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〜KOKORO〜

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  • 1:

    名無しさん

    「お前って俺が浮気したら絶対やり返すってタイプやな。まあ俺は浮気なんかすることないけど。」嫌味っぽく、でもどこか悲しげに君が言った台詞をフッと思い出した。 気付けば別れて4年の月日がたっていた。

    2008-02-02 07:51:00
  • 2:

    名無しさん

    私はごく普通の中学生で、成績も普通、部活動も普通にしていたし、これといった特技もなかったけど、本当に普通に毎日を過ごしていたんだ。まだ恋なんて知らない。恋に恋するくらい幼かったんだ。

    2008-02-02 07:59:00
  • 3:

    名無しさん

    君はといえば、どっちかといえば不良。やんちゃな集団に絶対いて、田舎の中学校だから余計に目立っていた。私の中では確実に学年で1番のイケメン。3年生で同じクラスになったとき、どうにか仲良くなりたかった。

    2008-02-02 13:46:00
  • 4:

    名無しさん

    こんなよくある設定で、でもこれが私と君の物語りの始まりだった。

    2008-02-02 13:49:00
  • 5:

    名無しさん

    でもクラスが一緒になったからって、話しも本当にしたことなかった。あの日までは。 2学期が始まり体育祭も終わり、もう1つのイベント。そう、文化祭まで2ヶ月をきったころ。私はいつもどおり帰り支度をしていた。

    2008-02-02 13:54:00
  • 6:

    名無しさん

    「あみぃぃ〜。」 と声をかけてきたのは隣のクラスの知佳。他愛もない話し。 そこへ1人の男の子。小学校のときからの同級生で、やんちゃ組の1人敦也が私のもとへとやってきた。 敦「おい!ちょっと話しあるんやけど。お前俺らのバンドのボーカルせん?」 ………いきなりの話しで状況がつかめない私をみて、敦也はまさくんを呼んだ。 藤井 雅広。この人に私は恋をする。切ない、悲しい、どうすりこともできない恋だけど、このときはただただ、まさくんと仲良くできるきっかけに舞い上がっていた。

    2008-02-02 14:06:00
  • 7:

    名無しさん

    雅「俺らがバンドしてることしってるやろ?ボーカル探してるねん。健吾がボーカル出来んくなってん。」 雅は詳しく話し出した。 どうやら文化祭で有志バンドをしたいらしい。

    2008-02-02 14:09:00
  • 8:

    名無しさん

    放課後ということもあり、まわりには仲良しな子が誰もいない。       【あれ?そういえば知佳!!逃げたな!】 そう思いながら、敦也と雅の話しを聞いてた。 「私…でもみんなの前で歌うとか無理。」 そういったとき、残りのメンバーの太郎がやってきた。 「まだ説得できてないん〜?笑 あみちゃんさ、この前リカとカラオケいったやん?歌うまいってきいてさあ〜」太郎がいう。

    2008-02-02 14:17:00
  • 9:

    名無しさん

    だんだんと謎がとけてくる。何の接点もなかったのにどうして私?そんな疑問がようやくとけた。
    「どうしよかなあ〜とりあえず1日考えさせて。」 「1日考えるだけで答えわかる?無理やろ?だったらやっぱりやるって言っとけよ。俺らがバックから支えたるから大丈夫や。」 すごい!白い歯が光っている!!そんな笑顔で雅が言った。

    2008-02-02 14:23:00
  • 10:

    名無しさん

    「うん、わかった!やってみる。」
    私の返事に3人が「まじ?やったな〜これでまた活動できるわ。あっ、ちなみに毎週3回雅の家で練習やから。」 そんなこんなで1日が終わった。

    2008-02-02 14:27:00
  • 11:

    名無しさん

    それからはほとんど毎日やんちゃ組とからんでいた。もともと賑やかな性格だったし、話しも盛り上がる。練習も楽しかった。敦はギター、太郎はベース、雅はドラム。放課後4人で雅の家に帰る。 
    私達がコピーに選んだのは【JUDY AND MARY】

    2008-02-02 22:33:00
  • 12:

    名無しさん

    私は体が弱かったからよく学校を休んだ。そんな日は必ず敦、雅、太郎の順番で電話がかかってきた。 《優越感》誰もが近寄りたい存在の彼らと、学校でも放課後でも、そして家に帰ってからも独占している気分だった。

    2008-02-02 22:38:00
  • 13:

    名無しさん

    とは言うものの、雅以外の2人には彼女がいた。雅にも… 。
    雅にはずっと私の幼なじみを好きだと言う噂があった。

    2008-02-02 22:43:00
  • 14:

    名無しさん

    「なあなぁ雅くんってな〜舞のこと好きなんやろ?」 いつか電話できいた。 「あ〜いろいろ噂なってるみたいやな。でも最初は好きかと思ってたけど、噂が大きくなりすぎてそこまで好きか疑問になってきた。笑」雅くんはこう言ってたけど、そのあと雅くんは舞と付き合いはじめた。
    でもやっぱり言ってたみたいに、それほど好きじゃなかったらしくて2週間ほどで別れた。

    2008-02-04 01:48:00
  • 15:

    名無しさん

    舞と付き合っているあいだも雅くんとは連絡をとっていた。普通に電話をする毎日。それが当たり前だった。当時ちょうど携帯にiモード機能がついたりした頃。田舎の中学だったし携帯をもっているのは極小数。メンバーでは雅くん以外がもっていた。

    2008-02-04 01:54:00
  • 16:

    名無しさん

    普段は雅くんとは家の電話を使っていたけど、携帯をかったらすぐに連絡してくれると言っていた。
    その頃バンド活動は順調で、本番まで1週間きったところだった。

    2008-02-04 01:58:00
  • 17:

    名無しさん

    前日、いつものように電話をしていた。
    「緊張する?」私がきくと、「緊張より楽しみの方が大きいな!頑張ろな。もし不安になったら後ろ向いて。俺がめっちゃ支えてやってるって実感させたるから。」あ〜この人ほんま優しいな。好きなったかも。このときが雅くんを好きになった瞬間だったと思う。

    2008-02-04 02:03:00
  • 18:

    名無しさん

    当日は大成功。私は安心したのと同時に寂しさを覚えた。私がバンドを約束したのはこの文化祭まで。
    ということは、これで私達の関わりが消えるということになる。

    2008-02-04 14:32:00
  • 19:

    名無しさん


    (寂しい。寂しい。寂しい。)

    2008-02-04 14:34:00
  • 20:

    名無しさん

    こんな私の不安を知ってか知らずか…みんなはなぜか楽しそう。

    2008-02-04 14:41:00
  • 21:

    名無しさん

    age

    2008-02-04 16:45:00
  • 22:

    名無しさん

    その日の夜。
    私はまだ寂しい気持ちを引きずったままでいた。そんなときに、家の電話がなった。プルルル…
    この時間帯はいつも雅と電話していた時間だ。もしかして…。

    2008-02-05 03:02:00
  • 23:

    名無しさん

    期待通りの雅からの電話だった。嬉しすぎっっ!
    「あみ?今日はお疲れ。意外と緊張してなかったみたいやん。ずっと涙目だったけどな。笑」       「ほんまに。泣くかと思ったし。笑 がらになく緊張したわよ〜」

    2008-02-05 03:11:00
  • 24:

    名無しさん

    いつもとかわらず他愛もない話し。恥ずかしくて言えなかったけど…すっごい嬉しかった。気にかけてくれる優しさ。無邪気な声。つられて笑えることがこんなにも心地よくて、幸せなんだって初めて知った気がした。

    2008-02-05 03:17:00
  • 25:

    名無しさん

    今までも彼氏がいたけど、所詮田舎の中学。噂になった途端気まずくて話せなくなる。まだまだ恋に恋してる感じでキスなんて滅相もない。って空気だった。

    2008-02-05 03:19:00
  • 26:

    名無しさん

    雅は優しい心を私にくれた人。優しい、優しい、優しい心を。このときは本当に優しい心だけを与えてくれた人だった。

    2008-02-05 03:23:00
  • 27:

    名無しさん

    11月10日の文化祭が終わったあとも雅や太郎、敦也とは仲良しなままだった。 12月16日。知らない番号からの電話が携帯にかかってきた。         「もしもし?」
    「あっ俺!雅やけど。携帯やっと買ってもらえて〜登録しといてな!メールは番号@ドコモやから。」   「了解〜」嬉しい。これでほんまに毎日連絡とれるやんって単純に嬉しかった。

    2008-02-05 03:32:00
  • 28:

    名無しさん

    前日もいつものように電話をしていた。      「なあなぁ〜そろそろ話題もつきてきたな。」    確かに。毎日電話していていろんなことを話した。家族の話。過去の恋愛。学校でのこと。そして将来の話。雅には建築士になりたいという立派な夢があった。いつもはやんちゃ組にいる雅だったが、しっかりとした考えがあった。そんなギャップにまた惹かれた。 とまぁとにかく話題がつきた私達。

    2008-02-05 03:54:00
  • 29:

    名無しさん

    「明日は2人でぶっちゃけ大会しよ〜。」私はもう雅に対しての気持ちが大きくなりすぎて、この関係を一歩もニ歩も発展させたかった。フラれるなんて考えてなかった。何となくだけど。もしフラれたとしても友達でいられる気もしたし、こうなったら言ってしまえって感じだった。

    2008-02-05 04:04:00
  • 30:

    名無しさん

    運命の12月24日。寒さも吹っ飛ばすくらいの暖かい気持ちが自分の中に生まれていた。終業式が終わって学校から帰ってきて、何だかウキウキがとまらない。そしてその中に少しのドキドキ。プルルル…
    きたっっ!!!

    2008-02-05 04:09:00
  • 31:

    名無しさん

    「もしもし?」 相手はもちろん雅だった。何だか一気に緊張してきた。最初の1時間くらいは学校の話や冬休みの話。       
    (そろそろ…)

    2008-02-05 16:41:00
  • 32:

    名無しさん

    お互いさすがにシビレを切らしてどちらからとなくぶっちゃけ話しになった。 もちろんぶっちゃけるのは今の恋愛事情。雅は舞と別れたばっかりで、私も別れたばっかりだった。

    2008-02-05 16:43:00
  • 33:

    名無しさん

    雅「どっちからぶっちゃける?」          あ「ん〜じゃんけんで決めようやぁ!」       電話でじゃんけんとか本当に可愛い話しで。結局私が負けた。
    (こうなったらゆうしかない!)

    2008-02-05 19:58:00
  • 34:

    名無しさん

    私はすごく回りくどく話した。
    「今中3やん?しかも12月やん?これから先な、1回も話したことない子とめっちゃ仲良くなって、好きになる確率って低いやん?じゃあ、やっぱり今まで仲良くなった子に限られてくるやん?じゃあ決まってくるかな〜ってか決まった!」
    雅はずっと「そうやなあ。そうやなぁ。」と共感してくれていた。

    2008-02-05 20:51:00
  • 35:

    名無しさん

    「で、誰なん?好きな人?」雅が聞いてきた。    
    沈黙……。とても長く感じられた。        「私は、、」といったのと同時に、「俺はあみが好きや。」と雅がいった。

    2008-02-05 21:34:00
  • 36:

    名無しさん

    えっ?えっ??
    え〜〜〜〜〜〜?    今私のこと好きって言った?うん、確実言ったやんな。やばい〜バクバク止まらんし。それより返事せな。「私もな、雅に決まってん。雅しかおらんって。」興奮して自分で何を言っているのかわからなかった。 「落ち着け。笑 じゃあ〜今日からよろしくな。」  そっか、今日から私、雅の彼女になるんや〜。

    2008-02-05 21:39:00
  • 37:

    名無しさん

    何て幸せな気分なんやろ。初めて味わう気分。もぅ幸せすぎて恐いくらいだった。このときの幸せな気持ちをいつまでも忘れなかったら、私達は今でも付き合ってられたかな?雅の夢を隣で応援するのは私でいられたのかな?
    この日から私は醜い自分を見ない日はなかった。雅がくれた優しい心がどんどんと壊れていく。自信がなさすぎて自分を守ることで精一杯だったんだ。

    2008-02-05 21:47:00
  • 38:

