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幸せな日々

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  • 1:

    あいか◆NdOFY44k4.

    離さないでね ずっと
    つかまえていてよ ずっと
    じゃなきゃ私どっか行っちゃうよ?
    支えになりたいの 君の夢に少しだけ連れてって…
    /the GazzetE

    2007-12-22 05:48:00
  • 31:

    あいか◆NdOFY44k4.

    「何で無理だと思うの?」
    『だって客だもん。』
    「お客さんとか関係ないじゃん。お客さんってだけで諦められるの?」
    『無理。好きだもん。』
    「じゃあ付き合えるように頑張ったらいいんじゃない?」

    2008-01-12 03:58:00
  • 32:

    あいか◆NdOFY44k4.

    『うーん…頑張りたいけどどうすればいいのかなぁ…。』
    「てか本気なの?」
    『当たり前じゃん!じゃなきゃ相談なんてしないよ!笑』
    「…あいつの事裏切ったりしない?」
    『当たり前だよ!何でそんな事聞くの?笑』

    2008-01-12 04:01:00
  • 33:

    あいか◆NdOFY44k4.

    「……。」
    何故か真剣な顔で黙って私を見ている亮くん。意味が分からず笑い事じゃないのかな?と思って、亮くんが話し出すのを真剣な顔で目を見て待っていた。
    15秒くらい見つめ合っていると亮くんがニコって笑って話し始めた。
    「今あいちゃんが俺の目を逸らしたら本気じゃないんだろうなって思った。水商売長いから目見たら本当か嘘か分かるし。でも1秒もあいちゃんは目を逸らさなかった。だから葵に対する気持ちは本気だって分かったよ。もし逸らしたら殴って「もう来なくていいよ!」って言おうと思ったし。笑 俺あいちゃんを応援するよ。あいつが振り向いてくれるように頑張れ?」
    そう言ってくれた。店ぐるみ?って思ったけど、それでも嬉しかった。頑張ろうかなって思った。

    2008-01-12 04:09:00
  • 34:

    あいか◆NdOFY44k4.

    その頃仕事場の人に違う職場を紹介してもらい、そこで今までとは比べ物にならないくらいの給料をもらい始めていた。その分店に行く事も増えていき、週3は行くようになっていた。
    あ『そういえば私好きな人できたよ。』
    葵「誰だれ!?」
    店に行き始めた頃から葵には彼氏の愚痴もよく話していた。あきは付き合い始めた頃から鬱病を理由に大学に行かなかったが、その頃にはバイトにも行かず引きこもり生活をしていた。完全に私の金をあてにしているから。家賃は親に払ってもらっていたが、生活費、食費、デート代、高額になった時の光熱費、ありとあらゆるお金は私が全額出していたし、家事も全部私がやり精神的依存もされ「あいかに見捨てられたら俺は死ぬしかない。」が口癖だった。
    実は私もリストカッター癖と過呼吸を持ちたまにODをするほどの精神病者。そんな状況の上に「リスカはやめてほしい。」とだけ言われ続け、支えてもくれないあきとの同棲生活に耐えられるはずがなかった。

    2008-01-15 03:52:00
  • 35:

    あいか◆NdOFY44k4.

    そんな話も知っていた葵が私に彼氏以外に好きな人ができる事に何の疑問も持たなかったのだろう。無邪気に聞いてくる。
    『可愛くてかっこよくて面白い人だよ。』
    「へー。そうなんだぁ?何歳なの?」
    自分なのかと疑いもしない聞き方に少し笑ってしまい、私は葵を指差しながら
    『今私の目の前にいる人。』と言った。

    2008-01-15 03:57:00
  • 36:

    あいか◆NdOFY44k4.

    「へ?…俺!?」
    『そう。葵くんを好きになった。』
    「そっかぁ?」と言って何かニヤけていた。
    そんな顔を見てまた可愛いなぁと思う私がいた。でも付き合ってとは言わない。だから向こうも何も言わない。これは私のいつもの手だった。
    好きだと意思表示をしてから行動した方が、言わずに行動をするよりずっと効果がある。言わないと「何でこいつは俺の為にこんな事するんだろう。もしかして好きなのかな?」って迷わせるけど、好きと言っておけば「こいつ俺の事好きだからここまでしてくれるんだな。」に変わる。その積み重ねでいつか隣にいるのが当たり前になり、いざ「付き合って」と言った時にOKを出してくれる確率が高くなる。このやり方で断られた事は一度もなかった。

    2008-01-15 04:06:00
  • 37:

    あいか◆NdOFY44k4.

