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「子供相手にやっているうち、大人の客に受けなくなってしまった」【立川晴の輔 大いに語る】(日刊ゲンダイDIGITAL)

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【立川晴の輔 大いに語る】#5
2003年、二つ目に昇進した晴の輔(当時は志の吉)だが、新たな仕事場は、前座時代とだいぶ様子が違った。
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「それまでは志の輔独演会の前座として出てましたから、常に300人以上の大きなホールの会場ばかりでした。お客さまも、志の輔の弟子だから聴いてやろうと温かい。それがいきなり健康ランドの宴会場みたいな、落語を聴く気がないお客が多い仕事に戸惑いました。もちろんギャラは安いので、副業として、結婚式の司会と余興も数をこなしましたね。小学生に落語を聴いてもらう『子供らくご』を始めたのもその頃です。ところが、子供相手にやってるうち、大人の客に受けなくなってしまった。子供向けの声音と口調が、くせになってたからです」
そこで志の吉は、都心、東京都町田市、横浜市、埼玉県川越市、千葉市の5カ所で、隔月開催の勉強会を始めた。
「それぞれの地元に世話役の方々がいて、セッティングしてくださいました。その会は現在も続けています」
勉強会を重ねることでネタが増え、実力が備わってきた。そして2012年、真打ち昇進を目指す。
「前年に家元談志が亡くなって、真打ち昇進はそれぞれの師匠の判断で決めることになってました。そこで師匠に相談したらひと言、『示せ』と言われたんです。『何をどう示したらいいかは自分で考えろ』と。示すための会を開きたいと言ったら、条件が付けられました。まず、イベントになってしまうから<真打ちトライアル>と銘打たないこと。ゲストは呼ばないこと。落語だけでなく、立ち高座でやるネタを演じること、などです。昇進試験のハードルですから、当然のしばりです。会のタイトルは、<しめせ、独演会>にしました」
私は当時、立川流顧問だったので、その会に通った。4回とも満員で、落語だけでなく、洋服で立ち高座の漫談や講演風コントも出来が良かった。
「それでも、すんなり昇進とはいきませんでした」(つづく)
(聞き手・吉川潮)
▽立川晴の輔(たてかわ・はれのすけ) 落語立川流・立川志の輔一門。1972年11月21日兵庫県神戸市生まれ。岡山県作陽高校、東京農業大学農学部卒。97年、立川志の輔に入門。志の吉を拝名。2003年、二つ目に昇進。08年、東西若手落語家コンペティション・グランドチャンピオン。13年、真打ちに昇進。志の吉から晴の輔へ改名。
提供元:Yahooニュース