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僕の巣。

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  • 1:

    「タバコ買ってくる…。」   そう言って僕は静かにその巣を出て行った。

    2008-02-24 22:41:00
  • 312:

    何度も何度も電話をかける。「つながれ!つながれ!」一体何回コール音を聞いただろう、不意に『も…もしもし?』と聞こえた。「リア!蟲や!お前どこおるねん!」『蟲…。電話くれたんや…。』と力ない声。「リア?おい?今何処や?」『ん…。家。』「大丈夫か?どないした?何かあったんやろ?」

    2008-12-01 06:06:00
  • 313:

    『もう疲れてもた…。』「あほっ!何にやねん!今から行くから住所言え!リア?聞こえるか?」
    『…いいねん。もう。』「おい!何がええねん?リア!住所言えって!」半狂乱で僕はまくしたてた。『…蟲…ありがとう…。』そう聞えて電話は切れた。

    2008-12-01 06:11:00
  • 314:

    混乱する頭で、ケイコに電話する。『もし?』「蟲や!」『わかってる。どないしたん?』「お前リアって知ってるか?」『リア?あーまた古い子やな。私が、新規連れてった子やんか(笑)リアがどないしたん?』「死によるかもしらん!」『ハァッ?何でよ?』「知らん!詳しくは後や!そいつの住所知ってるか?」『うん!』「救急車呼べ!」『わかった。』「お前家か?」『せやで!』「そっち向かうから!」『うん!また連絡して!』
    僕は駅前まで全力疾走してタクシーに乗り込んだ。

    2008-12-01 06:19:00
  • 315:

    「ごめん!料金倍払うから、めっちゃ飛ばして!」運転手は戸惑いながらも発車した。ケイコから着信『蟲?今救急車呼んだ。取り敢えず知り合いから連絡あって様子が変やからって。』「ありがとう。今タクシーで向かってるから。」
    『わかった。私リアの家行きよるから!』「うん。」僕の足は震えていた。

    2008-12-01 06:24:00
  • 316:

    ケイコが住む街に到着。運転手にお金を投げ、飛び降りる。ケイコに電話「今着いた。何処?近いんか?」『んと駅と逆にコンビニあるやろあれを真っ直ぐ下って突き当たり。』「わかった!」また全力疾走。不思議としんどくはなかった。リアの家に到着すると、パトカーと救急車が来ていて辺りは騒然としていた。

    2008-12-01 06:28:00
  • 317:

    『蟲!!』息を切らす僕を呼ぶ声。「ケイコっ!リアは?」『今から病院!蟲も一緒に行くで!』「おう!」救急車に2人で乗り込む。救急隊の人と会話を終えたケイコが僕の隣に座る。『何があったん?』「わからん。何か急にしらんアドレスからメール来て、何か文章が変やったから、胸騒ぎがして電話した。ほならもう疲れたって切れたんや。」『…そうなんや。』「てかリアって?」そう問うと同時にケイコの平手打ちが僕の頬を打った。『あんた最低やな…。』

    2008-12-05 18:42:00
  • 318:

    「…。」確かに最低だろう。死の間際に僕に連絡をくれるんだ。きっと僕に思い入れがある子なんだな…。黙ってうつむく。
    『あんたからしたらただの色恋やったんかもしらん。それでもリアはどう思ってたんやろな?あんたが、ホスト辞めたって、リアはあんたの事好きやって思うの辞めれるか?なぁ?蟲。あんたなら好きな子ができて、その子が急におらんくなったら、すぐ忘れるん?答えてや!』「…。」『黙らんといて!また黙って逃げるんか?』あまりの騒ぎに救急隊の人が止めに入る。《いい加減にしなさい!今搬送してるんですよ!》

    2008-12-05 18:57:00
  • 319:

    『あんたはな、ホストの時、色んな言い回しでお金稼いだんやろ?その言い回しに引っ掛かった子の末路1人でも見た事ある?』「…。」『リアだってあんたが、No.入りしたいなんか言うからあんたには言わず風俗行ったんやんか…。』
    「…。」『この子がどんな思いであんたにお金使ってたか何て考えた事ある?』「…。」
    【アア…ウルサイ…ウルサイ…ウルサイ…ウルサイ…ウルサイ…ウルサイウルサイウルサイウルサイ。】

    2008-12-05 19:05:00
  • 320:

    病院に着いた。
    僕は車から降り真っ直ぐ来た道を歩き出した。
    『ちょっと!蟲!あんた何処行くんよ!』
    その言葉に振り返りもせず大声で僕は叫んだ。

    2008-12-05 19:07:00
  • 321:

    「オマエラが…オマエラがイナイとコろダヨ!」
    ケイコが僕の肩を掴もうとしてた手を振り払った。 『…ッ!』
    僕はただ真っ直ぐ。来た道を真っ直ぐに歩いていった…。

    2008-12-05 19:10:00
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