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僕の巣。
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1:
蟲
「タバコ買ってくる…。」 そう言って僕は静かにその巣を出て行った。
2008-02-24 22:41:00 -
121:
名無しさん
主さんそんな気にしなくていいと思うよ★
更新してくれてありがとう★2008-04-18 18:29:00 -
122:
名無しさん
更新お疲れ様です?めっちゃおもしろい!?主のペースでがんばってください?
2008-04-18 18:59:00 -
124:
蟲◆mkVJdF/EM.
その夜サヤカが帰って来る事はなかった…。サヤカが帰ってから食べるはずだった食事が…飲み物が…すっかり冷めてしまっていた…。僕は朝方までサヤカを待ったが夜が明けてもサヤカは帰らない。巣の主を失った僕はどうしていいかわからず、ただひたすら帰りを待つしかなかった。
2008-04-20 01:09:00 -
125:
蟲◆mkVJdF/EM.
いったい幾日たったろうか…。不意に玄関のドアが開いた。『ただいま。』「ただいまじゃないやろ!いったい何処に行っててん!」『は?蟲はあたしの彼氏でも何でもないんやろ?あたしが何日帰らないでいようと関係ないやん。てかご飯は?あたし金払ってるんやから、ちゃんとしてや。』言いたい事が山ほどあったが素直にご飯を作り出した。「おまたせ。」『…お金のためやったら何でもするな。』心も凍るような張り詰めた空気の中、僕は静かにこう言った。「そうやな。」
外はいつまでもやむ事がないような冷たい雨が降り続いていた…。2008-04-20 01:43:00 -
126:
蟲◆mkVJdF/EM.
『じゃあお金払うから、抱いて。』僕はその言葉を聞いて、色んな意味を含めてこう言った「それでええんか?」しばらくサヤカは黙った後、震える小さな声で『ごめんなさい。』と呟いた。「いいよ。」僕はそれ以上何も言わなかったけれど、サヤカが寝静まった後、息を殺して少しの荷物をまとめていた…。
2008-04-20 03:56:00 -
127:
蟲◆mkVJdF/EM.
時計を見ると始発まで後1時間ほどあった。眠るサヤカの枕元に立ちそっと唇を頬によせ、「ごめんな。」と言った。
お金の為なら何でもすると喧嘩をしたから出て行くんじゃない。僕を彼氏として必要としているからだ。これ以上僕と、一緒にいてもサヤカは辛いだけだと思ったから…。僕の隣にはもう誰もいらないんだから…。
玄関に【サヨナラ】と置き手紙を残し僕は巣立った。サヤカへの寄生生活はこうして終わった。
歩き慣れたいつもの駅前までの道をゆっくりゆっくり歩き出した。2008-04-20 04:18:00 -
128:
蟲◆mkVJdF/EM.
《なぁサヤカ?僕にもう少し勇気があれば…まだ君といれたかもしれないね?なぁサヤカ?君と一番最初に出逢えていたら…》
1部屋目【サヤカの巣】…終2008-04-20 04:24:00 -
129:
蟲◆mkVJdF/EM.
サヤカの巣を出て、あて何てなかったけれど、僕は途中の喫煙所に腰を下ろした。始発前の朝方だと言うのにそこにはアヤネが座っていた。『何かあった?暗い顔して。てかよく会うね(笑)』「…。」僕は何も言えずに煙草に火をつけた。『それ荷物?家出でもしたの?』「ん?あぁ…せやな。」『変なの。』「アヤネは?何してるんこんな時間に。」『彼氏待ってるの。』「へぇ。」『もう帰ってこないけどね…。』「?」
2008-04-20 21:18:00 -
130:
蟲◆mkVJdF/EM.
『何でもない。』「そうか。」『蟲君もさ、辛い事たくさんあると思うけど頑張りなね?』「…おぅ。そろそろ行くわ。」『ここにはもう来ないの?』「…。」『ライターなくさないようにしよ(笑)』「また縁があったらな。」『バイバイ。』アヤネは戻って来る事のない彼氏をこれからもずっとあの場所で待ち続けるのだろうか?深くは聞かなかったけれど、僕はアヤネに僕と似たような匂いを感じていた。駅でまたいつものように適当に切符を買おうかと思ったけど、同じ沿線ばかりも誰かと鉢合わせするかも…と、途中の駅まで切符を買い、乗り換えて都会の方へ行く事にした。
2008-04-20 21:31:00