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僕の巣。

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  • 1:

    「タバコ買ってくる…。」   そう言って僕は静かにその巣を出て行った。

    2008-02-24 22:41:00
  • 182:

    部屋に寝ている犬コロを見て、「飼い主見つかるといいな。」と話しかける。[スースースー。]幸せそうに寝る犬コロ。
    僕がもっと普通で、ちゃんと住む所があれば…このままお前と暮らせたかな…?
    もしちゃんと働いていたら…お前とこのまま暮らせたかな…?
    僕は自分の両手を見つめた。そして思いっきり自分の横っ面を殴った。鈍い音に驚いた犬が僕に駆け寄る。そんな犬を抱き寄せ、「なんでもない…。」と呟き眠りについた。

    2008-05-06 05:52:00
  • 183:

    次の日、マリが仕事に行くのを見送った後、犬コロをオトモに駅前へ。コンビニでカラーコピーでビラを何枚かコピーして、駅員に貼っていい場所を聞く。なかなかいいオッサンで構内にも何枚か貼ってくれた。「サンキュー。」お礼を言って、犬と来た道を帰る。帰りにコンビニでおやつを買わない事が不服だったのか、急に歩かなくなる犬。「まったく。」[…。]肩に担ぎ上げる。馬鹿にしたように笑う犬コロ。「世話のやける奴だな。」そう言って、僕も笑った。

    2008-05-06 06:05:00
  • 184:

    犬コロと同居しだして1週間くらいたった頃、携帯に見知らぬ番号から何度か不在着信があった。キッチンでマリの食事を作っているとやはり知らぬ番号から、電話。『出ないの?』とマリが聞くので、知らない番号だし、気味悪いので放置してるとマリに言うと『ビラ見たんじゃない?』と一言。「あ…。」すっかりそんな事忘れていたしだい。
    慌てて掛け直す。
    「もしもし?」〔すいません。駅前のビラ見たんですが…〕
    【おっ!キタコレ?】

    2008-05-06 19:27:00
  • 185:

    「あ!ハイハイ。飼い主さんですか?」〔はい…。買い物してる間にいなくなってしまって。〕「そうですか!」良かったとテンションも上がりでかい声になる。「犬持って行きましょうか?」〔え?いいんですか?〕「ハイハイ。こちとら暇で暇でやる事なくて…。」〔は?〕「いやいや。汗。じゃあ駅前で待ち合わせしましょう。」〔わかりました。〕と約束し、終和。『何て?』「かくかくしかじかで…。」『そうなんや。ほな行くん?』「あぁ。」『蟲はそれでいいん?』「…。しゃーないな。せやしこいつかって、前の飼い主見たら喜ぶわ。」
    マリはまるで僕の気持ちを見透かしたような目でしばらく見つめ気だるい声で『そう…』とだけ言った。

    2008-05-06 19:37:00
  • 186:

    いつもの散歩みたいにリードを持つと何にも知らずに喜ぶ犬コロ。マリが客に買わせたって持ってきた犬コロお気に入りの高い服を着せて、僕は「いこっか…。」と小さい声で言った。たった1週間暮らしただけなのに、この部屋には犬コロとの思い出がいっぱい詰まってた。玄関に行くと、元気のない僕の肩を押すようにマリが『気をつけてね。』と大きな声で言った。

    2008-05-06 19:43:00
  • 187:

    「おうよ。」元気なふりをして勢いよく玄関を飛び出した。何度か1人と1匹で歩いた駅前までの道を踏みしめて歩く。コンビニで犬コロが大好きだった、からあげくんを購入する。ふと外を見るとお座りして僕をちゃんと待っていた…。「オイ!犬コロっ!何でお前はそんなに賢いのに俺に付いて来た?」[ハッハッハ…。]「お前が前の飼い主から離れへんかったら、俺、こんな辛い目せんでもよかったやんけ…。」[ハッハッハ?]次の瞬間、僕は言葉も何もわからないで無邪気に笑う犬を力いっぱい抱き締めた。
    【人の気持ちも知らねぇで…】

    2008-05-06 20:02:00
  • 188:

    [ゲホゲホ。]むせる犬コロ。「…行くぞ。」いつもならUターンする道を駅前の方に行くので、不思議そうにする犬。何度も涙が出そうになるのをこらえて、歩きだす。駅前に着くと線の細い女の子が話しかけてきた。〔蟲さん?〕[ハッハッハ!]犬コロが尻尾をふる。「はい。」〔ありがとうございます。ラウおいで!〕[ハッハッハ!]尻尾をふり駆け寄る犬コロ。「ラウってのか…。」〔この子笑ってるみたいでしょ?だから笑うのラウ。あは。〕「いい名前ですね…。」

    2008-05-06 20:34:00
  • 189:

    僕は、抱き上げられた犬コロに「リードとその服は俺からの餞別だ。」と言った。
    「じゃあ。」足早に立ち去ろうとする僕を犬コロは飼い主の腕から飛び降りて追い掛けて来た。[ワンワンッ!]「…。」無視して歩く。[ワンワンッ!]立ち止まらない僕を一体どうした?と言った風に周りをぐるぐる回る。
    今まで押し殺していた感情が一気に溢れだし、僕はその場に泣き崩れた。

    2008-05-07 15:14:00
  • 190:

    「犬コロ。俺はお前を飼ってやれないんだ。」[…。]「俺は自分の事しか考えてない奴なんだ。俺と一緒にいてもろくな事ないぜ。」[…。]「見ろよ。お前には素敵な飼い主さんがいるじゃないか。」涙をサッと拭い、犬コロを抱き上げ飼い主に渡す。「今度こそお別れだ。元気でな。」犬コロの頭をポンと叩き、その場を後にする。〔また時々会いに来てあげて下さいね!〕そんな声が背後から聞こえて振り返る。今度はしっかりと抱かれた犬コロは、今までで1番の笑顔でいつまでもいつまでも、僕を見つめていた…。

    2008-05-07 15:49:00
  • 191:

    削除

    削除されますた

    あぼ~ん
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