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ジョージア映画最長老が描く『葡萄畑に帰ろう』本編映像が公開(ぴあ映画生活)

ジョージア(ゲオルギア、グルジア)映画界の最長老として活躍するエルダル・シェンゲラヤ監督が21年ぶりに手がけた新作『葡萄畑に帰ろう』が先週末から公開されたのを記念して、本編映像の一部が公開になった。
『葡萄畑に帰ろう』本編映像
オタール・イオセリアーニやセルゲイ・パラジャーノフなどジョージア出身の映画作家は多いが、シェンゲラヤ監督はその中でも最高齢で現在、85歳。1957年に監督第1作を手がけ、映画界で人望を集めるだけでなく、政界にも進出し、ジョージア国会副議長を務めるなど活躍したが、2006年に職を辞して映画界に復帰。21年ぶりに手がけた映画が『葡萄畑に帰ろう』だ。
このほど公開になった本編映像に登場するのが、本作の主人公ギオルギ。“国内避難民追い出し省”の大臣で、ボタンひとつでどこにでも(上空でさえ!)移動できる椅子を注文して楽しむなど快調な日々を送っていたが、首相からの指令で難民を追い出すために思い切った手段に出たところ大混乱になり、政権が崩壊。ギオルギは職を追われてしまう。
さらに、彼は先の難民追い出しの際に行く場所のない女性ドナラに出会って恋に落ち、彼女と結婚するが、何者かの陰謀によって住んでいた家からも追い出されることになり前途は難儀だらけ。そこで彼は葡萄畑が美しい故郷で暮らす母に会いに行く。
本作は、シェンゲラヤ監督が自身の政界での経験を盛り込んで描いた人間ドラマで、クスッと笑いの出るユーモラスな描写や、少し過激な風刺を交えて、嘘や駆け引きにまみれた暮らしから抜け出した一家が未来を見つけようと右往左往する物語が描かれる。
ジョージアは激動の歴史を歩んでおり、そこには数々の悲劇や苦しみがあった。一方で、ジョージア映画はその哀しみを笑い飛ばすような軽妙なタッチで描かれるドラマや、人を食ったようなギャグ、普遍的なテーマを描く寓話性が備わった傑作を多く生み出しており『葡萄畑に帰ろう』は、ジョージア映画界の最長老が、先に挙げた特徴のすべてを1作に盛り込んだ“これぞジョージア映画”と呼びたくなる作品になっている。
『葡萄畑に帰ろう』
公開中
提供元:Yahooニュース