    名無しさん

    12月24日。私達の記念日。クリスマスイヴが記念日って素敵やん。っていう感覚しかこのときはなかった。次の日遊ぶ約束をした。もちろん雅の家で。彼女として初めて雅の家にいく。バンド練習で何回も行った家なのに何もかもが新鮮に感じた。         12月25日。化粧もまだしたことのない私。格好も全く色気のない、幼い服装で遊びに行った。

    2008-02-05 22:41:00
  • 39:

    名無しさん

    家についたのは1時半。何回も行ったことがあって雅のお母さんとも仲良く話せたし、玄関まで雅が迎えにきてくれた。
    「いらっしゃい。」雅が満面の笑みで迎えてくれた。この笑顔が大好きだった。この笑顔に何度も助けられた。雅は自分がどんな状況でも人に不安を与えることはしなかったんだ。

    2008-02-05 23:28:00
  • 40:

    名無しさん

    その日はベッドに2人で座り込んで手をつないで話した。って言ってもほとんど私が一方的に話しただけで、雅はニコニコしながら聞いてくれていた。緊張していたのと、沈黙が嫌だったのとで4時間話しっぱなしだった。

    2008-02-05 23:33:00
  • 41:

    名無しさん

    幼い2人の恋愛。誰もがうらやむくらい眩しかったと思う。冬休みはお正月とかもあったけど、田舎でとくにイベントもなく、初詣もお互い家族と行った。その時間帯をうまく合わせて、人込みの中で一瞬会っただけで幸せだった。

    2008-02-05 23:51:00
  • 42:

    名無しさん

    付き合って3日目、私達は私の地元の小学校で会う約束をしていた。私の家は離婚寸前の両親と兄、祖父の5人家族だった。だから私の家にくるのはNGだった。雅は家族の状態なんかも全部知った上で守ってくれるといった。優しい雅。でも雅の家庭も少し複雑だった。仲良しな両親はいたものの兄2人が今でいうところのニート。雅は将来この家族を養わなければならない存在だった。

    2008-02-06 00:07:00
  • 43:

    名無しさん

    先に小学校についたのは私の方だった。雅はそのあとすぐに自転車できた。雅の姿が見えるとなぜかニヤけてしまう。好きな人をまつときってすごい幸せで、1人でニコニコしてた。端から見れば変わった子に思えただろう。
    2人でベンチに座り、手をつないで、雅は自分のポケットにつないだ手をいれた。

    2008-02-06 00:25:00
  • 44:

    名無しさん

    12月ももぅ終わる。空気はとても冷たくて、痛かった。今日みたいな寒い日に公園デートならぬ小学校デート。時間はとても早く過ぎた。帰り際、雅は「休み中も会えるときは、会えるよおにしよう。」といって抱きしめてくれた。静かな時間が流れた。聞こえるのは2人の心臓のドキドキだけ。お互い自然にキスをして、離れた。帰り道、私はさっきの光景を何度も思い出していた。
    確かに2人のあいだに幸せな時間、空間が存在していた。

    2008-02-06 02:49:00
  • 45:

    名無しさん

    1月。始業式。私達は休みの間も毎日電話をしていた。付き合ってから初めての学校。3年も通った通学路も教室も何もかもが新鮮というか、鮮やかに見える。祝福してくれているような錯覚すらあった。私達の仲はすぐに噂となったが、逆にみんなの前でも気にせず話せるようになってラッキーだった。

    2008-02-06 16:12:00
  • 46:

    名無しさん

    学校が始まった方が私達にとっては好都合だった。毎日朝8時半から3時までは必ず一緒にいられたし、帰りは2人で仲良く帰宅。ほとんど毎日雅の家に行っていた。もちろん受験生だったし、勉強するという口実で。そして帰りは家の近くまで必ず送ってくれた。

    2008-02-06 16:33:00
  • 47:

    名無しさん

    1月13日。学校が始まって1週間ほどたった日。私達は結ばれた。毎日キスをたくさんしていて、それ以上をお互いが求めるようになった。まだ中学生だったし田舎だったので、まわりにHした子も2人程度。幼いゆえの興味もあり、好奇心だけだったと思う。

    2008-02-06 16:59:00
  • 48:

    名無しさん

    IKKO

    2008-02-06 21:53:00
  • 49:

    名無しさん

    読んでます?

    2008-02-06 21:59:00
  • 50:

    名無しさん

    読んでくれている方ありがとうございます?今から少し書きます???

    2008-02-06 22:13:00
  • 51:

    名無しさん

    そこから2人の距離は本当に近くなった。初めてHをした日。すごく痛くて、涙目だった私にすごく優しくしてくれた雅。お互い初めてで少しぎこちなかったけど何とか最後までした。Hしているときの雅の顔はすごくキレイでかっこよかった。優しさと男らしくリードしてくれたことにますます惚れた。

    2008-02-06 22:42:00
  • 52:

    名無しさん

    1回目のHをしたあと、雅は「俺が幸せにする。あみ以外好きになれれへんと思う。てかならんから。」といってニッコリ笑ってくれた。私は「絶対雅だけやし、めっちゃ好きや。」と答えた。

    2008-02-06 22:55:00
  • 53:

    名無しさん

    それからも毎日が楽しかった。学校ではお互い友達を優先したりしていたけど、同じクラスだったからお互いの行動は把握できていたし、昼休みは屋上へいく階段でいっぱいキスをした。

    2008-02-06 22:57:00
  • 54:

    名無しさん

    相変わらず家にもお邪魔する毎日。2回目、3回目と肌を重ねる回数も増えていった。
    私の雅に対する思いは《好き》という言葉だけでは表現できないくらい大きなもので、幼いながら結婚するのは彼だと信じてやまなかった。

    2008-02-06 23:04:00
  • 55:

    名無しさん

    ある日私はいつものように何気なく雅にメールをした。でもその文中に「これからもずっと雅の彼女でいさせてな。」とうった。すぐに電話がかかってきた。何だろ?と思って電話にでると雅は「さっきのメールやけどな、ずっと彼女でいいん?俺はそんな気じゃないで。」 と電話からでも真剣さが伝わってきた。でも私は意味がわからなくて黙っていた!続けてそのあと「ゆくゆくはお嫁さんになってくれな困るわ!」と雅は照れながら言った。

    2008-02-06 23:13:00
  • 56:

    名無しさん

    私は嬉しくて泣いてしまった。嬉しくて嬉しくて…本当に嬉しすぎた。雅はびっくりして、オドオドしていたけど、私はこの人と一緒になりたいと改めて思った。

    2008-02-06 23:18:00
  • 57:

    名無しさん

    私達は2人の決め事をした。まずは絶対に異性と関わらないこと。お互い独占欲が強くてヤキモチやきだったから。関わったら絶対に嘘をつかずに話すこと。嘘はどんなときでもついてはいけない。何をしているかは逐一報告すること。言いかけたことは最後まで言うこと。
    このときは良かった。でもこの約束はあとで自分の首をしめることとなる。

    2008-02-06 23:25:00
  • 58:

    名無しさん

    約束をしたとき、雅は「我慢させてしまうかな?」と心配していた。でもお互いが嫌なことは絶対にしない!ということが最低条件だったし付き合うなら当たり前のことだと思った。私は「我慢じゃないで。我慢って嫌なことを耐えることやろ?この約束は好きな人のために頑張るだけのことやん。我慢じゃないから!」と伝えた。

    2008-02-06 23:33:00
  • 59:

    名無しさん

    それからお互い約束を忠実に守っていった。でもまだたかが中学生。携帯をもっている子も少数。メモリーが増えることもない。だから当たり前に守ることができた。

    2008-02-07 00:08:00
  • 60:

    名無しさん

    一般入試より早く受験が終わった私達。そのあと、卒業までの1ヶ月はもちろん遊びほうけていた。勉強する友達が可哀相に思えるほど、毎日毎日遊んで、土日もほとんど一緒に過ごした。誰にも渡したくない!私の独占欲はますます増していった。でもそれは雅も同じで、どちらかといえば雅の方が束縛が激しかった。

    2008-02-07 00:52:00
  • 61:

    名無しさん

    私は雅と付き合って変わった。それまでは男女共に仲良く積極的に話せたのに、付き合ってからは人見知りが激しくなった。雅だけがいればいいという思いがあったのは確かだけど、だんだんと雅に依存することで自分の存在価値を見出だしていたのだろう。
    外見もまわりからおとなっぽくなったとか、キレイになったとか言われた。恋をするときれいになるというのは本当なんだと実感した。

    2008-02-07 02:04:00
  • 62:

    名無しさん

    この頃、テレビでは《2001年の男運》という番組がしていた時期だった。
    私の2001年はめっちゃいい男運やなあ〜なんて思いながらテレビをみていた。

    2008-02-07 02:09:00
  • 63:

    名無しさん

    春休みに入るとすぐトラブルがおこった。                 生理がこない…。                雅と付き合って3ヶ月。初めてした日からその後もたくさんしていた。でも幼いながらに子どもだけは作ってはいけない!という意識はお互いにあった。Hのときは必ずゴムをつけていたし、妊娠しているはずがなかった。

    2008-02-07 02:31:00
  • 64:

    名無しさん

    雅は私の生理周期をだいたい把握していた。    「あみ?最近生理きた?」心配した雅が聞いてきた。 「………きてないねん。」 
    静かな時間が空気を余計に重くする。

    2008-02-07 02:35:00
  • 65:

    名無しさん

    先に沈黙を破ったのは雅の方だった。
    「…そっか。この前なHしたときな、ゴム破れてたみたいやねん。だから…」 なんか気まずい雰囲気。 その日はお互いブルー。というよりブラックな気分でバィバィした。

    2008-02-07 02:38:00
  • 66:

    名無しさん

    その夜友達のサキに相談した。サキは「悩んでも仕方ないから検査しよ。なっ!私がついててあげるから。」と優しく言ってくれた。  次の日サキと薬局に行き検査薬をかった。私を見た店員は明らかに軽蔑の目をしていた。それもそのはず。見た目はどこからどうみても中学生そのものなのだから。

    2008-02-07 03:52:00
  • 67:

    名無しさん

    すぐに検査した。    ドキドキする。もし妊娠していたら雅はどうするんやろ?でも当たり前やけど産めるわけないしなぁ。。なんて考えながら。                結局妊娠していなかった。            ほっとしてサキに泣きついた。嬉しいのか、悲しいのかよくわからない感情だったけど安心したのは確かだった。

    2008-02-07 04:25:00
  • 68:

    名無しさん

    雅の答えは現実的。私はどんな答えがほしかったのだろう?もし「できたら産んでな。」と雅が言っていたら《無責任すぎるやろ?》って幻滅していたと思う。どう答えていても、雅の答えには腹がたっていたんだろうけど、でも、なんだか言い表せない虚しさがあった。

    2008-02-07 14:41:00
  • 69:

    名無しさん

    私の学年は7クラスあったけど、私はほとんど他のクラスと関わることはなかったし、クラスの男の子と関わることもなかった。雅を裏切る行為だけは絶対にしなかった。

    2008-02-07 21:55:00
  • 70:

    名無しさん

    でもそれは雅も同じ。雅の学校は入学してすぐに合宿があった。学年での合宿だったから女の子ももちろんいて、合宿の2泊3日間が精神的にとてもしんどかった。でも毎日少しの時間、先生の目を盗んで電話してきてくれた。メールも暇を見つけては送ってきてくれた。仲良くなったクラスの友達には「俺の彼女可愛いねん」とプリクラを見せたりしていたらしい。

    2008-02-07 22:25:00
  • 71:

    名無しさん

    季節は夏。7月。相変わらず【仲良しな2人】ということになんの変わりもなかった。毎朝「おはよう」 というメールからはじまって何かある度にメールをする。「今から〜する。」 とか「今から〜いく。」 とか「〜してた。」 とか本当に何もかもメールして、離れていても常にお互いの行動を把握していた。

    2008-02-08 03:02:00
  • 72:

    名無しさん

    こんなことが当たり前の日常になると「お風呂に入る」という一言のメールがないとイライラしはじめた。「おやすみ」を言わずに寝た次の日は必ずケンカした。メールを送らなかった方が2人の中では悪者。そうやって感覚がどんどん変になっていった。自分の首をしめるはめになっていった。

    2008-02-08 03:08:00
  • 73:

    名無しさん

    それでもそんな風に求め合うことが愛だと信じていた。これが雅と私の愛の形だと。独占欲で相手を束縛することが愛だと。でもそれは自分を無くして相手の思い通りに生きることでしかない。自分の意志がどこにあるのかわからず、お互いが相手の意志で、でもまだ何の不満もなかったからやっていけた。