    単純に好きと言わずにいられない性格だからっていうのもあるかもしれないけど。笑

    でも葵には付き合ってと言うつもりはなかった。ホストと客が付き合える訳がない。ましてこんなかっこいい人が私みたいのを相手する訳がないと思っていたから、このままこの笑顔を見ているだけで充分だと思っていた。

    しかしこんな想いも1週間で崩れてしまう。

    2008-01-15 04:11:00
  • 38:

    あいか◆NdOFY44k4.

    ↑すみません。間違えました?
    1週間ではなく2週間です。

    2008-01-15 04:19:00
  • 39:

    あいか◆NdOFY44k4.

    好きだと口に出してから、完全に葵にハマっていた。葵しか見えなくなっていた。

    あきの事なんかほったらかしにしていた。そんな状況の中浮気までされていたんだからこっちだってしたっていいじゃん。と思っていたし、もう疲れすぎていて優しくしてやれる余裕すらなくなっていた。そんな時に現れた優しい葵に気持ちが向くのは当然と言えば当然だった。
    そんな気持ちの変化にあきは気付いたのだろう。突然「あいかが俺にとって必要な存在なのか分からなくなった。少し考えたい。」と言われた。

    2008-01-15 04:24:00
  • 40:

    あいか◆NdOFY44k4.

    『それで考えて、必要じゃないって思ったら別れるって事?』
    「そうゆう事になるね。」
    『ふーん。分かった。』
    今までの私だったら別れたくないと泣いて縋っただろう。でももうそんな気持ちさえなかった。修復しようという気もなかった。自分から別れを告げたら「死ぬ」って言うんだろうと思い言えなかったから、やっとこの人から解放されるんだ。そう思ったら嬉しささえ感じた。
    しかしこの男はつくづく自分勝手だ。依存をしながらも散々浮気をして、私の友達にも手を出した。それでうまくいかなかったら私の元へ帰ってくる。私から離れていく訳がないと思っているからだろう。それなのに私が自分の思い通りに傍にいてくれないと「必要ない」と別れを切り出そうとしている。何でこいつに私がそんな言葉を吐かれなきゃいけないんだろう。そんな事をぼんやりと思った。

    2008-01-15 04:36:00
  • 41:

    あいか◆NdOFY44k4.

    そんなやりとりをしたのがGW直前。そしてあきは元々GWは実家に帰ると言っていたから、次の日には実家に帰っていった。
    GWが終わる日、私はいつも通り朝まで仕事。仕事が終わり帰ってくるとあきは寝ていた。それを横目に私はいつも通りこたつで寝た。
    昼前にこれまたいつも通りお腹を空かせたあきに起こされた。

    2008-01-15 04:43:00
  • 42:

    あいか◆NdOFY44k4.

    とことん寝起きの悪い私はいつも活動できるまで30分はかかる。気を抜いたら二度寝してしまう為、横になったまま眠らないように必死になって煙草を吸っていた。そんな中あきが口を開く。
    「こんなタイミングでする話じゃないんだけどさぁ…」
    『…何?』
    決して機嫌が悪い訳ではない。寝起きが悪すぎていつも一言でしか会話ができない。全く頭が回らないし、理解力もなくなるので会話にもならないのがほとんどだけど。笑 これでも必死にしゃべっている。自分の中では。
    「こないだの話なんだけど…」

    2008-01-15 04:51:00
  • 43:

    あいか◆NdOFY44k4.

    『ん?…あぁ。うん。』考えるってやつか。
    「実家で考えてきた。」
    『それで?』
    「やっぱり必要ないと思った。」
    『別れるの?』

    2008-01-15 04:53:00
  • 44:

    あいか◆NdOFY44k4.

    「そう…だ…ね。」
    『ふーん。分かった。でも私仕事もあるし家もないから、しばらくは家いてもいい?』
    「うん。それは構わないよ。すぐ出てけなんて言わないから。」
    『ん。あとは?』
    「いや…それだけ。」

    2008-01-15 04:56:00
  • 45:

    あいか◆NdOFY44k4.

