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「警察呼ぶよ!」清純派女優に罵倒されるも消えないスクープへの執念【芸能人必読!「張り込み」取材最前線】(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【芸能人必読!「張り込み」取材最前線】#7
ベテランコンビの記者とカメラマンがいつものバンで張り込んでいると、アイドル女優がつかつかと歩み寄ってきて、そのままスライドドアをガラッと開けた。
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「ちょっとアンタたち、なに勝手に撮ってんのよ! 分かってんだからね! 警察呼ぶよ」
清純派のイメージのある美少女が大きな瞳を吊り上げ、罵倒してくる。張り込みはしていたが、狙っていたのは彼女ではない。そう説明するか迷ったが、聞く耳を持たないだろうし、人目を集めてしまっている状況をまず何とかしなければならない。
「すみません」
なんで謝罪しているのか分からないまま、軽く頭を下げてドアを閉め、車を出した。バックミラーに、腕を組み、まだこちらをにらみつけてくる女優が映る。
「なんで、あんな若い娘に罵られなければならないんですかね」
40代後半の記者が愚痴ると、還暦過ぎのカメラマンもうなずいた。
「全く。俺からみれば、孫の世代だぜ」
写真誌であれ、週刊誌であれ、張り込み部隊の記者もカメラマンも高齢化している。ほとんどが週払いの給料で契約しているフリーランス。ジャーナリスト専門学校卒だったり、社員編集者を目指した学生が難関の入社試験を突破できず、かといって、他の道に進むこともできなかったり。昨今はお笑い芸人、水商売、芸能プロといった他業種からの転身組も少なくない。カメラマンも元社カメ出身や暗室マン上がりだったりするが、どちらも「半端者」との自覚とともに、いつかここから抜け出すと思いながら、いつの間にか長く居着いてしまったというパターンである。だが、そんな境遇だからこその執念もある。
「もう、どっか行ったかな」
カメラマンが言うと、
「そうですね。戻りましょうか」と記者は応え、ハンドルを切った。
今回の現場であるタワマン前には、競合他誌の車もあった。彼らがだれを狙っているのかは分からないが、負けるわけにいかない。ようやく割り出したベテラン女優がいつ、どの出入り口から出てきても逃さないよう、車3台に分かれての張り込みを続けるだけだ。高級住宅街の豪邸前はやはり監視カメラもあって長時間の張り込みが難しく、ちょっと離れた交差点で別の隊が頑張っている。動きがあればそっちに駆り出されるだろうが、今は待機だ。
女性記者が化粧ポーチにカメラを仕込んだり、自転車置き場のママチャリのバスケットの下のライトにカメラをつける。あるいはフレームに超小型カメラのついた黒いべっ甲の眼鏡をしたりと、探偵さながらの変装や工夫を凝らしてきたが、昨今の張り込み隊はそうした小細工をしなくなっている。自分たちへ向けられる世間の風当たりもあるが、堂々としていたいという声なきプライドではないかとカメラマンは分析している。
そうやって長玉の望遠レンズを向けて5日目の夕刻、ターゲットの女優が姿を見せた。エントランスに横づけにした車から降りてきた中年俳優にエスコートされ、車に乗り込んだ。熱愛スクープの瞬間だ。もらえるボーナスももう大したことはない。それでも、この一瞬を捉える執念はいまも誰にも負けない自負がある。 =つづく
(取材・構成=長昭彦/日刊ゲンダイ)
提供元:Yahooニュース

