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女優・篠原涼子は、最強の魔性系ヒロインだ(dmenu映画)

この夏に公開された『SUNNY 強い気持ち・強い愛』では押しの弱い主人公をおっとりと好演し、意外なキャラクターを見せた篠原涼子。だが、彼女と言えばやはり「アンフェア」シリーズに代表される「唯我独尊」タイプのヒロインが脳裏に浮かぶ。
東野圭吾原作の『人魚の眠る家』(11月16日より公開)は、そんな女優、篠原涼子のイメージを極限まで推し進め、想定外の方向に舵を切った凄まじい一作。周囲にいる者すべてを翻弄し、どこまでも己が信じる道を突っ走る母親像を、彼女にしか成し得ない破格の説得力で体現している。
娘がプールで溺れ、意識不明のまま昏睡状態に陥った。一命はとりとめたものの、回復の見込みはなく、眠り続けるしかない。悲観に暮れる母親・薫子(篠原涼子)に、夫である和昌(西島秀俊)はある提案をする。和昌は、自身が社長を務める会社の若手社員の研究に目をつけたのだ。
その研究は、脊髄に直接信号を送り、手足を動かすというものだった。娘を研究材料にしながらも、我が子の命が具体的に「動き」となって可視化されることに無上の喜びをおぼえる薫子。薫子と和昌は離婚目前だったが、この危機に直面したことで、再び絆を取り戻そうとしていた……。
感動ストーリーになるかと思いきや、むしろ最悪の方向に事態は急転していく。その原動力となるのは、薫子の途方もない「思い込み」である。
若手社員は恋人もほったらかしで、この母娘と一緒に過ごす時間を生活のメインに据えるようになる。
事態の異常さに気づいた和昌だが、「壊れゆく」妻を前に、為す術もない。事故の原因を作ったと自責の念に駆られる祖母も、黙って見守る以外にない。気がつけば薫子は、すべてを自分中心に動かす驚異のモンスターと化していた。愛という名の狂気をエネルギーとする、とてつもない怪物である。
もはや誰も止めることのできない薫子の暴走。本来なら、デフォルメが行き過ぎて「ありえない」はずの存在を、篠原涼子は「ありえる」に変える。問答無用の鮮やかさで。
提供元:Yahooニュース