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古今亭志ん生とその家族… 画面からも伝わってくる、ビートたけしのリスペクト 大河「いだてん」を10倍楽しむキーマン(夕刊フジ)

【大河「いだてん」を10倍楽しむキーマン】
NHK大河ドラマ「いだてん」は、架空の落語「東京オリンピック噺」を高座にかける古今亭志ん生(ビートたけし)が語り手だ。志ん生といえば、ご存じ「座っているだけで面白い」といわれた昭和の大名人。ドラマは、名人の人生とオリンピックをめぐる人々を描く経緯が重なりながら進んでいく。
明治篇で語りも担当するのは生粋の江戸っ子・美濃部孝蔵(志ん生の本名、森山未來)だ。少年期から酒も煙草もバクチもやりたい放題で、巡査の父親に追跡される始末。その孝蔵が茶屋でどんちゃん騒ぎをした挙げ句、付き馬(支払いを催促する若い衆)から逃れるために飛び込んだ寄席で見た橘家円喬(松尾スズキ)の芸に魅せられ、落語家に興味を持つ。ボサボサの長髪、尻をからげて盛り場の路地を駆け抜け、荷車の上を転げながら疾走する森山。筆者は劇団☆新感線の「髑髏城の七人」や昨年の主演舞台「プルート」で生の「未來走り」を見たが本当に速い。スピードだけでなく、「見ている人を意識した華やかな走り」になっているところがすごい。さすがダンサー。
ドラマには日本初のオリンピック代表選手となった金栗四三(中村勘九郎)と三島弥彦(生田斗真)というふたりの韋駄天走り男が出てくるが、若き孝蔵は第三の「いだてん」だ。
一方、走りではなく、噺で引っ張るのが昭和の志ん生。大正11年に結婚したおりん(池波志乃)との「なめくじ長屋」での貧乏生活は、後に「びんぼう自慢」という著作やドラマになるほど有名だが、戦後は売れっ子となって、娘の美津子(小泉今日子)がマネジャーとしてガッチリ父をサポート。
「いだてん」初回では美津子とタクシーで仕事場へと急ぐ姿も描かれた。志ん生の実の孫の池波がおりん役のため、20年近く休んでいた女優業に復帰するのもうれしいところ。円熟味のあるおかみさんになりそうだ。
メーキング番組では、寄席のシーンでエキストラの観客を笑わせるため、収録されないオリジナルの小話を披露するたけしが紹介された。玄関で弟子入り志願の五りん(神木隆之介)と初対面の場面では、福助の置物を湯飲みと間違えるアドリブまで見せている。たけしはつるつる頭の志ん生に外見は似せていないが、昨年「やっぱ、志ん生だな!」という本も出し、リスペクトする様子が画面からも伝わってくる。たけし独特の語りとともに、弟子の今松(荒川良々)や五りんらとどんなとぼけたやりとりが繰り広げられるか。見ものである。(コラムニスト・ペリー荻野)
提供元:Yahooニュース