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意外なハマり役!? 林遣都が『チェリーボーイズ』で見せる童貞の悪あがき(dmenu映画)

古泉智浩の同名コミックを元にした『チェリーボーイズ』(2月17日より公開)は、25歳になっていまだ女性経験のない童貞3人組の青春が描かれます。本作で3人組のリーダー格の主人公を演じているのが林遣都。役柄だけを聞くと、“イケメン俳優の彼が?”と疑問を抱くことでしょう。しかし、驚異的なハマり具合を見せてくれています。
2007年に映画『バッテリー』で主演デビューを飾った際、彼は瞬く間に注目を集める存在となりました。当時はまだ17歳。通常ならば女優の形容詞ですが、あえてそう形容したくなるほどの透きとおった肌と澄んだ瞳をした中性的な顔立ちは、“美少年現る”といった印象を与えるのに十分でした。
また、『バッテリー』は野球部を背景にしたいわゆるスポ根映画の体裁。野球選手の主人公となれば、“涙と汗のしみたグランドで真っ黒に日焼けした球児がボールを追う”という、泥臭さや汗臭さがどこかで求められたりします。ところが林は、ルックスだけで言えば真逆。実際は汗をかいていてもかいていないようにみえる清涼感があります。スポーツものでは不可欠な熱血とは無縁でクール。その佇まいは際立っていました。今振り返ると、それまでの野球映画の主人公のイメージを変えるキャラクターだったかもしれません。
さらに彼は『バッテリー』の後も、飛び込み選手の青春を描いた『ダイブ!!』(2008年)をはじめ、『ラブファイト』(2008年)、『RISE UP』(2009年)、『風が強く吹いている』(2009年)など、アスリート役での出演が相次ぎ、そこで研ぎ澄まされた肉体を披露。その鍛え抜かれた肉体美もしばしば話題を呼びました。
その後、さまざまな役を演じ、たとえば『悪の教典』(2012年)のゲイ役など、役柄も幅を広げています。ただ、彼が持つ“イケメン”という印象は、デビューからあまり変わっていないのではないでしょうか?
そのイメージを一転させるのが、今回の『チェリーボーイズ』で彼が演じる国森信一役です。信一は、ひと言でいえば“へたれ”な役どころ。
東京でバンドを組み、メジャーデビュー寸前に父が倒れ、実家の酒屋を手伝うため仕方なく4年ぶりに故郷に戻るという話ですが……これは真っ赤なウソ。典型的な口だけ男の信一は、メジャーデビューどころかバンドさえ組んでいません。
そんな信一は25歳で、あだ名はクンニ。しかし、いまだにセックスをしたことはありません。ナンパをする勇気もなければ、風俗にいくのも気がひける。でも、どうにか童貞を捨てたい彼はAVを見て、安易に“スケベな女なら手を出しても……”と思いつきます。
これだけでもかなりのダメ男と判定できますが、林遣都がこのダメさを見事に表現しているのです。これまでの清潔感のある若者役とは程遠い、髪の毛はボサボサでどうみてもサイズのあっていない黒縁メガネをして登場すると、ひとりよがりな妄想を繰り返す。
セックスができずに悶々とする毎日と自分に苛立ち、情けなくてひとり部屋で絶望するシーンでみせるやるせなさは、イケメン俳優、林遣都の面影がありません。それほど、体全体からダメ男のしょーもなさがあふれています。
イケメン俳優のイメージを打ち破り、童貞役で意外な新境地を開拓した気さえする林遣都。そんな彼の姿が見られる『チェリーボーイズ』。必見です!
提供元:Yahooニュース