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自撮り熟女写真家マキエマキが「昭和エロ」に執着する理由(日刊ゲンダイDIGITAL)

写真家のマキエマキ(53)による「昭和エロ」を再現した写真集(「マキエマキ作品集」集英社インターナショナル)が発売される。撮影はすべて自らモデルを務める“自撮り”。古いラブホテルや秘宝館、ビニ本自販機コーナーなどの妖しいシチュエーションで、ピンクのネグリジェから貝殻ビキニ、ふんどし姿の海女などの衣装で撮影された作品は昭和感満載。自身も10歳年下の夫を持つ“人妻熟女”である本人を直撃した。
◇ ◇ ◇
――こうした作品を撮るようになったきっかけは。
「もともと“昭和のエロ”が好きだったというのはありますね。私は大阪の平野区という下町出身なんですが、子供の頃は、にっかつロマンポルノや大蔵映画など、ピンク映画のポスターが街中に普通に張ってありました。その時に目にした『くいこみ海女 乱れ貝』のポスターは強烈に印象に残っています」
――原体験があるんですね。
「商業カメラマンとなってからは、旅行雑誌や広告などで主に風景や建物を撮っていたんですが、フリーになった20代後半から、仕事関係者に、写真家としてではなく性の対象として見られたりすることが多かったんですね。仕事中にヘンな感じで言い寄られたり……。それはつらいことでした。
その後結婚し、4年前の49歳の時に閉経の兆候が訪れたのですが、今度は忌み嫌っていたはずの自分の中の“女の部分”が消えていくことに寂しさを覚えたんです。それで好きだった昭和エロをベースに、自撮りという形でそれを残しておこうと。最初は室内でセーラー服や下着を着けて撮ってただけなんですが、グループ展に誘われたことがきっかけで、“貝殻ビキニ”とか“女体盛り”とかいろいろ撮ってみようかなって」
――写真集では、写真をピンク映画のポスター風にデザインしているものも多いですね。
「40代前半のデザイナーの夫との共同作業なんですが、“ここは書き文字風の書体で”“色は原色で毒々しく”と言っても、分かってもらえないときがあります。さすが“肥だめのにおい”を嗅いだことがない世代だなあ、と思います(笑い)」
――「昭和エロ」の特徴はひと言で言うと何でしょうか。
「女性の人権をあり得ないほど蹂躙してるというか……まあ『男のファンタジー』ですよね。“イヤよイヤよと言ってるけど、もうこんなに濡れてるじゃねえか”とか(笑い)。そういう露骨でダイレクトな妄想を、私自身も楽しみながら演じてる感じです。こういう世界が好きなんでしょって。“男の欲望”をジョークとして再現してる感じです」
――どこかに笑わせてるところはありますよね。でも自分がオモチャになってみせることで、男性の妄想を相対化してる感じもします。
「そこまで難しく考えているわけではないんですが……(笑い)。『やっぱり若いオンナはダメだよな~』なんてスケベな感じで話してこられる中高年の方も多いですね。それと意外と若い女性が面白がってくれます」
――写真を一番見てもらいたい人たちは?
「もちろん男性の方にも楽しんでいただきたいですが、一番は若い女性ですかね。『体だけが目的なのは嫌だ』と考える女性はいると思いますが、『体だけが目的? それって当然でしょ』と考える女性がいたっていい。エロにはいろんな形があって“自分が主体的に楽しむ性”を考えられる余裕が持てるといいのかな、と。あと年をとることを恐れないで欲しいですね」
(取材・文=平川隆一/日刊ゲンダイ)
提供元:Yahooニュース