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僕の巣。

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  • 1:

    「タバコ買ってくる…。」   そう言って僕は静かにその巣を出て行った。

    2008-02-24 22:41:00
  • 292:

    「チッ。」エレベーターでまた上に上がり、もう一台のエレベーターを凝視。階のランプが1…2…と順に上がるのを見届ける。「えっ?同じ階?」こりゃヤバいと慌てて先程乗ってたエレベーターのボタンを連打。しかし下の階へ。 「うわっ!最悪や!」部屋にダッシュする。
    「あ!痛っ!」足がもつれ転倒…
    《ピンポーン》とエレベーターの機械的な音。万事休す……。
    『お前何やってんの?(笑)』

    2008-11-07 15:57:00
  • 293:

    「せ…聖夜氏…!」『お疲れ。何やねんお前突っ込み所満載やな(笑)てか氏て何や?氏て。』
    「いやいや…汗。」『そんな格好で何処行くんや?』「いや…ちょっと小腹がすきまして…。」『出前取れよ!』「…高いス。」『アホ。月の後払いや。』「…そうなんスか…。」『しかしそのジャージはないな(笑)恥ずかしいから早よ入れ。』
    言われるがまま部屋へ。

    2008-11-07 16:02:00
  • 294:

    聖夜氏はスーツを脱ぎ捨てる。それを華麗にキャッチし、ハンガーへ。『器用な奴やな(笑)寿司でええんか?』「…もうちょい安いので。」『アホか。せっかくやからええもん喰え。』「…。」
    聖夜氏が電話する。『もしもし…寿司を…』 
    『しばらくしたら来るわ。おやすみ。』
    「は…はい。お疲れ様です。」聖夜氏は手をいつものようにプラプラさせ聖夜氏の部屋に帰って行った。

    2008-11-07 16:07:00
  • 295:

    彼は何故、僕にこんなによくしてくれるのだろう?まったくわからないまま、しばらく聖夜氏の部屋のドアを眺めていた。
    「…。はっ!聖夜氏が寝てたら出前が来た時のチャイムで起こしてしまうかも!」と思い立ち、玄関のドアを半開きで待つ…
    【今の僕にはこんな些細な事しか出来ない…】そう思うと自分が情けなくなった…

    2008-11-07 16:14:00
  • 296:

    無事寿司も到着し、完食。また暇な時間が到来…。仕方ないので、残した寿司のシャリを何粒か数えてみたり、鮪の繊維質な部分が何本あるか数えてみたりする…。
    『怪しっ!(笑)』不意に後から聖夜氏の声。
    『何してんねん。お前変子やな…。』
    【あの…貴方気配まったくないんですけど…】

    2008-11-07 16:18:00
  • 297:

    「寝てたんじゃねーんスか?」照れ笑いしながら問う。『いや、手帳まとめてた。』「手帳?」『誰といつ、何処に遊びに行ったとか、どんな話したかとか、次の約束とかな。』「豆なんすね…。」『馬鹿なだけや。書いてな忘れる。忘れたらただでさえ信用してもらえんのに、今までやった事が水の泡やから。』
    「営業行ってるんスから金使ってもらわないと損ですもんね?」
    聖夜氏はフッと小さく笑い、僕に言った。『蟲お前はやられたらやり返す。取られたら取り返す。…か?』「そりゃあそうです。」と即答。

    2008-11-07 16:24:00
  • 298:

    聖夜氏はまたフッと笑って『じゃあ蟲、俺はお金を使ってもらう為営業に行ってるって思うか?』
    「…?そうじゃないんスか?」『違うよ。』「え?」聖夜氏は立ち上がり蚊の鳴くような小さな小さな声でこう言った。
    『サミシイカラ…』

    2008-11-07 16:27:00
  • 299:

    「えっ…?」聖夜氏はソファーに座り直し『何でもない…』と言った。でも僕は確かに聞いた。【サミシイ】って言葉を…
     
    サミシイ…?客にサミシイからって会って何とかなる?え?それって客ちゃうん?彼女?彼女おってホストできる?いやいや営業言うてはったから…。え?あんた1人1人の客みんな好きなん?大事なん? 
    【蟲ハ、コンランシマシタ…】

    2008-11-07 16:34:00
  • 300:

    しばらくの沈黙の後…。僕は思い切って自分の意見を言ってみた。「でも客なんか使い捨てじゃないんスか?」聖夜氏は悲しい顔で『…かもな。』と言った。「じゃあ、営業では金使って、店でドーンと倍返しのが効率よくねぇスか?」『じゃ蟲、お前に聞く…。それでその子と2度と会えなくてもいいんだな?たかだか何万くらいで。』
    「?そんなもんじゃないんスか?むしろ1万使って、ドンペリ卸してもらって5万なら4万もうけで万々歳じゃねースか!この街には女の子なんか腐るほどいるんスから(笑)」 
    聖夜氏は一層淋しそうな顔でこう言った。

    2008-11-07 16:42:00
  • 301:

    『そうか…。ならそのまま突っ走って、この仕事辞める時、自分の両手見てみろよ。』
    「両手?」
    『その時、何か掴めてたらいいな…。』
    「????」

    2008-11-07 16:45:00
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