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小松菜奈の心をまっさらにした!?“愛の鞭”とは?『来る』インタビュー(dmenu映画)


ピンク色の髪にド派手なメイク。いわば場末感のある風貌に、比嘉真琴を演じているのが小松菜奈だとは、にわかに信じられなくなる。それほどに『来る』でのヴィジュアルは衝撃的で、なおかつ異彩を放っている。


「髪がピンク、というのは当初から決まっていたんですよ。台本で知紗ちゃんが『ピンクちゃん、ピンクちゃん』って呼ぶ箇所があったので──。でも、そこはリアルに3歳児ということで、本番では呼んでくれなかったんですけど(笑)。ただ、中島監督の中でも、髪の長さや色、タトゥーや服装と、見た目がものすごく派手だという比嘉真琴のイメージが、すでにできあがってはいたみたいなんです。映画を見る人たちには『真琴を演じているのは誰なんだろう?』と思われるかもしれないんですけど、いわゆる先入観ナシで見てもらえるのがいいなと、私は思っていて。正直なところ、『ピンクの髪をしたキャバ嬢の霊媒師』という役柄でのオファーを聞いて、『これはチャンスだ!』と直感したんです。
きっと自分の人生の中で、何かを変える作品の1つになるはずだって。しかも、また中島監督とご一緒できることに、何か本当に……運命というか、『渇き。』(2014年)に続いて、自分にとっての新しい始まりになるであろう作品に参加させていただけるのが、本当にすごくうれしかったんですよね」


あらためて説明するまでもなく、小松は『渇き。』で中島監督に見いだされた。あれから4年。ひとかどの女優に成長した小松が“恩返し”をと思ったとしても不思議じゃない。


「監督がその後の私をどのように見ていらっしゃったかはわかりませんが、オファーをいただいた時に妙な緊張感というか、監督に対してうまく見せなきゃと思っていたところが正直あって。でも、いざ現場に入ると、余計なことを考えている暇なんてなかったですね。役に対して、まっすぐ一直線に向き合っていたら、そういう想いみたいなものは自然と消えていました」


もちろん、中島監督の“愛の鞭”が、小松の心をまっさらにしたところもあるだろう。

提供元:Yahooニュース
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