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TBSアナから美術家に転身! 伊東楓さんの個展に突撃「絵は売りたくないというのが本音(笑)」(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【話題の現場 突撃ルポ】#27
キー局の元女子アナが画家に転身し、京王百貨店(東京・新宿)で個展「いつか訪れる 最後の日まで」を開催中だ。
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話題の主はTBSに2016年から21年まで在籍し、「中居くん決めて!」などの番組を担当した伊東楓さん(30)。退職した年の秋に画家として単身でドイツへ。頼る相手も仕事の人脈もない状況で、現地のユニクロ法人に積極的に営業を行い、自身の絵とのコラボ商品製作を実現した。今もドイツに活動拠点を置き、日本で今年2度目となる今回の個展のために一時帰国している。
開催前に実施された関係者向けのプレオープンを訪ねると、黒髪ロングでお茶の間を和ませていた当時とは一変、きらびやかな金髪をなびかせる伊東さんの姿が。会場にはメディアはもちろん、TBS時代の同僚と思われる女子アナたちが途切れることなく来場し、和気あいあいとした雰囲気だった。
展示された作品は数点の新作を含む全29点。動物と植物が融合した独特の画風に目が引きつけられる。その中には「非売品」も複数見受けられた。伊東さんが言う。
「個展のたびにメチャクチャ複雑な気持ちになるんです。絵は売りたくない、手放したくないというのが本音です(笑)。ずっと自分のために描いてきて、しんどい時も絵に支えられました。すべての絵に我が子同然の思い入れがあるんです。『非売品』は、私の精神を整える上で、まだそばにいてほしいもの。値段を付けている作品も、いざ手放す時のことを思うと……。私よりも絵を大切にしてくれる人の手に渡ってくれることを願っています」
絵は売ってナンボと考えていただけに、予想外の回答に驚いた。しかし、それを上回った仰天は、初対面でありながら、時折砕けた表現を交えながら気さくに接してくれる伊東さんのフレンドリーさだった。 思いきって人生設計について尋ねてみると、意外な言葉が返ってきた。
「結婚ですか? まだ考えていません。年齢に縛られず、いい人がいればすればいいかな、と。日本では『白黒つける』『早く決断する』ことが美徳とされている面もありますが、今の生活もしかり、どんなことにもいつか『最後』が必ず訪れて、決断する時が来る。それまでの余白というか、白か黒か曖昧なグラデーションの期間をどう過ごすか、何を感じるか、それを大切にしたいです」
今回の個展を通して伝えたいことのひとつも、「余白(グラデーション)を認めること」。おのおのが自身の余白を受け入れることで他者に寛容になり、より尊重できるようになるはずだという。
話を聞いてから改めて作品を眺めると、動物の表情は一層優しげに見え、植物と輪郭が曖昧に混ざり合ったグラデーションからも不思議と意図が伝わるような気がした。
個展の開催は今月6日(日)まで。同期間、ひとつ上の7階では「第36回 東西有名寿司と全国うまいもの大会」が開かれていて、「日本酒バー」では伊東さんと富山県酒造組合がコラボした復興支援ボトルを味わえる。
会場では、運が良ければ伊東さんにも会えるかも──。
(取材・文=杉田帆崇/日刊ゲンダイ)
提供元:Yahooニュース