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【渡辺満里奈】50代、SNSを健やかに続けるために意識している自分なりのルール(with online)

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育児や家事、仕事などで時間に追われる毎日。さらに追い討ちをかけるのがホルモンバランスの変化や更年期などによる心身の乱れ。子どもは言うことを聞かないし、天気が悪いと体調を崩すし、SNSからはなんだか不穏なニュースが流れてくる……。残念ながらオトナの女性にとって「不機嫌」にならざるを得ないことが世の中には溢れています。
渡辺満里奈と家族のための料理「結婚して19年。なぜ今こんなにご飯を作ることに疲れてしまっているのか」
デビュー当時からずっと変わらないハッピーな雰囲気を纏い、タレントとして幅広くテレビやラジオで活躍中の渡辺満里奈さん。2005年にお笑い芸人の名倉潤さん(ネプチューン)と結婚。健やかに育った息子さんと娘さんは現在ともにティーンエージャーに。家事に仕事にと充実しつつも、忙しい毎日を送りながら、常に笑顔で幸せオーラで輝いて……。
そんなハッピーなイメージの満里奈さんも、50代に突入。実は私たちと同じで「不機嫌」だった!?
オトナになるのは、誰もが初めてのこと。肉体的にも精神的にも初めて訪れる変化に不安を感じる女性たちにそっと寄り添い、一緒に闘ってくれる満里奈さんのエッセイ!
今回のテーマは「SNSとの向き合い方」。
トレンドなどの情報を取得するためにも、人間関係を円滑にするためにも、SNSとは切っても切れない世の中になりました。一方で、SNSと共に育っていない大人世代の私たちにとっては、お作法がわからず、少し怖い場所でもあります。また、子どもたちのかかわり方も心配になるばかりで……。
発信者としてずっとSNSと付き合ってきた満里奈さんなりのルールとは?私の父はとても新し物好きでした。その昔スキューバダイビングが流行った時、いち早くアクアラングという海に潜るための大きなレギュレーターや酸素ボンベを購入していたし、オーブンレンジやワープロや、どんどん進化する家電を時々買ってきては満足していました。カーナビが出た時にも家族に自慢げに披露していましたが、車を示す三角マークは、結構な頻度で道を外れ川を流れ、海に落ちていました。新しいものはまだまだこれから進化をするということなので精度も低いし、値段も高い。そんな時代でした。家計を考える母は呆れつつも大変だっただろうな。
私も父に似たのか、新しいものが大好きです。新しいものが出るとワクワクしてすぐにでも試してみたくなります。若かりし頃、携帯電話や次から次へと新しくなる家庭用ゲーム機はどれだけ買い替えたでしょう。どんどん小さくなり性能が上がるデジタルカメラ、ビデオカメラもやたらと欲しくなっていました(そしていくつかは実際購入しました)。
なんとか手が届く値段になってきたパソコンが出始めた時には、Windows 95をどうしても使ってみたくて「えいやっ!」とどでかい機器を導入。インターネットなるものを繋ぎ、ブラウザとかドメインとかアドレスとか使い方などまだまだわからなかったけれど、メールとチャットができるというだけで世界が大きく広がり、できる女になったような、機器と同じように随分とどでかい気持ちになっていました。まったく、1ミリも、そんなことはないのですが。
そんなミーハーな私なので、SNSが登場した時には「面白そう!」と早速飛びつきました。まずは2010年にTwitter(現・X)を始め、何をつぶやけばいいのやらとおそるおそるつぶやいたことを思い出します。続いて、写真も投稿できるというFacebook。私に伝えるべき日常はあるのか!?と思いながらも個人アカウントを立ち上げたのは2011年。
Instagramを始めるのはもう少し後。2013年にアカウントを作ってはみたものの、おしゃれな写真じゃないとダメなのか?と思っていたので初投稿まではかなり迷いました(笑)。ただでさえマメではない自分がこんなにもたくさんのSNSを使いこなせるわけがないと気づくのに時間はかかりませんでしたが、それでも続けてしまう。やはりSNSには人を惹きつける不思議な魔力があるのは確かです。
しかしSNSは時に戦場です。特にXではあちらこちらで燃やし尽くされ灰になっているアカウントが見受けられます。1週間もすれば何もなかったようにまた動き出すのですが、凄まじい大炎上などを見ると、「怖いわぁ……」と震えることもあります。優しい言葉や美しい言葉と、分断を煽る罵詈雑言が渾然一体となっているその荒野を見てなおSNSを続けるために私は、自分の中にルールを決めています。
・人を傷つける言葉を使わない
・何度も読み直して、本当にこれを上げていいか考える
・できるだけ肩の力が抜ける脱力系つぶやきを目指す
・時々やわらかく、まじめな本音を言う
(3、4番目を除いて)極々当たり前のことのように思いますが、感情が揺さぶられたときに勢いで使うとそれができなくなることもあるようです。震災時にそれは顕著でした。
東日本大震災が起こった後、電話が繋がりにくくなるなど連絡手段は極端に制限され、リアルタイムで現状がわかるのが当時のTwitterでした。今何が起こっているのか。誰がどこで何をしているのか。電話もできなかった時にTwitterは非常に便利に思えました。いざという時の連絡方法にしようと、アカウントを持っていなかった夫にもアカウントを作ってもらいました。しかしそれと同時に「デマ」も日本中を飛び回ったのでした。
日常が壊れた時、非日常は人々を興奮させます。状況がわからない中どうしようもない不安に駆られて、普段ではしないような判断をしてしまうこともあるかもしれません。SNSを使う際に気を付けるもうひとつのルールは、「それは本当のことなのか?」と常に疑うことです。私たちは見たいものを見て、聞きたいことを聞くという習性があるようです。自分が信じたいものを容易く信じてしまうから、自戒を込めて、自分にはそういう側面があると肝に銘じ、できるだけ幅広い情報を得て考えることを怠ってはいけないと思っています。
赤ちゃんでも感覚で操作ができてしまうスマホが出た時、それはもちろんすぐに買いました。インターネット黎明期を通ってきた私のような世代とは違って、子どもたちは生まれた時からスマホを操っているデジタルネイティブです。スマホがあって当たり前。いや、スマホがないと生きられないのではないかというくらい朝から晩までかじりついています。親としては呆れてしまうばかりですが、実はあまり子どものことは言えないなと時々自分を顧みて思います。
でも彼らは未成年。自分のルールを作ってほしいと願い、禁止するばかりではなく、使い方をきちんと伝え続けなければいけないと常々思っています。
・悪口を書かない
・許可なく人の写真を共有しない
・知らない人と話さない
と、そうは言っても、きっと人を傷つけたり傷つけられたりすることでしょう。失敗を繰り返しながら、SNSだけではなく、その向こうにいる大切な友だち、「人」と誠実に向き合うことを伝え続けるしかないのです。自戒を込めて。
提供元:Yahooニュース