    『はい。ご飯は?』
    「食べる。」
    いつもの会話の一部分のような別れ話をして私達は別れた。
    付き合って8ヵ月。必死になって付き合ったし、付き合ってる間にも散々泣いて傷付いて、でも幸せな瞬間や笑い合った時もあったのに、こんなに呆気なく終わった。でもショックを受ける訳でもなく、当然泣く訳もなかった。
    実感がなかったっていうのもあったが開放感でいっぱいだった。何より葵に向いてる気持ちが大きすぎて、東京にいられるんだったらそれでよかった。

    2008-01-15 05:07:00
  • 46:

    あいか◆NdOFY44k4.

    別れた日、やっぱり私は葵の店にいた。
    『今日彼氏と別れたよー』
    「まじで!?」
    『うん。やっぱり必要ないってさー。笑』
    「これからどうするの?」

    2008-01-15 05:10:00
  • 47:

    あいか◆NdOFY44k4.

    『いや、何も変わらんよ。仕事辞めたくないし、ここにも来たいし。家まだいていいって言ってたから東京にはいるよ。』
    「そっか。よかったぁ。」
    『実家帰ると思った?』
    「うん。」
    『帰らないよ。笑 ちょっと前だったら帰ってただろうけど。』

    2008-01-15 05:13:00
  • 48:

    あいか◆NdOFY44k4.

    それから10日後、いつも通り店にいた。が、いつも以上に酔っ払っていた。ラストを向かえ上まで送ってもらい手を繋いでくれていた。
    『ねぇ、葵くん。』
    「んー?」
    『付き合って?』
    …ん?何言った私?これだけは言いたくなかったのに!完璧に酔った勢いだった。どうしよう。今更何でもないなんて言えないし。酔った勢いってすげーな…。

    2008-01-15 05:21:00
  • 49:

    あいか◆NdOFY44k4.

    しばらく沈黙が続く。明らかに困っている。やっぱ何でもないよ!と言おうとした瞬間、葵が口を開いた。
    「…本気?」
    『え、うん。』
    「明日まで考えさせて…。」
    『分かった…。』

    2008-01-15 05:24:00
  • 50:

    あいか◆NdOFY44k4.

    タクシーに乗せられ家に帰る。軽く酔いが冷めていた。
    考えるって何だ?本営するか考えるって事?てか普通に考えて彼女いるに決まってんじゃん!でも仕事上フラないよね…。でも本営されるくらいだったらフってくれた方がマシだし!どうしよう。てか何で言っちゃったんだろう…。
    こんな事が頭の中でグルグルしていた。
    どんだけ考えても言ってしまった事実は変わらない。もうどうしようもないんだ。そう腹をくくり、家に着いてからメールを送った。
    「今日もありがとう?さっきの事だけどもし彼女がいたり好きじゃなかったらフってほしい。それでも私は葵くんが好きだし変わらず店には通うから、本当の気持ちで応えてね?」

    2008-01-15 05:32:00
  • 51:

    あいか◆NdOFY44k4.

    このメールを送ってすぐに寝た。起きても返事はなかった。どうなるかは今日の夜にならなければ分からない。でもフラれるとしか思ってなかった。
    その日もいつも通り呼ばれ店に行く。隣には亮くん指名の涼子ちゃんがいた。涼子ちゃんとはすごく仲良くなっていたが、店自体が客同士の交流を禁止している為、葵と亮くんからはいつも目をつけられていた。しかしその日は満卓だったから涼子ちゃんの横しか空いてなかった。葵は明らかにまずそうな顔をしていたが、仕方なく私をそこに座らせた。
    実はその時すでに涼子ちゃんと私は連絡先を交換していた。毎日のようにメールをしていたから、私が葵の事を好きな事はもちろん告った事も知っていた。逆に涼子ちゃんは亮くんの事が好きだったから、お互いに応援し合っていた。
    涼「葵から返事言われた?」
    あ『まだぁ。多分帰りじゃん?』

    2008-01-15 05:52:00
  • 52:

    あいか◆NdOFY44k4.

    「うまくいくといいね。」
    『いや無理だよー…。昨日のメールもスルーだし。』
    「でも分かんないじゃん!」
    『うわーどうしよう。すごい緊張してきた…。』
    緊張すると胃が痛くなる私。来て早々胃が痛くなり、涼子ちゃんと話しながらもテーブルに顔を突っ伏していた。

    2008-01-15 05:56:00
  • 53:

    あいか◆NdOFY44k4.