    2008-02-08 03:29:00
  • 74:

    名無しさん

    夏といえば花火。7月の終わりにひろくんカップルと花火にいく約束をした。ひろくんたちは会場まで近くだったので先についていた。私達は雅のママに会場まで送ってもらった。ひろくんたちと合流して、花火の時間になった。私達カップルのうしろにひろくんたちが座って見た。私達はずっと手を繋いでくっついて、咲いては散る花火を、ありきたりな「キレイ」という言葉を交わしながら見ていた。どこからみても幸せそうな2人。あのまま時間がとまればよかったのに。

    2008-02-08 03:57:00
  • 75:

    名無しさん

    この頃ちょうど離婚間近だった両親の正式な離婚が決まった。私の父はこどものまま歳だけとったような人で、自分の家庭を省みずパチンコをする人だった。母は身体が弱く、肺も片方しかなくて、しょっちゅう寝込むような人だった。母親は大阪の資産家で生まれ育った。反対に父はド田舎の金もない家で生まれた。しかし父は3人兄弟の末っ子で長男として生まれた為、私にとってのおじいちゃんから大切に大切に育てられた。

    2008-02-08 13:21:00
  • 76:

    名無しさん

    母は父と結婚するとき、大阪の家と親子の縁をきられた。そこまでさせて結婚したのに父は母を大事にしなかった。母だけでなく、自分の両親も、私と兄もいてもいないのと同じだった。幼いとき、父が家にいた記憶はほとんどない。いつも10時すぎに帰ってくる父を父だと認識しはじめたのは小学校に入った頃だった。母の父親が亡くなったとき、遺産は10分の1の1千万しかもらえなかった。そのお金は父と父の父で10年もしないうちに使ってしまった。母は自分の洋服もできるだけ安いものを選んでいたが、父は付き合いだといってゴルフクラブも何年かに1回新しく買ったり、とにかく人のお金で派手に遊んでいた。

    2008-02-08 13:32:00
  • 77:

    名無しさん

    離婚が正式に決まって引越しをした。市営住宅の入居は順番待ちだったため、私達親子は県が支援している寮にまず入った。寮といってもワンルームマンションみたいなもので、寮らしいところといえば門限が決まっていたこと、外泊届けがあったこと、お風呂が順番制の共同だったとこ、あと家族以外の男子が禁制だったところ。雅とはやはり雅の家で遊ぶことが多かった。

    2008-02-08 13:54:00
  • 78:

    名無しさん

    いつか雅にケンカしたときに言われた。「あみは自分の親みたいになりたくないやろ?離婚とかしたくないやろ?だったらきちんと話し合って解決しよ!」って。でも最後は話すチャンスすらくれなかったね。

    2008-02-08 14:19:00
  • 79:

    名無しさん

    私は雅に謝った。    「なんかゴメン。ふらついて。信用失ったよな?」 私のしたことは雅を確実に傷つけていた。でも雅は、「俺こそゴメン。俺にも非があると思う。もう1回チャンスちょうだい。もっといい男になってよそ見できんよおにさせたるから。笑」とあっさり許してくれただけでなく、私よりいっぱい謝ってくれた。

    2008-02-08 14:39:00
  • 80:

    名無しさん

    雅の優しさを感じた。それだけで満足すればよかったのに。私は馬鹿で、身勝手で調子にのって、私は悪くないと思ってしまったんだ。雅の優しさを勘違いして、雅に甘えて自分のことしか考えなかった。

    2008-02-13 23:16:00
  • 81:

    名無しさん

    その事件があったあとも、雅はすごく優しくていつも私のことを気にかけてくれた。私を愛してくれた。毎朝モーニングコールをするのは私じゃなくて、雅。朝が苦手な私を雅が毎朝優しい声で起こしてくれる。どうしてそれだけで満足できなかったのか今でも不思議でしょうがない。

    2008-02-13 23:45:00
  • 82:

    名無しさん

    8月も半ば。付き合って初めて雅の誕生日を迎えた。私はお母さんの友達の民宿でたまにバィトさせてもらっていた。2〜3回しかしてなかったので予算は1万円。サーフブランドのサーフペンダントを買った。アクセサリーなんてまだまだ自分で買ったりしない年頃だったし、雅はすごく喜んでいた。

    2008-02-14 00:35:00
  • 83:

    名無しさん

    誕生日当日は雅の家で、雅のお母さんが買ってきてくれたケーキを食べた。もちろん誕生日になった瞬間にメールを送った。「雅と付き合えてよかった。これからもずっと一緒やからね。」って。素直な気持ちだった。雅のことが大好きだった。

    2008-02-14 00:54:00
  • 84:

    名無しさん

    16歳の誕生日を迎えて、雅は中型バイクの免許をとった。バイクのことはよくわからなかったけどXJRというバイク。ヤンキー御用達って感じのバイクだった。免許をとってから雅のママが「まだ危ないし、あみちゃんのせたらあかんよ!」と言っているのを聞いた。1番に乗せてほしかったけど、言い付けを守っていたから初めて乗ったのは免許をとってから3ヶ月後だった。

    2008-02-14 02:39:00
  • 85:

    名無しさん

    10月になると私の地元の祭りがあった。私は雅と行く約束をした。オシャレにも気を遣いだしていて、ようやく化粧もなれてきた頃だった。普段私が化粧をすると雅は決まって不機嫌な顔をした。だからたまにでかけたりするときだけ化粧をすることにした。祭りの日はとびっきり可愛くした。

    2008-02-14 03:59:00
  • 86:

    名無しさん

    雅のバイクで家までいって、そこからはママに車でつれていってもらった。  神社につくとお酒を渡されて、飲めない私をかばって雅も強くないのに飲んでくれた。祭りのお兄ちゃんに「彼氏なあー彼女甘やかしたらあかんで!」 と言われて軽く頭をたたかれていたけど、雅は気にすんなという風に頭をなでてくれた。

    2008-02-14 13:21:00
  • 87:

    名無しさん

    11月。バンドをしたころから1年がたっているんだとしみじみ思った。学年で1番かっこよかった彼と付き合えて、愛されて、あと1ヶ月たてば1年記念になる。11月は私の誕生日があった。4月頃からずっとほしがっていたTIFFANYのオープンハート。雅は私の首にかけてくれた。

    2008-02-14 15:07:00
  • 88:

    名無しさん

    誕生日になった0時ちょうどに雅からのおめでとうメール。雅がくれた言葉に感動した。「これからも俺がずっとずっとあみの誕生日を祝うからな。」

    2008-02-14 15:19:00
  • 89:

    名無しさん

    2人でたくさんの約束をした。夢見た未来があった。結局は叶わなかった約束ばかりだけど、当時の2人には確かに永遠が存在していた。永遠だと言い合ったその時点に2人の永遠が存在していた。誰が壊したのか‥私の未来は私が壊したんだ。

    2008-02-16 22:08:00
  • 90:

    名無しさん

    会う日数もかわらなければ、Sexする回数もかわらない。どちらかといえば両方増えたくらい。この1年、数え切れないほど好きと言ってきた。何もかもが順調で迎えた12月。

    2008-02-16 22:11:00
  • 91:

    名無しさん

    12月に入って1年記念にお互い何をプレゼントするか話し合った。      「あみはなにがいい?」  本当はべたにペアリングがほしかったけど言えなかった。まわりの子がペアリングをしているのをみて「俺はあんまりあんなん好きじゃない」っていっているのを聞いたから。     「私は‥‥なんでもいいかなあ〜雅決めてよ。」  雅は私の心を察したのか、「ペアリングみにいくか?」と聞いてくれた。

    2008-02-16 22:16:00
  • 92:

    名無しさん

    >>102の見てめっちゃ切なくなった…

    2008-02-16 23:42:00
  • 93:

    名無しさん

    歌詞のぱくり

    2008-02-17 00:01:00
  • 94:

    名無しさん

    ↑何の歌やったっけ?

    2008-02-17 01:48:00
  • 95:

    名無しさん

    歌詞パクったつもりはないんですけど、潜在的に残ってたのかな?私自信気になるのでわかる人いれば教えてくれれば光栄です?

    2008-02-17 03:00:00
  • 96:

    名無しさん

    私は雅の顔を何度も見返した。「雅‥確かペアリングは嫌やっていってなかった?」「俺は自分のことは二の次。あみが喜んでくれたら俺も嬉しいからな〜」  雅と別れてからこんな優しい言葉を聞いたことはない。本当に自己中は私だけで雅が自分を優先したことなんて、何度思い返してもみつかない。

    2008-02-17 03:04:00
  • 97:

    名無しさん

    それから12月は雅の家に遊びにいく以外に、近くの神社でコンビニで買ったおやつや肉まんなどをもっていって『「寒い〜」』って2人でくっつきながら食べた。なぜか冬場に外にいるのが2人の定番になっていた。

    2008-02-17 03:12:00
  • 98:

    名無しさん

    終業式がおわって待ちに待った冬休みがきた。   私たちはクリスマスを避けて23日にポートピアランドに遊びに行った。朝から雅のママが迎えにきてくれて駅までいき、2人で電車にのった。付き合って初めてデートらしいデート。というか初テーマパークに興奮した。人は休日にも関わらず少なかった。だから潰れたんだろうけど。。    絶叫マシーンが大好きな2人だからフリーパスで何回も回転する乗り物に乗って、へろへろになりながら笑ってた。

    2008-02-17 03:22:00
  • 99:

    名無しさん

    帰りは疲れて2人でよりそって寝ていた。     家に帰ってきて今日とったプリクラを整理する。この1年でプリクラにいくら費やしたのかと思う量になっていた。
    2人とも疲れていたはずなのに、きちんと1年記念のメールは0時ちょうどに送りあった。この1年、雅は毎月の記念日を忘れたことはなかった。

    2008-02-17 03:33:00
  • 100:

    名無しさん

    「一応聞くけど雅はどっちがいいとかある?」    「俺か〜俺はほんまにどっちでもいいかな。あみが決めたんやったら2人でいっせーのーでで指そうや。」
    (やっぱりシンプルイズベストやし、THE KISSに決めた!)
    『「せーのっっ!」』   2人が指さしたのは同じシンプルなシルバーリング。「やっぱりあみとは相性バッチリやあ。」     ということで、お互いプレゼントしあった。

    2008-02-17 03:49:00
  • 101:

    名無しさん

    別れがくるなんてこのときは一寸たりとも思わなかった。別れがどうしてあるのかもわからなかった。好き合っている2人を引き離す障害なんか何1つないとただただ純粋に信じていた。

    2008-02-17 18:11:00
  • 102:

    名無しさん

    私たちにとって携帯はいつも机の上に並べて開いておくのが当たり前で、いつも当然そうしていた。いつ電話やメールがきてもお互い浮気は絶対なかったから相手の心配はなかったし、メールも見せあうのが当たり前。登録件数も何から何まで把握していた。雅の携帯は私のもので、私の携帯は雅のものだった。もちろんおそろいの携帯。

    2008-02-17 18:24:00
  • 103:

    名無しさん

    年末のある日いつものように雅の家で昼寝をしていた。携帯はいつもの場所にスタンバイ済み。おそろいの私の携帯がなった。   「あみ〜携帯なってるで〜」「誰からか見て〜何てきてる?」 
    「‥‥‥‥。」      「誰やった??」     「‥‥。」

    2008-02-17 18:28:00
  • 104:

    名無しさん

    「あみ!ちょっと起きろや。誰やねん、このメールの相手。明らか男やん。」  タカちゃんからのメールだった。私は雅の家にいくのに風邪だと言って部活を休んでいたから心配してメールしてきたのだ。     【あみちゃん体大丈夫?風邪長いやん〜。てか俺年賀状だしていいかなあ?】 今考えたら聞かずに年賀状くらい送ってきたらいいのに。

    2008-02-17 18:35:00
  • 105:

    名無しさん

    雅は怒って自分の携帯からメールを送り返した。  「おまえも女おんのやったら人の女の心配せんでええしな。」                                 翌日学校にいって謝った。けどその日からタカちゃんと話すことはなくなった。私と関わると関係ない人に迷惑がかかると思った。

    2008-02-17 18:39:00
  • 106:

    名無しさん

    でもそんなことがあっても雅のことを嫌いになることはなかった。私が悪いんや。と素直に反省したし、雅は女の子とメールしたりしないから、また裏切ってしまったと罪悪感でいっぱいになった。

    2008-02-17 18:41:00
  • 107:

    名無しさん

    最低な年末は終わり新しい年を迎えた。      初詣のお願いはもちろん『これからも雅と一緒にいられますよおに!』    心を新たにし1年が始まった。

    2008-02-17 18:44:00
  • 108:

    名無しさん

    しおり

    2008-02-17 19:58:00
  • 109:

    しおりありがとうございます?読んでくれているということがわかると頑張れます???

