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上白石萌歌が「10代最後の夏すべて込めた」『子供はわかってあげない』輝きの理由(現代ビジネス)

 マンガ/田島列島 文/FRaUweb

【マンガを読む】青春!優しさと笑いに包まれる『子供はわかってあげない』1&2話 いつも楽しそうで、ひょうひょうとしていて、悩みがなさそうな人。
でももしかしたらその人は、人知れず、けっこうヘビーな問題を心の中に抱えているのかもしれない。そして、多くの人がそういう思いを抱えながら、他の人の優しさに支えられて必死に笑顔で立っているのかもしれない。

 そんなことを想像させてくれる映画が公開された。田島列島さんのマンガを原作とした『子供はわかってあげない』(沖田修一監督)だ。

 主人公は、上白石萌歌さんが演じている高校2年生の朔田美波(さくた・みなみ)。両親と弟と4人で暮らし、アニメの「KOTEKO」大好きなアニオタにして水泳部で活躍する水泳女子でもある。本当ならば迷わず部長に推薦される実力と人望もあるのだが、野心がないというか、部活の顧問からは「タルンドル朔田」なんて呼ばれ、まっすぐでのほほんとした生活を送っている。ちょっとした笑いも見逃さないユーモアの塊でもあるが、真剣なときほど笑っちゃう一面もある。

 しかしそんな彼女も「ちょっとした引っかかり」が気になっていたりもするのだ。

 それは、自分が幼い頃に母と離婚した父親とのこと。今暮らしている父とは大の仲良しで、「KOTEKO」を見ながら一緒に踊る仲だが、母の再婚相手である。実は昨年、実の父親から、意味深な「お札」が郵送されてきた。お札? 怪しい? 一体どういうこと? でも、父親を捜したいとか会いたいって思ったら、今の家族が壊れちゃうかもしれない―――。

 そんなことを心の奥にひそめながらも、表立っては出さずに学校生活を送っていた美波が出会ったのが、同学年で書道部の門司(もじ)くんだ。美波が水泳部の練習中に上を見上げると、屋上で何か書いている人をみつけた。それが、映画では細田佳央太さんが演じているもじくんだったのだ。書いていたのはなんと、美波が大好きなKOTEKOの絵。マニアックな会話ができるふたりは、一瞬で意気投合する。そしてその後、由緒ある書道家だという門司家に遊びに行った時に見つけたのが、実父が昨年送ってくれた「お札」と同じものだった。
そこから、夏休みを利用したふたりの「実の父親捜し」の地味な大冒険が始まる――。

提供元:Yahooニュース
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