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直角お辞儀、後輩に敬語…前川清50周年の裏に“謙譲”の美学(日刊ゲンダイDIGITAL)

歌手の前川清(70)が「トリプル歓喜」と報じられた。デビュー50周年ツアーのファイナルとなった沖縄で、次女の侑那(27)の歌手デビュー(メジャーデビュー)を発表、さらに所有の愛馬ファイトアローンが約3年ぶりに勝利したという。
上機嫌の前川は「馬が勝ったのが一番うれしい。バンザイ」とやったらしいが、「0・1トンの娘」と呼ぶ体重106キロの侑那とのステージ共演がなにより楽しそうだったそうだ。
「これを機にまたひとつ大きくなれたら」と意気込みを語る次女に「もう大きくなってるよ」と突っ込み、土俵で撮影したという次女の新曲のミュージックビデオについての質問に「15日間ありますから、7勝8敗で」と力士ネタでちゃちゃを入れ、「相撲取りか」との次女からの反撃に相好を崩した。
1968年に「内山田洋とクール・ファイブ」にボーカルとして加入し、大ヒット曲「長崎は今日も雨だった」などを歌ったのは中高年世代にはいまさらの話。
デビュー4年目の71年に「新宿の女」の歌手、故・藤圭子さんと結婚するも、1年あまりで離婚となった。次女は82年に再婚した一般女性との間に恵まれた。1男2女のうち、長男の紘毅(33)に続く歌手デビューとなり「途中でつぶれると思うけど、低姿勢で頑張ってほしい」と激励していた。
ワイドショー芸能デスクが言う。
「ツアーは今年2月から全国35カ所をまわり、62公演を行うもの。104曲をCD6枚組に収録した50周年記念アルバム『前川清大辞典』が日本レコード大賞企画賞に選出されたり、九州朝日放送で紘毅と一緒にレギュラーでラジオ番組をやったりと、仕事も順風満帆。得意のトークでは先般、新曲『初恋』が藤圭子さんを母に持つ宇多田ヒカルの新アルバムと同タイトルであったことについて、『こっちは儲かったと思うけど、あっちは失敗したと思っているかも』とネタにして、笑いにしていました」
■後輩の福山雅治の指摘に「わかりました」
大ヒット曲をいくつも持つ有名歌手でも、歌唱力の衰えなどで仕事が来なくなり、いつの間にか芸能界から消えていたり、スキャンダルで騒がれて引退という展開も少なくない。以前ほどCDは売れず、音楽番組も少なくなり、歌謡曲の冬の時代になって久しい。芸能リポーターの城下尊之氏はこう言う。
「ソロになられて随分経ったころ、『お茶しようよ』と喫茶店に誘っていただいたことがあるんです。その席で、ぼくがカラオケで前川さんの楽曲『薔薇のオルゴール』や『天使のえくぼ』を歌わせていただいていますと申し上げると、前川さんはサングラスを外し、立ち上がって『どうもありがとうございます』とあの直立不動の姿勢から頭を下げられた。歌ってくれているお礼だというのです。巨匠でいながらのあの低姿勢、驚きました。その後、ご本をお出しになられたとき、『印税で左うちわですね』と伺ったところ、『いやいや、買っていただけるとしても、ほとんどがファンクラブの皆さんでしょう。本当にありがたいけど、その皆さんも少なくなっているんですよ』って。なんて冷静なんだと、また驚いたものです」
長崎の同郷、福山雅治から作詞作曲の楽曲「ひまわり」の提供を受けた時にはこんなエピソードも。城下氏が続ける。
「前川さんの代名詞でもあるビブラート、いわゆるコブシをきかせる歌い方を曲のサビでされたとき、レコーディングスタジオに同席の福山さんから『普通に歌ってください』とのリクエストがあったそうです。前川さんは『わかりました』と、すぐに歌い方をかえて臨んだ。自尊心とか、戸惑いもあったでしょうに、そうしたところは一切見せなかった。楽曲はヒットし、前川さんの新しい魅力として、ファンにも好意的に受け止められたそうです」
第一線を50年も走り続けてきた背景には、大物であってもおごらない感謝の心と後輩からも学ぶ姿勢を忘れない謙譲の美学があった。
提供元:Yahooニュース