    2008-02-17 21:13:00
  • 110:

    名無しさん

    私たちにとって何もかもが2回目の1年の始まり。冬休みは毎日会ってお互いの宿題を終わらせた。Sexも欠かさずした。     学校が始まってからは、たまに学校に迎えにきたりするよぉになった。タカちゃんのことを心配していたのだろう。

    2008-02-18 00:02:00
  • 111:

    名無しさん

    相変わらず体の弱い私は学校をよく休んでいた。自分で各教科何日休めるかを計算して、その範囲内になるように休んだ。雅は逆に中学の頃のように休むことはなかった。無遅刻、無欠席、無早退。それもこれも夢のため。大学に推薦で入るためだった。

    2008-02-18 00:22:00
  • 112:

    名無しさん

    2月14日。2回目のバレンタインが訪れた。13日、私は友達の彩と学校を抜け出して買い物にいき、私の家で生チョコ、トリュフをつくった。14日雅に渡すと、指紋いっぱいのチョコにも関わらず「生チョコうまい〜」と感激していた。私のことを絶対にけなしたりしない。バカにしたりしない。いつもほめるしかしない人だった。

    2008-02-18 00:32:00
  • 113:

    名無しさん

    その頃、ようやく県営住宅に空きができて3月に引越しすることが決まった。誰よりも雅が喜んだ。これで学校帰りに寄り道せずに家でマッタリできるから。雅は自分から男手が必要だと言って引越しをかってでた。ママは別にいいけどなあ。と言ったけど雅の勢いに負けてしまった。

    2008-02-18 00:48:00
  • 114:

    名無しさん

    3月最後の日曜、ママと大阪へ家電製品の買い物にいった。いよいよ自分の部屋ができて、雅と会う時間も増える。何もかもが嬉しくて楽しみで仕方なかった。

    2008-02-19 01:15:00
  • 115:

    名無しさん

    3月に入って、憂鬱な期末テストがおわるとその週の土日に引越しをした。新しい家にカーペットは前もって準備していた。引越し業者の人がたんたんと進める中、私と雅は買い出しにいったりしてあまり役立たなかった。

    2008-02-19 01:26:00
  • 116:

    名無しさん

    ホワイトデーの日がきた。私がいつも買いに行くSHOPの服を雅が選んで買ってきてくれた。グレーのカットソー。その服は別れるその日まで愛用した。雅に会うときはよくその服をきていたと思う。私の好きな服のSHOPも、色も、デザインも何でも知っている雅。私は雅の何を見ていたのか、全部知っている《つもり》で済ませていた。見ているつもりだった。私のことを知ってもらいたい気持ちが大きすぎて、自分のことばかり話していた。

    2008-02-19 02:33:00
  • 117:

    名無しさん

    雅。我慢せずに言ってほしかったよ。。嫌なところはきちんと言ってほしかった。雅のために頑張って直したのに。直したかったのに。いつも笑ってる雅しかいなかったから、何も変わりない毎日だと安心しきっていた。

    2008-02-19 02:42:00
  • 118:

    名無しさん

    あげー

    2008-02-19 10:12:00
  • 119:

    名無しさん

    あげてくれてありがとうございます??頑張って書き上げますね?

    2008-02-19 22:55:00
  • 120:

    名無しさん

    私が雅を嫌いになったわけではない。好きにはかわりなかった。ただ私の愛が雅の愛と比例しなかっただけ。雅の一直線な想いを受け止めていればよかった。

    2008-02-20 01:03:00
  • 121:

    名無しさん

    雅はミサと遊ぶことを嫌がった。ミサは族の友達が多かったし、タバコは吸うし、私がなにかに巻き込まれることを心配していた。

    2008-02-20 01:44:00
  • 122:

    名無しさん

    だからミサがタバコを吸っていることに対して、私が何も言わなかったことや、やめさせなかったことが1つの原因だろう。

    2008-02-20 01:55:00
  • 123:

    名無しさん

    ある土曜日。前々からミサと遊ぶ約束をしていた。私は朝から部活にいって、終わってからメールを確認すると意味深なメールが入っていた。         「あっちぃ。今日遊ぶのキャンセルになったって雅君に言って〜。でも遊びたいからアリバイつくって待ち合わせ場所来て!その時に詳しいこと話すから。」
    嫌な予感がした。まさかなあ〜。と思いながらミサに言われた通りにした。

    2008-02-20 02:00:00
  • 124:

    名無しさん

    ミサに会うと衝撃的な事実を知った。
    ミサ「今日な、朝雅くんから電話あってん。とも(雅の後輩)から番号聞いたらしくて。あっちと遊ぶこと聞かれてな、雅君が、『今日はあみと遊ばれたくないから、何か都合つけて断って』って言ってん。雅君ミサのことよっぽど嫌いやねんな。笑」全然笑い事じゃなかった。女の子と遊ぶことまで制限される理由が全く見つからない。わざわざそこまでする雅が理解できなかった。

    2008-02-20 02:06:00
  • 125:

    名無しさん

    私の携帯は雅の着信でうまっていた。ママからも「雅から家に電話あったよ。適当にごまかしたけど早めに家に帰っておいで。」とメールがあった。
    雅の中では私は家にいるはずだったからだ。ママは携帯をおいて、ママの友達に付き合わされて買い物にいったとごまかしたらしい。

    2008-02-20 02:11:00
  • 126:

    名無しさん

    家に帰ってから虚しくなった。雅の愛が理解できなくて辛かった。でも普通通り電話して、メールした。
    どうもお互い嘘は苦手で、1週間後、いつも通り雅の家で遊んでいるとき、雅はミサに電話したこと、私は知っていて遊んだことを同時に話し出した。      いつものパターンで雅が悪で終わった。雅が私の倍謝って解決した。

    2008-02-20 02:33:00
  • 127:

    名無しさん

    しおり

    2008-02-20 03:44:00
  • 128:

    名無しさん

    私も雅もA型。頑固なところも、自分が正しいことを言っているという思い込みも、謝るのが大嫌いなところも全部同じ。同じはずなのにいつもオレるのは雅の方で、それが当たり前になって変な優越感でますます自分勝手に振る舞っていった。雅の気持ちを無視して、雅は私のこと愛してるから離れるはずないって自信過剰になっていた。

    2008-02-20 15:07:00
  • 129:

    名無しさん

    私はいつからか『別れる』という言葉が口癖になった。雅の束縛が嫌なとき、自分が自由になりたいとき、とにかく嫌なことがあるとき。でもそれは今思えば本当に嫌だったときだけじゃない。何となく引き止めてくれるという自信があって言っていた。そうすることで雅の愛を感じていた。しょうもないことを試して罰があたらないわけがない。

    2008-02-21 02:39:00
  • 130:

    名無しさん

    ミサとの一件があったあとも、私はミサとよく遊んでいた。普通に遊ぶこともよくあったが、ミサはフラフラしていたので2日3日家に泊まることがよくあった。そんなときは雅には内緒で泊まらせていた。私の母はどちらかといえばやや厳しい方。当たり前や!と思う人の方が多いかもだけど、雅の家に泊まるとか、雅が家に泊まるとかは絶対にダメだった。もちろん泊まりの旅行もダメだった。女の子の家に泊まるとかはよくあったが、さすがにミサが毎日家にいることについてはいい顔はしなかった。

    2008-02-22 05:01:00
  • 131:

    名無しさん

    季節は2度目の夏を迎えようとしていた。私は市が姉妹都市を結んでいるハワイに行くことにした。外国が好きだということ、英語の上達のために決めたことだった。ママは母子家庭ではよくやってくれた方で、ハワイに行くことも『こんな企画あるらしいやん!いっておいでー』と言ってくれた。私はホームステイに行くのは2回目で、母は良い経験をすることに対しては絶対に反対しなかった。反対したのは雅の方。「何でわざわざハワイ行かなあかんの?絶対外人(男)とくっついたりするなよ。」といってハグすることも反対だった。

    2008-02-22 05:10:00
  • 132:

    名無しさん

    夏休みになってすぐハワイに出発した。雅はわざわざ朝早くから家にきて、見送りまでしてくれた。ハワイには10人程で行ったが、女の子ばかりで、2人は同じクラスの子だったし、あとの後輩もミサの友達だったりした。どちらかといえば後輩達と毎日をすごした。

    2008-02-22 05:14:00
  • 133:

    名無しさん

    ハワイは1週間程度の短期だったのでアッ!という間に終わった。毎日楽しくて、ホストファミリーの娘と同い年だったこともあって、かなり盛り上がった。  もちろんハグなんて当たり前だったし、一緒に手をつないでダンスもした。

    2008-02-22 05:19:00
  • 134:

    名無しさん

    雅にはハワイからも何回か電話していたし、帰ってきた翌日にあったので、全然日があいた気がしなかった。何の下心があったわけでもなかったし、手をつないだことも電話で話していた。雅の家に行くと、雅は不機嫌で「手せっけんで洗って」と言った。最初その言葉を理解できなかったけど、部屋にあがると「他の男とつないだ手でオレに触ってほしくなかってん。」と言った。正直『こまかいっっ』と思ったけど、ケンカしたくなかったしあやまった。

    2008-02-22 05:32:00
  • 135:

    名無しさん

    その日のHは情熱的だったというか、独占欲むきだしだったというか、とにかく激しかった。いつもは絶対にゴムをつける雅がつけなかったということだけで、雅の気持ちがそれだけ精神的にまいっていたんだと感じた。友達は手を洗わせた雅のことをメッタ斬りだったけど、私はそれでも雅に愛されている。私が悪い。と雅を肯定し続けた。ここまできたらお互い病気だったかもしれない。誰にも理解されない2人の恋愛だったけど、こんな恋愛しかできなかった。私たちにとってはこれが普通だった。

    2008-02-22 05:41:00
  • 136:

    名無しさん

    小さなことだけど、私はそんな小さな不満が結構たまってきた。友達に雅の印象を悪くしたくなかったこともあり、私が悪いと言っていただけで、思い込もうとしていただけで、結局頭のどこかでは【悪者は雅】と思っていた。

    2008-02-23 00:17:00
  • 137:

    名無しさん

    2回目の雅の誕生日。私はハワイのSHOPでレナードカムホートのシルバーアクセを誕プレに選んでいた。お土産にはSTUSSYのロンTをあげた。  私は、雅にはよりかっこよくなってもらいたくて、私の服装以上に雅の服装に気を遣っていた。

    2008-02-23 00:23:00
  • 138:

    名無しさん

    行くかどうか迷ったけど、最初から別れる気はなかったし、ドラムをしている雅の姿はやっぱりかっこいいし、その姿に惚れて付き合ったというのもあって行くことにした。ミサを誘っていった。雅たちのが終わったらすぐに帰ったけど、やっぱりかっこよくて惚れ直した。
    でもすぐに仲直りではなくて、学校が始まって1週間は連絡をとらずにお互いについて考えあった。

    2008-02-23 01:40:00
  • 139:

    名無しさん

    あけ

    2008-02-23 04:31:00
  • 140:

    名無しさん

    私は正直さらさら雅と別れる気はなかった。でも実際は学校で友達に雅のグチを言うことが日常になって辛かったのは確か。
    そのことも雅に話した。雅は別れているあいだに手紙を原稿用紙5枚分も書いていた。

    2008-03-02 23:02:00
  • 141:

    名無しさん

    続き書いてほしいです。

    2008-03-11 19:07:00
  • 142:

    名無しさん

    すいません。主です。最近忙しくてなかなか書けなかったんですけど、絶対完結させますね。ありがとうございます??

