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黒木メイサの演技は《普通にうまい》と擁護派続々…7年ぶり女優復帰で見えてきた明るい前途(日刊ゲンダイDIGITAL)

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9月8日に最終回を迎えた成田凌(30)主演の連ドラ「降り積もれ孤独な死よ」(日本テレビ系)。最終話の平均視聴率は世帯4.3%、個人2.6%だった(関東地区=ビデオリサーチ調べ)。見逃し配信サービスTVerのお気に入り登録者数は約62万人で、夏ドラマの中では12位(11日現在)でフィニッシュとなったものの、レビューサービスFilmarksでの評価は5点満点で3.5とまずまず。
【写真】凛として光る黒木メイサのまなざし…WOWOW連ドラ「不発弾」
「視聴率的には振るわなかったと言えるかもしれませんが、《今期一番のお気に入り》《毎週あっと驚かされる展開だった》《終わるのが寂しい》といった書き込みも多く、ながら見や惰性ではなく、熱心に見ていた視聴者が多いのが、このドラマの特徴です。つらい過去を背負いつつ、自らの暴力衝動とも戦う冴木という男が、どこか影のある成田さんの雰囲気とぴったり合っていて、毎回引き込まれましたね」(テレビ誌ライター)
一方で、最近あるネットニュースで話題になったのが、成田演じる冴木の警察時代の上司である五味を演じた黒木メイサ(36=写真)の演技だ。「降り積もれ」の中で黒木の演技だけが《下手で浮いている》といった内容の記事で、最終回放送前に配信された。
芸能ライターのエリザベス松本氏は「そうでしょうか? 私は、7年という長いブランク後の復帰作としては成功だったとドラマを見ながら感じていたので……確かに滑舌のいい俳優さんではありませんが、それを差し引いても余りある存在感が黒木さんには若い頃からある。それは復帰後も変わらないなと感じていたところです」と話す。
記事についたコメント数は500ほどだったが、その中で目立つのは《そんなに下手だった?》《普通にうまいと思って見ていたけど》など黒木の演技について擁護する声だ。
「日本では、女優さんに《可愛い》《若く見える》を求めがちで、そのせいでクールやアンニュイや強さやカッコよさを表現できる枠を埋められる女優さんのニーズは少ない。ですが、黒木さんはそのあたりを全部備えているのが強い。刑事や公安といった警察官役はいわゆる男言葉の強い口調のセリフが多く、それが容姿にそぐわず《似合ってない》《無理してる》と揶揄される女優さんもいますが、その点、黒木さんは違和感ゼロでしたね」(前出のエリザベス松本氏)
■「今後、役の幅も広がっていきそうです」
ある大手芸能プロダクション幹部もこう話す。
「今回の記事で、図らずも復帰後の黒木さんを見る視聴者の“本音”が分かったといったところでしょうか。好意的なコメントの多さからして、復帰後も黒木さんに芸能界の居場所があることがはっきりした。主役を張るのは難しいでしょうが、もともとのクールビューティーさに加え、これからどんどん大人の魅力がプラスされることで、今後、役の幅も広がっていきそうです。ステレオタイプな地上波のドラマより、挑戦的な配信ドラマとか海外ドラマの方が黒木さんの魅力が生かされるかも」
約7年ぶりの演技再開。黒木の前途は明るそうだ。
◇ ◇ ◇
かつて、黒木メイサと堀北真希は同じ芸能事務所に所属し、そして、今は2人とも事務所を辞めている。●関連記事【もっと読む】離婚で黒木メイサの女優復帰に期待の声も…二枚看板を張った堀北真希と分かれた明暗…では、2人のその後に迫っている。
提供元:Yahooニュース