    しばらくそうしてると葵が戻ってきて一言こう言った。
    「昨日の話だけど、付き合うよ。」
    『へ!?まぢで!?』ビックリした。ビックリしすぎてテンパっていた。笑
    「うん。」
    『本当に!?』

    2008-01-16 02:22:00
  • 54:

    あいか◆NdOFY44k4.

    「うん。」
    『本当に本当に本当!?』
    「うん。」
    『まぢで言ってる!?本当!?』
    しつこいくらい何度も聞くぐらい本当にビックリした。付き合うなんて言うと思ってなかった。だからこんなに訳分かんないくらい聞き過ぎて、次の瞬間言われた一言に頭が真っ白になった。

    2008-01-16 02:26:00
  • 55:

    あいか◆NdOFY44k4.

    「そんなに信用できないの!?もういい。リシャール卸したら付き合うから。」
    『…え?…リシャールいくら…?』
    「300万。それが卸せたら付き合うね?」
    意味が分からなかった。何も言えなかった。頭が真っ白になったし、目の前が真っ暗になって何も考えられなかった。
    …どうして?やっぱり本営?私があんなにしつこく聞き過ぎたから?でもどうして?分からない。こんなに好きなのに。…分からない。

    2008-01-16 02:32:00
  • 56:

    あいか◆NdOFY44k4.

    固まったままの私に何も言わず葵は別卓へ行ってしまった。その会話を聞いていた涼子ちゃんが私に話しかける。
    「葵最低!あんな奴やめなよ!」自分の事のように怒っている。
    『…うん。』
    「あんな事本気だったら普通言わないよ!あいちゃんが可哀想!」
    『…うん。もう分かんない…。』

    2008-01-16 23:32:00
  • 57:

    あいか◆NdOFY44k4.

    それから涼子ちゃんは私を気遣ってくれ、心配そうな顔でチラチラ見ながらも特に話しかけてはこなかった。
    少しの時間が経ち葵が戻ってくる。しかし顔を見る事ができない。気持ちの整理ができなくて話す事もできなかった。そんな様子を見ても、何事もなかったように話しかけてきた。でもそれも限界だった。必死に目を合わし声を絞り出した。
    『ごめん。しばらく戻ってこないで。』
    「何で?」
    『ちょっと今普通に話せる自信ない。しばらくしたらいつもみたいに話すようにするから、今はここに来ないで。』

    2008-01-16 23:40:00
  • 58:

    あいか◆NdOFY44k4.

    「分かった…。」
    そう言って葵は席を外した。それから元気にならなきゃと涼子ちゃんにも『ごめんねっ!飲もっ!やけ酒だぁ!』と無理矢理明るく振る舞った。そんな私を見て涼子ちゃんは何か言いたそうな顔をしていたが、一緒に酒に付き合ってくれた。
    しばらくすると店長が来てくれた。亮くんの次に店長には葵の事を相談していたから、すかさず『店長聞いてー!』と泣きついた。
    「どうしたんや?」
    『昨日葵くんに付き合ってって言ったの。って本人から聞いてる?』

    2008-01-16 23:47:00
  • 59:

    あいか◆NdOFY44k4.

    「いや、何にも聞いてねぇよ。」
    さっきのいきさつを全て話した。『…って事があって、もうどうしていいか分かんないよ。』
    「つぅかお前馬鹿やろ!何でそんなに疑うように「何で?」とか聞くんや?」
    『だって…私絶対振られると思ったもん。』
    「何で?」

    2008-01-16 23:51:00
  • 60:

    あいか◆NdOFY44k4.

    『だって私可愛くないし細くもないしあんな格好いい人に相手にされる訳ないじゃん。』
    「お前は他の女より自信あるとこないんか?」
    『……??』
    「前からお前の話聞いてて、他の女の誰よりもあいつを好きだって気持ちは強いと思ってた。顔だけであいつを好きだとか言ってる女よりは遥かにな。そうゆう真剣な気持ちだって思ってたから、そんなお前だから、俺も相談に乗ってた。違うんか?」
    『…違わない。誰よりも好きだよ。可愛さとかスタイルのよさだったら負けるけど、好きだって気持ちだけは誰にも負けない。じゃなきゃこんなヘコんだりしないよ。』

    2008-01-16 23:59:00
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