    2008-03-12 01:44:00
  • 143:

    名無しさん

    あとの手紙は延々と、私のことを好きだと綴られていた。自分(雅)がたよりないから私に負担がかかるけど、あみの好きな俺でありたいから何でも言い合おう。絶対絶対結婚すらから!って書かれていた。
    初めて2週間も連絡をとらずにいたから、今〜月〜日〜時やで。あみは何してるんかな?って考えてしまう自分が毎日いてる。と連絡がとれない辛さも書かれていた。

    2008-03-12 02:56:00
  • 144:

    名無しさん

    この手紙を渡された日に一緒に花火をして、雅とまた愛し合うことを誓い合った。もう2度とこんな風に辛い思いをお互いがしないように。でも、今までしてきた私たちの恋愛を急に変えることなんてできるはずもなくて‥。やっぱり恋愛ごっこをやめることができなかった。

    2008-03-12 03:04:00
  • 145:

    名無しさん

    私の恋愛ごっこ。それは、なぜそういう風になったのか自分でもわからないけど、なぜか恋愛ごっこをしていた自分がいる。
    友達のカップルがケンカをするとなぜかうらやましく思った。友達に、めっちゃラブラブやんって言われると、心の中では当たり前と思いつつ、『そんなことないって〜』って言いたくなる。私は雅と2人で恋愛をしていたんじゃない。私と雅と、雅の向こう側に、もう1人の私と雅をみていた。

    2008-03-12 03:16:00
  • 146:

    名無しさん

    一緒に写真をとって、雅の活躍を見るのに必死だった。午後からしか行けなかったから少ししか見られなかったけど満足だった。学校中に雅の彼女は私ですと言ってるような気分だった。

    2008-03-12 03:25:00
  • 147:

    名無しさん

    季節は秋も深まる10月。手紙のあとからの2人は順調だった。メールの数も相変わらず、おはよう。〜する。〜してた。〜いく。お風呂。おやすみ。ということは変わらなかったし、会う回数も週に3回くらいは必ずあったし、やっぱりHも週末は絶対に欠かさなかった。

    2008-03-12 03:33:00
  • 148:

    名無しさん

    そして2回目の誕生月。11月がやってきた。今年もらうもの。TIFFANYのオープンハートの指輪。確か2万3千円くらいした。バィトもしてない雅にねだるものではないのは確実だったけど、『ほしい!ほしい!ほしい!』って言っていた。そして待ちに待った誕生日。雅を雅の学校の近くまで自転車で迎えにいった。

    2008-03-12 03:40:00
  • 149:

    名無しさん

    最低な一言。どうしてあんなことをいってしまったのか不思議でしょうがないけど、誕生日おめでとう。と渡してくれたプレゼントに対して、わかっていたとはいえ『これくれると思ってたし〜』的なノリで受け取った。雅は『あみが欲しいって言ったのは確かやけど、俺があみのこと考えて、俺の意志で買ったプレゼントやからな!』と言った。言ってしまった瞬間、ヤバッッて思った。どうしていつもこんなこと言ったら傷つけてしまうかな?って考えられなかったのか。素直じゃないといえば一言で済むことだけど、雅にとってはそんな一言ですませられることではなかったと思う。

    2008-03-12 05:00:00
  • 150:

    名無しさん

    もちろん、本当にそう思ったわけではない。照れ隠しみたいな感じで言ってしまったわけだったけど、雅に先に話されたから言い訳がましくなるのが嫌で何か言うのをやめた。
    その日は雅とママとで焼肉を食べに行った。雅は気にしているのか、していないのかわからないくらいニコニコしていたけど、一瞬でも傷つけたのは確かで、一瞬、一瞬傷つけて、少しずつ雅の気持ちを減少させたのは私自身だということは言うまでもない。

    2008-03-12 05:15:00
  • 151:

    名無しさん

    ちょうど誕生日から1週間たった週の土日。ママが友達の家に泊まりにいくといった。私は雅に、『家1人になるし内緒で泊まろう。』と誘った。雅は土曜日に部活の試合があったから、それを見に行って、一緒に帰ってきた。

    2008-03-12 14:49:00
  • 152:

    名無しさん

    初めてのお泊りにドキドキした。一緒に買い物にいって、食材を買って、帰ってきたら私はごはんを雅のために作った。【豚肉の生姜焼き】簡単な料理しか作れない私なのに、雅は心から『おいしい。』といってたくさん食べてくれた。雅は自分が我慢しているそぶりなんか見せることはなかった。1回も見せることはなかった。私が鈍感なだけといえば終わってしまうけど、本当にいくら考えても、みあたらない。

    2008-03-12 14:58:00
  • 153:

    名無しさん

    洗い物をして、お風呂に湯をはって、初めて一緒にお風呂に入った。『恥ずかしいから電気消してよ〜』といって間接照明でお風呂に入った。逆にいやらしい感じがした。雅は『もう我慢できん』って何回も言ってて面白くてすごい笑いあった。

    2008-03-12 15:26:00
  • 154:

    名無しさん

    夜といえばもちろんH。いつも昼間にするのが当たり前だったから少しいつもと違う感覚で、結構興奮した。雅は『結婚したら毎日しよなあ。』と言った。
    若いからか雅は普通にチュウをするだけでたったし、1日2回3回するなんて余裕だった。雅も私もお互い初めて同士だから基準がお互いでしかない。

    2008-03-12 15:42:00
  • 155:

    名無しさん

    雅とのHは決まってまったりしたチュウから始まる。雅のチュウはとても気持ち良くて腰砕けってこんなことをいうんだなあって何回も思わされた。
    フェラをして、絶対にフェラで1回イッたあと、雅の指が優しく私に触れる。考えられないくらい雰囲気たっぷりで、いつも半端なく濡れた。そんな感じで雅が『いれるで。』 って聞く。ただただ頷くしかできなくて、そこからはもう気を失うくらい気持ちよくて、雅の真剣な顔が余計にキュンとさせる。1番かっこいい雅の顔がすぐ届く場所に、私の近くにはやっぱり雅がいた。

    2008-03-12 16:00:00
  • 156:

    名無しさん

    Hも終わって、ようやく寝かかる時間になった。
    初めて一緒に寝る。もちろん今まで昼寝はいっぱいしてきた。毎週土日は雅の家で一緒にご飯を食べて、Hして、一緒に昼寝して、おやつを食べて、まったりして‥でもこうやって一夜を一緒に過ごすのは本当に初めてで、嬉しくて、ただ本当に純粋に嬉しかった。抱き合ってすぐに2人とも寝てしまった。

    2008-03-12 16:10:00
  • 157:

    名無しさん

    朝は雅が先に目覚めた。
    『おはよう。』優しい声に包まれておきた。
    朝から用意してさっそくプリクラを撮りに行った。誕生日にもらった指輪もちゃんともって、プリクラでちゃっかりアピった。

    2008-03-12 16:24:00
  • 158:

    名無しさん

    この時が1番仲良く過ごせた時期かもしれない。その後も仲良しだったといえばそうだけど、別れまで1年きったこの時に戻れるなら戻りたい。と何度も考えた。

    2008-03-13 04:00:00
  • 159:

    名無しさん

    いよいよ季節は冬真っ盛りの12月。付き合って2回目の記念日がくる。

    2008-03-14 00:11:00
  • 160:

    名無しさん

    読んでます

    2008-03-14 00:19:00
  • 161:

    名無しさん

    ↑ありがとう?いつもそうやって言ってもらえると頑張ろうと思います?頑張るので最後まで読んでくださいね。

    2008-03-14 01:36:00
  • 162:

    名無しさん

    12月23日。1日早かったけど、この日は2人で梅田に買い物へいった。クリスマス前だったし人もすごかったけど、初めて買い物に一緒にいったのがとても楽しかった。雅は私に服をプレゼントしてくれた。どの服を合わせてもニコニコしながら『似合うなあ〜』としか言わなかったから、1つ選ぶのにすごく時間がかかった。

    2008-03-14 02:57:00
  • 163:

    名無しさん

    帰りは三宮でおりて、定番中の定番。ルミナリエ。あんまり興味がないことも雅がいれば楽しむことができた。雅と2人なら楽しいことは2倍で悲しいことは半分だった。

    2008-03-14 03:00:00
  • 164:

    名無しさん

    最初からよみました!
    めちゃ被る
    続き楽しみしてます

    2008-03-15 12:49:00
  • 165:

    名無しさん

    .

    2008-03-18 12:56:00
  • 166:

    名無しさん

    書いて

    2008-03-21 01:27:00
  • 167:

    名無しさん

    主です?ありがとうございます??少しになるけど書きます?更新遅くなっても必ず最後まで書くので応援してくださいね?

    2008-03-21 03:22:00
  • 168:

    名無しさん

    24日は終業式。昨年と同じように学校が終われば待ち合わせをしてプリクラを撮りにいった。『ようやく2年たちました?これからもずっと一緒?』と書かれたプリクラ。その中の2人の姿から別れを想像することはできるはずもない。プリクラを撮ったあとは雅のママの車で雅の家へいった。

    2008-03-21 03:29:00
  • 169:

    名無しさん

    2年付き合ってきて、雅のいいところは数え切れないほどあった。逆に私の悪いところも数え切れないほどあった。いつも束縛されている自分を被害者に仕立てあげて、いつも雅を悪者にすることで自分を守っていた。だから少しも自分がおかしいなんて思わなかったし、可哀相な自分を雅が見捨てるわけないと思った。愛されているから大丈夫!なんの根拠もないのに自信だけはあった。

    2008-03-21 04:58:00
  • 170:

    名無しさん

    26日。また、雅がしているバンドのライブがあった。今回はボーカルも新たに増えて、心機一転したらしく、気合い十分で臨んでいた。クリスマス前に梅田で私が選んだ服を着こなす雅が、ダレより男前で、誰よりもかっこよかった。
    もちろん私も雅が選んでくれた服をきていった。

    2008-03-21 05:01:00
  • 171:

    名無しさん

    ちょうど私がライブハウスに着いたとき、雅が外まで迎えにきてくれた。まだ時間があったからプリクラをとりにいく。
    『やっぱりその服似合うわ〜俺ってセンスないけど、あみに似合う服さがすのは一流やで!笑』露出する服は好まない雅だったけど、その服は背中がガッツリあいた服で、結構刺激的な服だった。
    そういえば、この日は異様に寒かった。雪が降っていたくらい。でも、私たちはこどもみたいにはしゃいで『今日は26日やからホワイトクリスマスクリスマスやなあ〜』なんて意味不明なことを言いながら楽しんでいた。

    2008-03-21 05:07:00
  • 172:

    名無しさん

    26日が過ぎて、少し会う期間があいた。あいたといっても4日。
    でもすごくすごく長かった。大晦日の日、もちろん一緒に年明けしたいけど、どっちの親も許してくれることはなくて、午前中から夕方まで遊ぶ約束をした。

    2008-03-21 05:10:00
  • 173:

    名無しさん

    雅が初めてバイクで迎えにきてくれた日。今までは雅の地元でしか乗れなかったのに、先生に見つかるかもしれない危険をおかしてきてくれた。

    2008-03-21 16:07:00
  • 174:

    名無しさん

    『迎えにいく』と言われたとき、ビックリしたけど嬉しくて嬉しくて仕方なかった。
    でも当日、私は朝起きて首に違和感を感じた。寝違えたのか今でもあれがなんだったのかはわからないけど、首が全然動かなくて、とてもバイクに乗れるような状況でもなく、結局ママの車で救急病院に3人でいくことになった。

    2008-03-21 16:14:00
  • 175:

    名無しさん

    情けないというか‥なんでやねん!って自分自身に何回もツッコミをいれてたけど、雅は大事じゃなくてよかったって安心してくれた。結局何することなく私の家で夕方までいて、雅は帰っていった。タイミングが悪いのはいつものことで、そうやって神様は2人のことを別れさせたんだって思いたい。

    2008-03-21 16:18:00
  • 176:

    名無しさん

    雅と過ごしたのはこれから先の9ヶ月。今まではあと何ヶ月で〜年〜ヶ月記念。って感じだったけど、別れまでもうあと1年もなくなった、年明け1月。

    2008-03-21 16:21:00
  • 177:

    名無しさん

    やっぱりどこも変わらない2人の姿があった。変わらないことが幸せだという人がいるなら、本当に幸せな時期だったと思う。でもやっぱり恋人同士にマンネリは付き物。なんとなく付き合いに満足できていなかったと思う。

    2008-03-21 16:24:00
  • 178:

    名無しさん

    一気に読みました?
    続き気になるので頑張って完結させて下さい?

