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僕の巣。
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1:
蟲
「タバコ買ってくる…。」 そう言って僕は静かにその巣を出て行った。
2008-02-24 22:41:00 -
21:
蟲
すいません。訂正です。上の書き込みの女の子ケイコではなくサヤカの間違いです。
2008-02-25 23:48:00 -
22:
蟲
サヤカは今日はバイトは休みとの事。まだ知り合ったばかりで落ち着かない。『蟲さん、彼女は?』「いないよ。」『この仕事してる時に彼女がいた事は?』「んー。一度だけ…。」『へぇ!』目をまんまるにして驚く。「あっ。そうだ。サヤカちゃん何か嫌いな物とかある?」『んと、ネバネバ系が苦手かな。』「そっか。」手帳を取出しサラサラと書き込む。『そんなの付けてるんだ。』「うん。苦手な物や、好きな物、色々書いておくと便利なんだ。」『マメだね。』
2008-02-25 23:59:00 -
23:
蟲
サヤカは大学のレポートを提出しなければならないらしく、熱心にレポートを書き始めた。「あの?このあたりにスーパーとかある?」『すぐ近くにあるよ。』「じゃ晩ご飯の用意買いに行くよ。」『私も!』「レポートがあるよね。笑」『…。』食器棚らしき場所と冷蔵庫を一通り見てみる、あまり使われてない食器が少しあった。「行ってきます。」『はーい。』新しい巣での暮らしにワクワクし、予想外に早く見つかった主に感謝した。
2008-02-26 00:14:00 -
24:
蟲
古ぼけたスーパーにたどり着く。野菜コーナーから見渡す。「今日は何にしますかねっと…。」和食か洋食か中華か…。得意は中華だが、あのワンルームには、電熱器のような火力の弱い物しかなかったので、却下。「まぁ、オムライスでも作りゃいいか。」玉ねぎ、鶏肉、ケチャップ、マッシュルームをカゴに入れる。「最近は便利だな。サラダだって売ってるし。野菜も炒め野菜用、鍋用とかあるし。果ては一人鍋とかまである。少子化か…。」レジで支払いを済まし、帰路に着く。途中自販機でタバコを購入。サヤカはタバコを吸わないようなので、吸い溜めをしながら夜道を歩いた。
2008-02-26 00:25:00 -
25:
蟲
「ただいま。」『お帰り。』玄関までわざわざ出向くサヤカに好感を覚えた。冷蔵庫に食材をいれながら、腐った食材を廃棄。レポートを頑張ってるサヤカに紅茶を入れ持って行った。『あ!ありがとう。私が紅茶好きなのなんでわかったの?』「さぁ?なんとなくさ。」『変なの。』冷蔵庫には飲みかけの紅茶が2本、学校のカバンにも同じ紅茶。初めて会った喫茶店でのオーダーも紅茶。全てミルクティーだったから…と言うのは何故か教えなかった。
2008-02-26 00:37:00 -
26:
蟲
「レポート終わりそう?」『んー後ちょっと。』「そうか。なぁこの辺りに電化製品とか売ってる所ある?」『ないない。笑。ここから車で30分くらいの所にあるけどね。』「…。駅まで行って、街にでるのとどっちが早い?」『微妙。』「そっか…。」『何かいるの?』「まぁな。」『あ!さっきの買い出しのレシートは?』「あるよ。」『今払う方がいい?』「どちらでも。」『なら、15日に給料と一緒に払うか。』「それでいいよ。」レシートをサヤカに渡し、炊飯器で米を炊く。風呂場に行くとセパレートだった。「おっ!セパレート!いいね。」風呂場にはシャンプーがたくさんあり、驚いていると、一つ以外全て空だった。
集めてるんかいな…。2008-02-26 00:47:00 -
27:
蟲
空のシャンプーを捨てながら、一応掃除用具らしき物があったのでせっせと掃除を始めた。やり出したら楽しくなり、ズボンをまくり上げ配水管に詰まった髪の毛や、増えようとしてるカビをこすり落としたり、夢中でやっていると、サヤカがジッと見ていた。「レポートできたんや?」『…。』「ん?どないしたん?」『蟲はさぁ、片付けられない女の子の事嫌い?そんなとこまで掃除するの嫌でしょ?』「別に。仕事だから。」と僕は冷たく言った。
2008-02-26 00:52:00 -
28:
蟲
すっかり綺麗になった風呂をキュキュっと鳴らしサヤカの方を見て笑ってみせた。サヤカは僕を捨て犬でも見るような目で見ていた。その空気が嫌で、「飯?風呂?どっちが先?」と質問した。サヤカは『お腹すいた。』と少し笑った。その声を聞いて僕は、使ってなさそうな電熱器の電源をいれ、手早く料理を作り出しながら、サヤカに部屋で待つよう促した。野菜サラダは皿に盛るだけ、あまり皿もないのでオムライスの脇に盛り付けた。チキンコンソメで作ったスープに手を加え、冷凍の野菜をほりこんで、スープが完成。サヤカの待つ部屋へ運んだ。
「あいよ。お待たせ。」2008-02-26 01:00:00 -
29:
蟲
『凄いっ!美味しそう♪食べていい?』「どうぞどうぞ。」『いただきます!』「そんなにあわてて食べるなよ。笑」『めっちゃ美味しい!』「ありがとう。そう言ってもらえると料理が喜ぶわ。」『男やのに料理できるんやなぁ!びっくりするわ!』「テレビとかでも男の人やってるやん。」『でも今までの彼氏とか何もできひんかったし。あ…私もやけど。』「笑。」勢いよく食べるサヤカがとても愛らしく、また当たり前に言える挨拶の言葉が新鮮に思えた。
だが、こんな日々がそう長く続かない事を僕は知っていた…。
2008-02-26 01:13:00 -
30:
蟲
『ごちそうさま。美味しかった。』「おかわりとかいらん?」『お腹いっぱい!あ?蟲は食べないん?』「俺は1日1食でいい。」『何で?遠慮してるん?』「違うよ。まぁ何て言うか…。自分で作った物はあんまり食べないかな。味見くらいなもんでさ。」『へぇ。』「さてお風呂でも入ったら?」『沸いてるんや。至れり尽くせりってこの事やな。』「さぁ入った入った。」バスタオルとパジャマを手渡し、食器をキッチンに下げた。
2008-02-26 01:21:00