全てのメディアで生き残りを懸けた模索が続いているからだ。だからこそ、逆にMBSラジオの判断は深刻なのだとも言える。何ができるのかメディア人として真剣に考えないといけない。そのMBSラジオで、私の「ファクトチェックラジオ」が深夜枠で始まった。ニュースやネットで流れる情報の検証をラジオで行う恐らく初の試みだろう。不定期の放送だが、リスナーからの支持を得られればレギュラー化もあり得る。
もちろん、そうはならなくても老舗デパートのように惜しまれる言葉が聞かれることはないだろうが。
(立岩陽一郎/ジャーナリスト)
提供元:Yahooニュース