    2008-03-22 23:18:00
  • 179:

    名無しさん

    age

    2008-03-23 03:06:00
  • 180:

    名無しさん

    ?

    2008-03-24 04:07:00
  • 181:

    名無しさん

    みなさんあげていただいてありがとうございます?完結まで頑張りますね?
    今日は夜に更新するので待っててくださいね??

    2008-03-24 07:34:00
  • 182:

    名無しさん

    1日はいつものようにママと初詣にいった。一応お父さんの方の家にも行っておじいちゃんに挨拶した。母はおじいちゃんを嫌っていたけど、私は結構おじいちゃんこで育ったから長生きしてねぇと伝えた。

    2008-03-24 23:03:00
  • 183:

    名無しさん

    雅はいつも『あみがいれば別にいい』って言ってくれたけど、正直友達とも遊びたかった。女の子特有の放課後プリクラもほとんどしたことがなかったし、休みの日に遊ぶことも何ヶ月に1回だった。そんなときの誘いの電話だったからもちろんOKした。

    2008-03-24 23:31:00
  • 184:

    名無しさん

    中学のときに仲良しだったのは私をいれて5人。
    知佳‥雅達にバンドを誘われたとき逃げ出した友達。1年のときに同じクラスになって仲良しになった。部活が一緒だったこともあって、大親友になった。知佳は結構大人な考えをする友達で、特にたいした経験をしたわけじゃないのに、いつも的確なアドバイスをくれる。愛嬌もあるから誰からも好かれていた。男の子からはいじられるのがおおかった。

    2008-03-24 23:51:00
  • 185:

    名無しさん

    わーいヽ(´ー`)ノ?
    更新されてる?

    2008-03-25 00:17:00
  • 186:

    名無しさん

    美紀‥美紀は3年のときに仲良くなった。美紀と知佳とが小学校のときからの仲良しだったから、たまに3人で話したりしていた。美紀とは他の3人みたいに2人でどこかにいくということはなかったけど、集まるときは必ずいたし、ノリがいいから話しやすかった。美紀は両親を中2で亡くしたけど、一切弱音を吐かない強い子だった。

    2008-03-25 00:41:00
  • 187:

    211サンありがとう?もう少し頑張りますね?

    2008-03-25 00:43:00
  • 188:

    名無しさん

    5人で遊んだのはこのときが初めてだったと思う。ノリのいい5人だったからこのとき改めてグループができた。
    そもそも連絡をくれたのは優だった。
    優『あけおめ!明日何してる?』         アミ『明日は予定ないかなあ〜』          優『じゃあ明日うちの家集合なあ〜雅くんの相手ばっかりじゃなくて、たまにはお前もこいよ!もちろん泊まりやから〜』     アミ『わかったあ〜でも一応雅に聞いてみるわ。』

    2008-03-25 00:48:00
  • 189:

    名無しさん

    当たり前のように言った言葉。『雅に確認する』これは誰と遊ぶときも絶対欠かしたことはない。
    いつ、誰と、どこで、何時までか、泊まりがけか、何をするか、とまぁこと細かく言って、それから『行ってきてもいい?』と聞いた。 雅は『連絡したらちゃんと返してよ〜まあ久しぶりやしいいで。』と今回は許してくれた。5人で集まるということや家集合なのが安心した理由だと思う。17歳で誰も免許なんてもってないし、車がないとどうしようもない場所だったから危険がないと思ったのだろう。これがもし愛と2人で、カラオケだったら確実にNGだった。愛と2人は滅多に許しのでないことだったから、遊ぶのは1年ぶりくらいだった。

    2008-03-25 00:58:00
  • 190:

    名無しさん

    1月2日。優の家についたのは夕方くらいだった。雅からの連絡は1時間に2〜3回あった。報告メールと『今は何してるん?』というメール。何時間もずっとみんなで話して盛り上がってるだけだったから『話して盛り上がってる。』という同じメールを何回も送った。

    2008-03-25 02:20:00
  • 191:

    名無しさん

    『オールで盛り上がる』ってことだったから4時くらいまで起きていた。さすがに雅は12時頃におやすみメールをしてきてたけど、私は1時間に1回は何かとメールをした。結局オールはしなかった。というのも、翌日雅の家に遊びにいくことになっていて『遊び疲れて俺ん家で寝るとか絶対やめてな!そんなんやったらいかんでいいから。』と釘をさされていたから、みんなには申し訳なかったけど寝ることにした。

    2008-03-25 02:25:00
  • 192:

    名無しさん

    朝は9時頃に雅の電話で起こされた。それから20分後雅はバイクで迎えにきた。本当は昼から遊ぶ予定だったけど「どうせ寝るために友達の家にいるなら俺ん家にきたらいい」という考えで、みんなに見送られて雅の家についた。

    2008-03-25 02:29:00
  • 193:

    名無しさん

    雅うざいな〜(笑)

    2008-03-25 04:42:00
  • 194:

    ↑アハハ??ほんまウザイですよね?どうなるか続きも是非読んでくださいね?

    2008-03-25 14:44:00
  • 195:

    名無しさん

    雅の家につくと、雅は昨日何の話しをしたか詳しく聞いてきた。聞かれなくても話すつもりだったのに、しつこく聞かれると言いたくなくなった。だから私は嫌々答えた。無性にイライラしてきた。どうして私を監視するん?なんで?そんなに信じられない?雅のことだけが好きなのに。これだけ尽くしてるやん!
    そう思うことは今まで何回もあったし、何回も同じ内容で話し合いをしてきたけど、結局お互い変われなかった。束縛は緩むどころかますますキツクなっていた。

    2008-03-25 14:58:00
  • 196:

    名無しさん

    それでもやっぱり我慢をする2人。いつしかもう、話し合うこともしなくなっていた。私は「私が言うことを聞いていれば仲良くできるんや」と自分に言い聞かせたし、雅は「束縛することであみのことを守っているんや」と何もかも変わることはなかった。

    2008-03-25 15:01:00
  • 197:

    名無しさん

    冬休みは毎日雅と遊んだ。大阪に買い物にいくのも恒例となった。雅と心斎橋まで買い物にいって、お互いの服を選び合った。月末からはお互い修学旅行があったからそれのための買い物でもあった。

    2008-03-25 15:06:00
  • 198:

    名無しさん

    これまでは雅が一方的な悪者みたいに思えたかもしれないが、そうではない。
    私もたいがい雅にはひどいことをしてきた。

    2008-03-25 15:08:00
  • 199:

    名無しさん

    >>219やけどずっと読みまーす。

    2008-03-25 16:34:00
  • 200:

    名無しさん

    ↑ありがとうございます?今から少し更新します??

    2008-03-26 04:21:00
  • 201:

    名無しさん

    私はこれまで雅に頼りっぱなしで、わがままだらけだった。例えば親とケンカしてしまったとき、小さな抵抗で家を飛び出したりした。田舎だし、車がないとどこへもいけない。繁華街なんて場所はないし、1人家の下で雅に電話した。『今からきてよ。』無理な話しを延々とグチグチいった。雅と小さなことでケンカしてしまったときも『今すぐきてよ!会ってよ!何のためにバイクあんねん?』って無茶を行って泣き叫んだ。雅は親に『あみのとこにいく』と言ったらしいけど夜の12時。許されるわけがなかった。もちろん私のママも『こんな時間に何言うてんのよ?明日にしたらいいやない!』と怒っていた。

    2008-03-26 04:31:00
  • 202:

    名無しさん

    それでも『早くきてよ』と雅を困らせた。困らせること、そしてその対応で、雅の愛の大きさをはかろうとした。まだまだ未成年の2人には制限されることばかりで、結果的に自分の価値をさげた。一緒に過ごす週末だって大半は昼寝をしていた。もっと話せばよかったのに、昼から遊びにいって、ご飯をたべて、SEXをして、昼寝、起きておやつをたべて、またゴロゴロして、帰るというような感じだった。

    2008-03-26 04:37:00
  • 203:

    名無しさん

    雅はもっとイチャイチャする時間を多く持ちたかったんだと思う。いつも、1時間と決める昼寝も、起こされたとこで『あと少し』といって起きなかったし、しつこく起こされたときは逆ギレして『眠いねん!邪魔せんといてよ!』と突き放したりした。寝てるあいだにキスされたりしても『やめて』と言って拒んだし、寝れなかったときは必ずといってふて腐れて、不機嫌になった。

    2008-03-26 04:41:00
  • 204:

    名無しさん

    彼氏というより、言うことを聞いてくれる存在が雅だった。『あれが欲しい』と無職学生の雅にねだることもしょっちゅうで、大阪へ買い物にいったときも『今日は何円までだったら買ってくれる?』的なノリだった。
    買い物に疲れたり、少しでも思い通りにならなかったときはどこであろうと、不機嫌丸出しで、無言か話しても『うん』か『ううん』だけだった。雅はいつもそんな私の機嫌をとるので精一杯だった。とにかく理由なく不機嫌になる私だったから何をされても機嫌がよくなることはなかった。気分屋だった。

    2008-03-26 04:48:00
  • 205:

    名無しさん

    私は雅の束縛を我慢して、雅は私のワガママを我慢した。雅は1つもワガママを言わなかったけど、私は雅を同じように束縛した。

    2008-03-26 05:38:00
  • 206:

    名無しさん

    めったに友達と遊ぶことのない雅だったけど、たまに遊びに行ったりしたら『いつになったら帰るん?私にはあれだけ言うんやから自分だってちゃんとしてや!』と遊んでいる最中に邪魔をしたりした。帰ってきた雅にたいしても、長々と説教した。とにかく私が雅に制限されたことは同じようにやり返した。

    2008-03-26 05:41:00
  • 207:

    名無しさん

    私の基準は相手次第。束縛しない人ならせずにいられる。どこからが浮気かといえば、相手がメールをするのが浮気だといえばそのままその言葉を返すだけ。自分の意思?あってないようなもの。自分でも自分がわからなかった。ただ幼いがゆえの独占欲は人一倍強かったかもしれない。

    2008-03-26 14:04:00
  • 208:

    名無しさん

    1月下旬。私は流行りのインフルエンザにかかった。体は相変わらず弱かった。不摂生といわれればそうなのかもしれないけど、毎年冬になると40度近く熱が出た。扁桃腺をはらして、熱があがることもよくあった。

    2008-03-26 14:06:00
  • 209:

    名無しさん

    24日から31日まで丸々1週間熱がひかなかった。雅はそのあいだ、2回お見舞いにきた。私の大好きなカットパインといちごのフルーツボックスをもって。
    『早く治して元気になってな。来週から修学旅行やねんから〜』
    ニコニコしながら寝てる私の手をずっと握ってくれた。雅の手は暖かくて落ち着いた。雅が私の居場所をずっと作り続けてくれると思った。

    2008-03-26 14:17:00
  • 210:

    名無しさん

    雅の優しさはいつも変わることがなくて、自分の心ばっかりが汚く、醜くなっていたような気がする。私は自分のことで精一杯で、雅の変化に鈍感になっていた。いつのまにかまわりが見えなくなっていた。
    いつも別れ話をもちかけるのは私の方だったから、私ばっかりが我慢していると思っていたし、絶対にひきとめてくれる自信があった。

    2008-03-27 04:46:00
  • 211:

    名無しさん

    インフルエンザが治って2月になった。治ったと同時に修学旅行へいった。私は3日から6日まで北海道へ、雅は5日から9日までハワイへいった。

    2008-03-27 04:50:00
  • 212:

    名無しさん

    北海道からも雅には連絡を欠かさなかった。雅もハワイからわざわざ何度も電話をくれた。
    私は雅におみやげをリクエストした。ハワイアンジュエリーのネックレスと、ハワイの虹がかかったナンバープレート。
    ナンバープレートはなかったみたいでカメハメハ大王のプレートをかってきたけど、ハワイアンジュエリーのネックレスとDiorのブレスレットを買ってきてくれた。

    2008-03-28 18:57:00
  • 213:

    名無しさん

    ハワイで雅と同室だったりょうくんという友達も、中学の頃からメィちゃんという子と付き合っていた。同じくらいの年数で、雅はりょうくんといろんな話しをしたらしい。でも、りょうくんはこの頃から私の友達の美紀を好きになっていたらしい。旅行から帰ってきた雅から聞かされた。

    2008-03-28 23:59:00
  • 214:

    名無しさん

    複雑な心境だった。りょうくんは男前だったし、美紀と付き合ってほしいとも思ったけど、メィちゃんのことを考えると【どんだけ中途半端な男やねん】と思った。

    2008-03-29 00:03:00
  • 215:

    名無しさん

    書いてください

    2008-04-01 22:59:00
  • 216:

    なかなか更新できなくてすいません?今から少し更新します??

