-
夜遊び夜遊び
-
お水お水
-
ホストホスト
-
風俗風俗
-
ビューティビューティ
-
ファッションファッション
-
悩み相談悩み相談
-
モデルモデル
-
芸能芸能
-
雑談雑談
-
食べ物・グルメグルメ
-
生活生活
-
恋恋
-
インターネット・ゲームネット・ゲーム
-
ギャンブルギャンブル
-
過去ログ倉庫過去ログ倉庫
-
運営運営
嵐・大野 「自由な生活」の伏線になった2015年の熱愛報道(日刊ゲンダイDIGITAL)

【芸能界クロスロード】
「一度何事にも縛られず、自由な生活をしてみたかった」
来年いっぱいで活動休止を発表した嵐。リーダーの大野智(38)の言葉は偽りのない本音だろう。かつて、「普通の女の子に戻りたい」と解散、休業したキャンディーズとかぶる。俳優でも歌手でもない特異なジャンルとして確立されているアイドル。人気と比例するようにリスクとして個人としての自由が制限される。仕事を離れ私人になっても世間の見る目はアイドルの大野。友達と飲みに行くのも、デートするのも制限される。
象徴的なことがあった。2015年、大野はモデルとの熱愛を写真誌で報道された。後日、大野は担当記者の前で謝罪。破局を伝えた。30歳過ぎた男に恋人がいて普通。それを恋愛発覚で謝罪。させられるというほうが正しいだろう。この一件が「自由な生活」の伏線になったかもしれない。私生活を犠牲にしてアイドル人気は保てる。恋人がいれば、「応援しない」「別れて」といったプラカードまでコンサート会場に掲げられる。大野だけでなくグループ人気にも影響を与える。人気と仕事を得るための最大のリスクが恋愛を含めた私生活の犠牲。そこを乗り越えれば、やがて大人の女性から男性にまで「嵐、いいね」と人気の輪は広がり、国民的なアイドルに成長していく。こうして頂点を極めたのが嵐だった。
結成20年。メンバーは年を重ねすでに30代後半。活動休止する時には大野も不惑の40歳。人生を考え直す時期でもある。ソロの歌手ならともかく、嵐の一員。個人の判断ではできない。嵐のメンバーとしてアイドルを続けるか、それともやめるか――。悩んだ末に出した結論が、いったん芸能活動の休止。山登りに例えれば、芸能界でもアイドルは別な山。頂上を極めれば、いずれ下りるか、後輩の追随で下ろされる。いい時に自ら上手に下りるほうが賢明。下りた先に芸能人としての第二の山登りがある。個人としてどの山に向かうのか、難しい局面を迎える。近年のジャニーズはグループ活動をしながら個人活動も盛ん。将来を見越してのことだが、嵐も桜井翔はキャスター、二宮和也、松本潤は役者。相葉雅紀はタレントとして頭角を現し個人として先が見えてきているが、大野は役者としてもタレントとしても際立った活躍がなく、先が見えてこない。芸能関係者は、「仲良しのグループでも、いずれは芸能界のライバル。大野だけが取り残されている感もあった」という。リセットするには適切な時期。芸能界内だけでなく、別の道に進む選択肢も考えられる。
大野もすでに結婚適齢期。将来設計を考えれば、結婚して家庭を持つ選択も自由にできる。アイドルの束縛から解放されることは人気と仕事を失う可能性はあっても、新たな山を目指す指針になる。
大野が休止を考え出した時期は元SMAP解散が大きく動き出した年でもある。事務所との確執が喧伝され、やがて解散。香取慎吾ら3人は事務所を退所し、独立した。メンバー5人の口からはいまだに解散に至る話が出ることはなく今もシコリは残ったまま。先輩の二の舞いを避けるべく、きれいな形の解散ではなく、休止発表は好感度をさらに上げた。休止までの2年間。観客動員、売り上げを含め、記録尽くしになることだけは確実だろう。
(二田一比古/ジャーナリスト)
提供元:Yahooニュース