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世界を駆けるお転婆娘 水野英子のドタバタコメディ『ハニーハニーのすてきな冒険』(夕刊フジ)

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【マンガ探偵局がゆく】
今回は世界を舞台にした少女のマンガだ。
「小学校2年生のころ、私は男のくせに、華やかな少女マンガが大好きでした。勧善懲悪の少年マンガに子供ながらシラケていたのかもしれません。あの時代は男子が少女マンガを読んでいると、仲間はずれにされたんですけど、お姉さんがいる同級生の家に遊びに行ってこっそり読んでいました。その中に主人公の女の子と猫が世界中を冒険するというマンガがありました。もう細かなストーリーは思い出せませんが、今の仕事に就いたのはたぶんあのマンガがあったからです。懐かしいので探してください」 (62歳・旅行会社経営)
【写真】駅構内に登場した水野英子さんの漫画「星のたてごと」のモニュメント
男子が普通に少女マンガを読むようになったのは、1970年代半ば。萩尾望都や竹宮恵子ら若手が台頭してからだ。探偵長も小学校時代には姉妹がいる友達の家に行って『なかよし』や『りぼん』などの少女雑誌を読ませてもらった記憶がある。
さて、62歳の依頼人が小学校2年生とすると1966年前後。少女雑誌をざっと調べてみると、『りぼん』66年9月号から67年8月号に連載された水野英子の『ハニーハニーのすてきな冒険』が見つかった。
主人公のハニーハニーはウィーンのレストランで働く14歳のお転婆娘。生後まもなく両親と生き別れ、修道院で育てられた。ある日、ハニーハニーの愛猫・ミミーがオーストリア王女・フローレルの指輪「アマゾンのほほえみ」を誤って飲み込んだから大変。
指輪を見つけた者と結婚する、とフローレルが宣言し、世界中の求婚者たちがミミーを追いかける大騒動になる。
指輪を狙う悪臣スラーグに誘拐されロシアへ連れて行かれたハニーハニーは、そこで生き別れになっていた父に再会する。父はヨーロッパの小国・プリシラのハルツ王。ハニーハニーは王女・アマリア姫だったのだ。
王とハニーハニーは謎の大盗賊・フェニックスに助け出され、舞台はヨーロッパから中東、日本、アメリカへと駆け巡っていく。
時代考証などはほとんど無視したドタバタコメディーだが、明るくスカッとした展開はいまでも楽しめる。
ちなみに作者の水野英子は、連載終了後の68年10月下旬に北欧、ローマ、ニューヨーク、ロサンゼルスなどを巡る一人旅に出かけている。日本人にとって、世界が身近になっていく時代でもあった。
単行本は電子書籍で読むことができる。
■中野晴行(なかの・はるゆき) 1954年生まれ。フリーライター。和歌山大卒業後、銀行勤務を経て編集プロダクションを設立。1993年に『手塚治虫と路地裏のマンガたち』(筑摩書房)で単行本デビュー。『謎のマンガ家・酒井七馬伝』(同)で日本漫画家協会特別賞を受賞。著書多数。
提供元:Yahooニュース