    2008-04-02 00:11:00
  • 217:

    名無しさん

    思いやりって不思議と長い付き合いで継続するのは難しいもので、私は雅が離れないという自信からか全く思いやる心を忘れていた。どこかに落としてきたかのように、雅を自分の意のままにしようとヤキモキして、思い通りにならないといつもみたく不機嫌になった。そうすると雅が必ず機嫌をとってくれたから。
    人のカップルの心配はできても、自分のことは考えたりしなかった。もっと自分を見つめ直していれば、付き合ったときの思いやりの心を忘れなければ少しは何か変わっていたかもしれない。

    2008-04-02 00:22:00
  • 218:

    名無しさん

    2月は前半が旅行で会えなかった分、後半は毎日のように会った。バレンタインももちろんラブラブだった。
    この頃から、大学についてお互い考え始めていた。雅は建築士になりたいという夢を叶えたい気持ちは変わらず、建築の勉強ができる大学か専門にいきたいと言っていた。私はというと、特にしたいこともなく、なりたいものもなくて、劣等感を感じてイライラした。

    2008-04-02 00:28:00
  • 219:

    名無しさん

    3月になると雅のライブがまたあった。もちろんいかないわけがない。保育園時代からの友達【まゆ】を連れていった。
    3月はそれ以外にも、映画に2回程行ったり、定番の大阪Shoppingへでかけたり、とても表面的にも内面的にも仲良しだった。大阪にいくときは、初めて雅の前で髪の毛をまいたりして新鮮さをだしたりした。

    2008-04-02 01:06:00
  • 220:

    名無しさん

    でも実際大阪へついてみると、案の定不機嫌になった。毎回昼ご飯を食べる場所をなかなか決めることのできない雅にイラついた。今回も不機嫌にならないでおこうと思いながらも、やっぱり自分本位なところはかわらなかった。

    2008-04-02 01:09:00
  • 221:

    名無しさん

    ただ変わったのは自分から打開させようと少し努力したところ。といっても心斎橋でハーゲンダッツをみつけたときに『アイス食べたら機嫌直りそう』と上から雅に言っただけだけど。雅はニコッってして『じゃあ買いに行こう』ってつなあだ手をグイグイ引っ張って中に入っていった。雅はあらないっていったから1つのを2人でわけた。
    『おいしい?』無邪気に笑う雅に、本当に申し訳なくなって、自分の小ささに嫌気がさしたけど、笑顔で『おいちい〜』って機嫌を直した。本当は謝りたい気持ちでいっぱいだったけど、しょぼいプライドがそれを許さなかった。

    2008-04-02 01:22:00
  • 222:

    名無しさん

    負けず嫌いなところも、しょぼいプライドも、雅と付き合っていく上で余分なものを一気に捨て去れたらどんなに楽だったか。雅を大切にすることが、自分を守ることに繋がったはずなのに、それに気付くのが遅すぎて、自分だけをただただ守ることにいっぱいいっぱいになりすぎていた。

    2008-04-02 01:28:00
  • 223:

    名無しさん

    桜咲く季節。当たり前のように季節は巡り巡って、雅と3度目の春を迎えた。

    2008-04-02 01:30:00
  • 224:

    名無しさん

    4月になってもまだ春休みを満喫する2人。
    3年になったから何もかもが私たちの学年主体になる。雅の友達がたくさん所属している野球部の試合を見に行った。雅が持ってきたタオルを頭から被せられて真剣に応援した。    雅の友達からは【お似合い】だとか【あみちゃんマジ可愛いよな】とかいわれて有頂天になっていた。

    2008-04-02 01:39:00
  • 225:

    名無しさん

    私しか雅には釣り合わないなんて考えもいつの間にかするようになっていた。
    雅は私の中では本当に男前で、私は別に美人でもなければ、とびきり可愛くもない。スタイルは悪すぎるくらいどちらかといえばポッチャリだった。
    あえて雅の短所をあげるとすれば背が低いことくらい。目はスラッっと切れ長、鼻筋は通っていて、K1の魔裟斗のような顔立ちだった。好き嫌いは別れるけど私のタイプだった。

    2008-04-02 01:47:00
  • 226:

    名無しさん

    あっ!という間に5月。
    大学を真剣に考え出した2人だったから、大学の説明会にも参加するようになった。三宮であった、たくさんの学校が集まるものに雅といった。

    2008-04-02 01:56:00
  • 227:

    名無しさん

    私は教育の方向に進もうと決めた。理由は特にない。あるようでない。消去法。弁護士?無理!医者?無理!看護士?無理!CA?無理!雅と同じように建築?興味なし!他に職業がみつからなかった。無知すぎるけど、教師?…まあ〜向いてるか。ってな感じで決めた。今までボランティアとかで保育園に何回か行ってたし、こどもは好きだったし、夢を追いかける雅に少しでも近づきたかった。

    2008-04-02 02:08:00
  • 228:

    名無しさん

    雅は大工大の前から一歩も動かなかった。私も同じように佛教大学の説明を真剣に聞いた。
    雅と2人で有意義な時間を過ごした。雅は、確実に夢に近づいていた。私はプライドだけで生きていた。雅にひけをとらないように、ついていくのに精一杯だった。

    2008-04-02 02:15:00
  • 229:

    名無しさん

    6月になった。お母さんの知り合いから1日だけバイトを手伝ってほしいといわれた。雅は、接客ということを嫌がって『いかんといて』と言ったけど、そんなことは関係なくて私は行った。何1つ雅の思い通りにはならなかった。確実に亭主関白には程遠くて…雅はそんな毎日にうんざりだったんだ。

    2008-04-02 02:22:00
  • 230:

    名無しさん

    まだ気付かない私。雅はいっぱい悩んだと思う。このままでいいのかどうか。
    でもケンカをするばかりではない。どちらかといえばケンカは少なくなっていて、この頃のプリクラはどこからどうみても幸せな2人にしか見えない。

    2008-04-02 02:26:00
  • 231:

    名無しさん

    2年半年を迎える今月。2年記念は何もなかったからと、2人で考えて【ペアペンダント】をつくることにした。どんな文字を刻むか必死になって考えた。

    2008-04-02 02:31:00
  • 232:

    名無しさん

    誕生日にもらったTIFFANYの指輪。誓い合った約束。『I GIVE YOU FOR ALL THE REST OF TIME』
    私は残りの時間を全部あなたにあげる。お互いが絶対そうであろうと誓い合った約束の言葉をシンプルなシルバーのプレートに刻んだ。
    TO〜、FROM〜 2003.12.24 なぜか記念日を刻印して、文字の指定も事細かくした。コダワリ派なのはお互い様。雅とは変なところで気が合った。

    2008-04-02 02:53:00
  • 233:

    名無しさん

    プレートを注文した翌日、萌チャンたちカップルと花火をした。浜で4人で裸足になってはしゃぎあった。
    いつの間にか萌チャンは私にとってよき相談相手となっていた。雅も同じようにシンに相談するようになっていた。一方がケンカするとすぐにもう一方が仲裁にはいるという関係をいつからか築き上げていた。

    2008-04-02 03:03:00
  • 234:

    名無しさん

    いつか雅ともうだめだ!ってなったとき、萌チャンに考え直すように言われた。『あれだけラブラブやったやん。なんで好きやのに離れなあかんの?』といわれた。あとで聞いた話し。雅がシンに別れたくないから萌チャンに説得してくれるように頼んだらしい。

    2008-04-02 03:06:00
  • 235:

    名無しさん

    そこまでしてひきとめる価値が私にあったのか。もし、私のわがままで私から別れを告げて、本当に別れていたら雅は私のことひきずってくれたのかな?

    2008-04-02 03:09:00
  • 236:

    名無しさん

    雅が私を離さなかった理由はただ1つ。他の女の子を見てなかったから。ただそれだけだと思う。
    私は雅に言ったことがある。『あみはな、他の男の子をみたいねん。恋愛感情とかじゃないで。ただ、他の男の子を見てそれでも雅が1番って思いたいねん。雅も女の子みてよ。それでもやっぱりあみって言ってほしい。』

    2008-04-02 03:14:00
  • 237:

    名無しさん

    『必要ない。』
    呆気なく一言で終わらされた。もちろん雅に他の女の子を見てほしいわけがない。でも付き合ってからの2人はあまりにもお互いしか見えていなくて怖かった。

    2008-04-02 03:18:00
  • 238:

    名無しさん

    なんだかんだで迎えた夏休み。一緒に英検を受けて、英語の苦手な雅は見事不合格だった。笑ってはいけなかったけど結構2人で爆笑した。

    2008-04-02 03:36:00
  • 239:

    名無しさん

    8月入ってすぐに2人で京都の大学のオープンキャンパスにいった。私が女子大を見に行ってるあいだ、雅は建築の勉強になるといって、京都の町並みを見に行った。1人でいるのがしんどくなって雅に早めに終わるとメールをして、雅が迎えにくるねをまった。

    2008-04-02 03:44:00
  • 240:

    名無しさん

    雅と2人でせっかく京都にきたのだから、清水寺に行くことにした。地主神社で恋愛のお守りを買おうと雅から言ってくれたのに、私は『お金もったいないやん』って断った。
    あのときお守りを買っていたら神様は私たちを引き離したりしなかったかな?私は神様より何より、雅を雅の心を信じたかったんだ。

    2008-04-02 03:48:00
  • 241:

    名無しさん

    今年も変わらず祭へいく。初めて浴衣を着せてもらった。髪の毛は自分でアップさせた。雅は『似合う〜可愛い』っていつも通りほめてくれた。2人でスーパーでパックいりのお寿司を買って、公園でわけてたべた。プリクラもとった。萌チャンたちと4人でもプリクラを撮った。

    2008-04-02 03:54:00
  • 242:

    名無しさん

    時間は無情にも過ぎて、楽しいときはさらに早く終わってしまった。雅と過ごす残り少ない時間を、私は無駄に過ごしていなかっただろうか。うん、結局傷つけるしかできなかった。

    2008-04-02 03:58:00
  • 243:

    名無しさん

    雅の誕生日を迎えた。雅の誕生日だというのにプレゼントも用意しなかったのにはきちんと理由があった。お互いがきちんと推薦で大学に入れたらそれから盛大にお互いの誕生日を祝うつもりだった。
    結局叶わなかったけど、雅の誕生日をムゲにしたわけじゃない。

    2008-04-02 04:10:00
  • 244:

    名無しさん

    誕生日にプリクラを撮った。『まさ18歳おめでと?いつでも結婚できるよ?』と書かれたプリクラの2人は本当に結婚するかのような顔をしていた。
    翌日違う地域の祭りにいった。残念なことに当日は雨が降っていて、霧みたいなモヤがかかっていた。

    2008-04-02 04:17:00
  • 245:

    名無しさん

    『花火ないかもしれんな』不安げに私が言ったら、雅は『大丈夫ちゃう?』って答えてくれた。雅の言った通り、雨の中花火があがった。『ヒューーーーーーーードンッッ』1発目の花火があがった瞬間にまわりのモヤはなくなって、くっきりと花火が見えた。花火は何回も見てきたけど、あんな静かな、寂しい、でも強くて綺麗な花火は初めてみた。

    2008-04-02 04:26:00
  • 246:

    名無しさん

    なぜか雅が愛おしく思えた。雅が離れていきそうな気がした。なのに私は。私はまた雅を傷つけた。何も変わらない毎日が一気に崩れ落ちた。崩れさせる一言を私は雅に言ったんだ。気が変になってただなんて言い訳は通じない。

    2008-04-02 04:30:00
  • 247:

    名無しさん

    祭りから2週間たった日。夏期講習でみんながどんどん受験の体制を整えていく中、ついていけない自分にイライラした。
    雅は学校では優等生だったから受験の心配はいらなかった。指定校推薦でもなんでもとれたから。
    評定平均3.8の私とは違った。雅は4.8あった。

    2008-04-02 04:36:00
  • 248:

    名無しさん

    そんな中で雅と会う約束をしていた。夏期講習で忙しかったから、雅は優しさから会わないと言ってくれた。『あみが勉強頑張るの応援する。頑張れ!』その言葉にもイラついたけど、ただ自分が小さかっただけで受験のストレスを雅にぶつけただけだった。

    2008-04-02 04:41:00
  • 249:

    名無しさん

    『あみ?だまってどうしたん??』
    『別れたいかも。』   『急になんでなん?』  『雅のこと好きやで。今まで雅と付き合ってきて幸せやった。でもな、フッとしたときにこれでいいんかな?って思うねん。今までお互いが1番できたけど、これから先あみはいろんな経験して大人になりたい。おばあちゃんになったとき、絶対後悔すると思うねん。』

    2008-04-02 04:46:00
  • 250:

    名無しさん

    フッとしたときにこのままでいいのか考えてたのは雅の方。私じゃない。解放されたかったのは私じゃなくて雅の方だったと思う。
    そんなとき、雅は出会ってしまったんだ。運命の人に。私じゃない、私じゃなかった。私は雅の運命の相手になれなかったんだ。

    2008-04-02 05:02:00
  • 251:

    名無しさん

    気になりすぎる〜
    書いて〜

    2008-04-02 14:17:00
  • 252:

    名無しさん

    ↑ありがとう?また今から更新しま〜す?

