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『美味しんぼ』富井副部長、YouTubeで脚光? なぜか憎めないキャラを考察(リアルサウンド)

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公式YouTubeチャンネルで動画を公開し、静かなブームになりつつある漫画『美味しんぼ』。そのなかでサブキャラクターながら、根強い人気を持つのが、東西新聞社文化部の富井副部長だ。
【画像】富井副部長とはなんだかんだで仲良しな山岡士郎
7日9日には富井副部長の登場シーンがピックアップされた動画が公式チャンネルで公開され、ネット上で大きな話題になった。『美味しんぼ』が話題になるたびに、富井副部長の振る舞いが語られる。作品に「なくてはならない人物」の1人なのだ。
■特徴的なキャラクターデザイン
富井副部長が憎めないキャラクターとして認識されている理由の1つに、その特徴的なキャラデザがある。良い具合に後退の進んだ頭髪と、個性的な鼻、そして二本の前歯。一目見ると、忘れることはできない。
また、アニメ版の甲高い声も、特徴的。加藤治氏が声を微妙に変化させながら、富井副部長の高い声とイメージを作り上げた。
漫画のなかでも、ついあの甲高い声が再生される人はかなり多い。日本の中間管理職を表した風貌と甲高い声が、見る者の心をつかんで離さないのだ。
■副部長とは思えぬ失態の数々
富井副部長は東西新聞社という大新聞社で管理職を務める有能な人物だが、立場に似つかわしくない失態を繰り広げることが多々ある。
有名なエピソードでは、大韓書籍の金社長を招いた宴で司会を担当し、極限の緊張から突然タバコを吸い、金社長を怒らせたうえ、山岡からも厳しいダメ出しを受けたことがあった。
また、酒癖の悪さも有名で、部長待遇の副部長にする話をするため文化部を訪れた小泉局長に、昼間から会社で酒を飲み絡む、さらに別回では大原社主や小泉局長の口にお銚子を突っ込む異常行動を見せたことも。
肝心の仕事でも、人間国宝の絵の写真を左右逆に掲載する、結婚直後、同じ性を使っていた山岡夫妻あての電話が連続してかかってきたことに憤慨し、名前も確認せず電話を受け、「山岡と言ったって雌と雄がいる」などと話し、電話主の山尾先生を激怒させた。
何度も免職の危機を迎える富井副部長だが、そのたびに山岡や文化部のメンバーが助け舟を出し、最終的に部長代理にまで昇進している。部下たちを惹きつける人間的な魅力を持っているのだろう。
■実は苦労人
宴会部長的存在で、つねに明るいイメージのある富井副部長だが、実はかなりの苦労人である。生まれは旧満州で、太平洋戦争の混乱の中、日本に引き上げてきた経歴を持つ。
また、幼少期には父親の事業の失敗で極貧となり、本人が「お菓子も買えなかった」と振り返るほど、厳しい生活を強いられていたことを明かしている。家が貧しく、自分1人が大学に行ったことを弟の修が恨み、長らく不仲だったこともあった。
富井副部長はことあるごとに「食料難世代」を口にし、山岡が酷評した食べ物でも、「美味しい」と言って食べている。そのような行動を見ても、苦労人であることわかるだろう。
■愛される理由は?
明るいキャラクターと、大新聞社の副部長とは思えない失態。そして、苦労人の過去。そんな3つの要素を併せ持ち、自分らしく生きる様子を見せていることが、富井副部長が「憎めないキャラ」として評価される理由なのかもしれない。
提供元:Yahooニュース

