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「ドクターX」の海老名副部長が自分の素に一番近いと思う(日刊ゲンダイDIGITAL)

下積み時代が長く、ブレークしたのは40代になってからだが、きっかけは何だったのか。
今のうちの事務所、女房と独立してつくったんですけど、オファーが来て少しでも何か面白いものが引っかかったら、引き受けちゃうんですよ。普通はこの期間は完全オフにして、何も入れないって方法を取るんでしょうけどね。
若い時のことがあるからでしょうかね。当時はチンピラとか犯人役ばかりしか回ってきませんでした。それで、もっといろんな役をやりたいという欲求不満がたまっていて、面白そうだなという役が来ると引き受けちゃうんです。
犯人とかチンピラはもちろん刑事とかヤクザの役も、本当の自分とは程遠いです。強いていえばドラマ「ドクターX」シリーズの海老名副部長役かな。あの役が自分の素に一番近いなと思っています。あのドラマでは自分の素に緊張感を持たせて楽しんで演じるという感じですね。ちょっとおどおどしていてひょうきんで、まったくどっしりとしていない(笑い)。
でも、自分の役を創作していくという意味では今度の映画「アウト&アウト」です。その転機になったのは01年に公開された三池崇史監督の「天国から来た男たち」に海野という囚人役で出演させてもらったことですかね。前から三池監督作品に出たくて、ある芸能人の結婚パーティーの2次会になだれ込んで酔っぱらった勢いで監督に「俺をなんで出さないんだ」と絡んだんですよ。
そしたら、数週間後にこの作品のオファーが来て。40日間オールフィリピンロケの作品です。その時、監督から「ケツ出してウンチしろ」と言われました。もちろん演技だけで本物は出しませんでしたけど(笑い)。
それで恥ずかしいものは何もないって、吹っ切れた。思いついたことは何でもやれる自分になった。何でも解放することを覚えた。他にもいろんな監督から勉強させてもらいましたが、それからいろんな役が来るようになったんで、三池監督には感謝しています。
あの時はフィリピンの本物の刑務所を借り切ってロケをやりました。日本ではありえないし、シャブ中の囚人たちとも友だちになって。ああいう雑多な雰囲気、大好きなんです。F・コッポラの「地獄の黙示録」を撮った人たちがスタッフで、ジャングルの中で撃たれて死ぬシーンを撮り終わった時に拍手してくれたのを覚えています。
脇役なのに出番も結構多くて。でも、毎晩飲んでました。近況という点では1月に断酒しましたけど。記憶が飛んじゃうようになったんです。酔っぱらったら何するかわからないから、危ないでしょ(笑い)。(つづく)
◆公開中の犯罪エンターテインメント映画「アウト&アウト」(きうちかずひろ監督)で元ヤクザの探偵を快演。
提供元:Yahooニュース