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「生きてるだけで、愛。」原作者が語る「恋人同士が惹かれ合う理由」(TOKYO FM+)

ミュージシャン、デザイナー、作家、俳優、職人など、異なるフィールドを舞台に活躍する“ふたり”が語らう「三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~」。今回は、女優の西田尚美さんと、劇作家・小説家の本谷有希子さんの対談をお届けします。
現在公開中の映画「生きてるだけで、愛。」の原作を手がけた本谷さんと、この作品に重要な役で出演されている西田さん。「生きてるだけで、愛。」は、他者との繋がりを求める現代の若者たちの心情をリアルに綴るラブストーリーになっています。プライベートでは結婚もし、お子さんもいるおふたりに、恋愛観と母親像について語っていただきました。
◆恋人同士が惹かれ合う理由
西田:今、恋愛について思い返してみているけど、あれは何だったんだろう? 本当に恋愛をしていたのかな? そもそも何が恋愛なのかもわからなくなっちゃった……。
ふたり:(笑)。
本谷:私は「生きてるだけで、愛」の中で、確か(主人公の)寧子が、(恋人の)津奈木といたときの本当にたわいもないエピソードを思い出して、「あの時間であの人と一緒にずっといたいなって思った瞬間が、恋愛じゃないんだったら、私は恋愛を知らないっ」ていう文があって。あれが恋愛だったかどうかってよく分かんないじゃないですか? 恋愛じゃなかったよって言われたら、恋愛をしていなかったみたいな。
西田:どういうのが恋愛なんだろう? 好きになって、付き合ってくださいとか言って付き合って……。
本谷:もしかして、自分が相手に影響を与えている感覚がすごい快感で、恋人たちは無我夢中になるんじゃないかな、と思って。例えば、仕事に行かずに、自分といることを選ぶのは、自分が相手に影響を与えていて、そのときは、ものすごい快感じゃないですか。この人、仕事よりも私を選んだという。その相手が好きなのか、コントロールできたことがものすごい快感なのかわからない部分があるなと思って。実はお互いコントロールできていることが、恋人たちにとって強烈に惹きつけられることなんじゃないかな。
◆母親になってみて
西田:私は子どもが全然好きではなかったので、産むまで、結婚にも興味なかったし、誰か近くにいたらいいなくらいに思っていたのが、なんとなく結婚しちゃって。そうしたら子どももできちゃったみたいなところがあって、初めて知らない人と一緒に生活して、いつのまにか家族みたいな感じになるもんなんだなぁと。子どもが好きではなかったけど、子どもに対して、すごくかわいいっていう言葉が自然に出るんだって思って、そういう自分にすごくびっくりしました。自分の子どもを通して、すごく変わったって思いました。
本谷:子どもが生まれたことで、仕事への向き合い方が変わるとかあるんですかね? 私もよく聞かれるんだけど。
西田:変わったのかな? 昔よりあんまり(周りから)どう見られるとか考えなくなったかな。
本谷:それはそうですね。どうでもよくなりますよね。
西田:なる。
本谷:自分への執着が薄れるのかな。この子のためにとか、この子に自分の人生を捧げるみたいになったら違うから、何が子どもにとって一番いいかなと思ったら、多分、私は私の人生を楽しんでるのがいいんだろうなと思って。子どもの人生と私の人生はもう別ものという感じですよね。そう思っていないといけないな、と思う。
西田:産んだときに助産師さんにそう言われた。一生懸命生み落したその瞬間から、彼女は彼女の人生を生きてくから、あなたは、がんばって産んだけど、あなたはあなたの人生をがんばってねって言われて。何か別にこの子のために頑張るとかそういう概念じゃなくていいんだと思ったら、すごい気持ちが楽になって。彼女は彼女なりにどうにかして、生きていくんだなと思って。
本谷:そうですよね。だから、母親とは?と考えるようになって、絶対に(自分が)犠牲になるべきじゃないし、母親である前に、自分で自分の人生を持っていないと、と思うようになった。子どもが生まれるまでは、それを考えもしなかったけど。それが子どもにとって一番いいことだと、私は今思っているんだけど。
映画「生きてるだけで、愛。」は、新宿ピカデリー他で上映中です。
(TOKYO FM「三井ホーム presents キュレーターズ~マイスタイル×ユアスタイル~」より)
提供元:Yahooニュース