    2008-04-02 14:19:00
  • 253:

    名無しさん

    最低な一言を言ったあとも何となく付き合いはやめなかった。やっぱり私は別れる気はなかったんだ。他のこと、例えばいつどこで何をした。とか雅との幸せな記憶ならこと細かく覚えているのに、この2ヶ月の記憶は1番雅との最近の記憶なのに思い出せない。というより、うろ覚えでしかない。

    2008-04-02 14:23:00
  • 254:

    名無しさん

    9月になった。学校が始まってすぐに、毎年と同じように体育祭の練習で忙しくなった。私はクラスで1番賑やかなグループにいたけど、行事ごとは極力おとなしく控えた。あぁは言ったものの男と関わって雅に心配をかけることはどうしてもできなかった。雅のためだった。

    2008-04-02 14:29:00
  • 255:

    名無しさん

    雅は自分の学年全体で行う創作ダンスのリーダーになった。各クラスからダンス委員を2人ずつくらい決めて雅はその中でも中心だった。もちろん女の子もいた。その中の1人。

    2008-04-02 14:37:00
  • 256:

    名無しさん

    【さっちゃん】と呼ばれるその子は、顔は正直べっぴんで、スタイルもモデル並にいい子だった。どちらかといえば陽より陰って感じ。控え目でおとなしそうな子。少し大きなホクロが顔にあるのが残念なだけで、あとは本当に優しそうでキレイだった。
    いつか雅と2人ででかけているときにすれ違ったことがあった。
    雅『あの子ホクロなかったらベッピンやのにってクラスで言われてるねん〜』 私『へ〜。ちいちゃん(同じクラスの友達)の友達やんな?プリクラもらったことあるわあ。』

    2008-04-02 14:48:00
  • 257:

    名無しさん

    あの時は、あの時はまさか2人が付き合うだなんて夢にも思わなかった。

    2008-04-02 14:51:00
  • 258:

    名無しさん

    9月に入ってすぐ、雅と電話で口論になった。友達の愛のこと。愛がまたやらかしてくれたのだ。
    雅『だから〜!あいつは誰にでも股開くような女やん!こどももおろしてるし、人間として最低やん。』 私『そこまで彼女の友達の悪口言わんでよくない?愛が雅に何かした?愛は最低かもしらんけど、そんな愛のこと悪く言う雅だって最悪やん!』

    2008-04-02 14:56:00
  • 259:

    名無しさん

    何がきっかけで愛の話しになったかもわからないけど、とにかく自分達のことではなく、人のことで言い争っていた。
    私はやっぱり愛を友達だと思っていたし、数少ない地元の友達を悪く言われるのは許せなかった。

    2008-04-02 14:59:00
  • 260:

    名無しさん

    雅が言いたかったこと。そのケンカをした前の週のこと。雅のクラスの男子と、愛のクラスの女子でバーベキューをしたらしい。たくさんいて、酒も入っていたから王様ゲームになって、ノリだけで生きている愛は男が30人近くいる前で、上半身裸になったらしい。
    地元では有名。『100円愛チャン』と呼ばれたりしていた。

    2008-04-02 15:07:00
  • 261:

    名無しさん

    そのケンカは夜中の2時まで続いた。泣きながら『愛はそれでも私の友達やから』って雅に何回も訴えた。

    翌日このケンカがさらに重大なことに発展した。

    2008-04-02 15:11:00
  • 262:

    名無しさん

    泣きすぎで腫れた目は酷すぎて、学校を休んだ。すぐに萌チャンからメール。  『今日はどうした??』 『雅とケンカして、目すごい腫れてるし、頭痛いし休んだ〜』送信。     プルルルルル〜……萌チャンから電話がかかってきた。

    2008-04-02 15:20:00
  • 263:

    名無しさん

    『今回は何や〜どうしたん?笑』人がケンカしたのに何かたのしそうやし…。 『昨日な、愛のことでケンカした。』       『人のことでなんであんたらがケンカすんねん?笑』『…そおやねんけど。愛がな、バーベキューいってたらしくて…』
    と細かく説明した。萌チャンは雅同様、愛のことをよく思っていない。

    2008-04-02 15:35:00
  • 264:

    名無しさん

    もちろんそのことは、シンや雅の耳にも入った。シンはバレたのがよっぽど罰が悪かったのか、雅のクラスまで怒鳴り込んでムナグラをつかんで『あみちゃんに何で言うん?萌に通じるとかちょっと考えてくれや!どうしてくれるねん?』と雅に言い掛かりをつけた。

    私の一言でいろんな人を巻き込んでしまった。どうしていいかわからず、家でただひたすらジタバタした。

    2008-04-02 15:56:00
  • 265:

    名無しさん

    夕方、雅は家にきた。疲れ切った顔。それもそのはず。雅は寝てない上にシンにどやされたのだから。

    どれほどの沈黙があったか。

    2008-04-02 15:59:00
  • 266:

    名無しさん

    先に口を開いたのは雅の方だった。重々しい空気はいつまでたってもかわることはなくて、自分のしたけとがどれだけ大変なことかを知るのは簡単だった。  『…何で萌チャンに言うたん?俺は、あみのこと信用してるから、信頼してるから言うたんちがうん?』どこまでもかわらない優しさ。決して怒鳴り声なんかあげなかった。優しく、泣きじゃくる私を包み込むように話し始めた。

    2008-04-02 16:08:00
  • 267:

    名無しさん

    『…ヒック…ゴメ…ヒクッ…ゴメン…』やっとでた言葉だった。怒らなかった。このことについて雅は何も怒らなかった。ただ優しく、優しく抱き寄せて『俺のことは気にせんでいいから、泣くのはもうやめ〜。シンにもちゃんと話したらわかってくれるわ。あみ、俺も悪かったから、あみだけのせいじゃないで。』
    なんでなん?なんでそれだけ優しいんよ…

    2008-04-02 16:21:00
  • 268:

    名無しさん

    この一件で多くの人を傷つけた。美紀もいってたらしくて薄々気付いたメィちゃんにイチャモンをつけられたらしい。でもこの一件で私は優しさを思い出した。人を思いやる心の素晴らしさを雅に気づかされた。
    雅は自分の利害より私を気遣ってくれたんだ。そんな雅を、いつも何かしら守っていてくれた雅を改めて実感した。今まで私は何を無神経にしてきたのかと後悔したし、今まで言ってきた言葉を全部【好き】という言葉に塗り替えたかった。雅が大好きで、愛しくて、絶対にこの人ではないといけないと理解した2年9ヶ月目。

    2008-04-02 17:12:00
  • 269:

    名無しさん

    こんな優しい雅がいたから、恋愛ごっこではない、普通の【恋愛】として雅を認めたから、これからは何の障害もないと思った。私が今まで悪かったとこを直せば済む話しだと思ったから。けど現実はそうではなかった。雅に今までひどくしてきたことを、神様は許してくれなかった。気付くのが遅すぎたんだ。

    2008-04-02 17:15:00
  • 270:

    名無しさん

    それからは雅と楽しく会話する毎日だった。雅はAO入試を受けたけど、落ちてしまってそんな雅に激をいれたりした。順調に進んでるはずだった。
    いつもみたいに雅と電話する。

    2008-04-02 17:18:00
  • 271:

    名無しさん

    雅『今日はな、考えたダンスを男女の委員で発表したんやん?まぁまぁいいのできてん〜』       私『そおなん?順調でよかったやん。今年も見に行けたらいいのになあ〜』  雅『これるんやったらきてな!あっっ!てかあみに言わなあかんことあるねんやん…』

    2008-04-02 17:22:00
  • 272:

    名無しさん

    ちょっとテンションの下がる雅。
    私『何?どうしたん?』 雅『実はな〜委員の子で連絡とらなあかんとかあって、女の子の番号登録せなあかんねやん?嫌やろ?』 私『……ん〜嫌やけど、しょうがないんやろ?だったら許すよ〜』      雅『ゴメンな!極力連絡とらんから。』

    2008-04-02 17:26:00
  • 273:

    名無しさん

    さっきうろ覚えって書いたのに、今なら理由がハッキリわかる。私は雅と、それまでみたいに会ったりしていなかったんだ。    お互い忙しかったのもあるけど、電話が多くて、お決まりの携帯チェックもなければ、変化し続ける雅のまわりの状況を把握できてなかったんだろう。

    2008-04-02 17:29:00
  • 274:

    名無しさん

    なんかすごい後悔が伝わってきて切ないな…

    2008-04-02 19:48:00
  • 275:

    ↑共感?してくれる人がいて嬉しいです??最後までよんでくださいね?今日もどんどん更新したいと思います?

    2008-04-02 19:59:00
  • 276:

    名無しさん

    気付けばもう2ヶ月近くもHをしていなかった。それでも私はお互いが多忙だからとしか考えていなかった。鈍感すぎる自分。必ず会っていた毎週末も、何かとお互い予定が入っていたのは確かで、だから気付かなかったといえばそれで済むけど、気付かないフリをしていたのかもしれない。気付きたくなかったんだ。

    2008-04-02 20:05:00
  • 277:

    名無しさん

    結局私は雅の体育祭を見に行くということはかなわなかった。学校が午後から自由だったはずなのに、急に準備をするハメになったのだ。もともと萌チャンと行くはずで、でも1年のときにサボってバレた前科犯の萌チャンはアッサリ行くのを諦めた。萌チャンやまわりのみんなは『これが最後やねんし、あみ1人くらい抜けてもごまかせるから行っておいで!』と行ってくれたけど、そんなことできるはずがなかった。

    2008-04-02 20:12:00
  • 278:

    名無しさん

    私は雅にメールした。『急に準備入っていかれへんくなった。』すぐに折り返しの電話がなった。
    雅『どうしたん?急になんで?萌チャンも無理なん?』
    私『最悪や〜めっちゃ行きたかったのにぃぃ〜萌チャンが行っておいでって言ってくれたけど、やっぱり自分だけ行かれへんし。ゴメンなあ。』

    2008-04-02 20:24:00
  • 279:

    名無しさん

    仕方ないな↓って雅は本当に残念そうに言ったけど、こうやって何もかも1つずつ少しずつ2人を繋ぐ糸は切れていったんだ。
    いつの間にか何をするのもタイミングの悪い2人になっていた。

    2008-04-02 20:28:00
  • 280:

    名無しさん

    雅は監視するように私を見ていた。あまり雅と話したりしなかったけど、いつも雅の視線を気にしていた。

    そんな中でも体育祭は無事に終わり、運命の日を迎えた。

    2008-04-02 20:36:00
  • 281:

    名無しさん

    9月30日。体育祭の振り替え休日のため、雅も私も学校は休みで…でも雅は体育祭のダンスの打ち上げがあって、私は全統一斉模試があった。刻一刻とそのときを迎える瞬間に近づく。

    2008-04-02 20:41:00
  • 282:

    名無しさん

    打ち上げといっても昼の打ち上げで、雅はバイクで店まで行った。私はその間必死に問題を解いた。雅が楽しく食事してどんちゃん騒ぎしている間も、私は問題を解き続けた。雅が何をしているかなんて考えなかった。全幅の信頼をおいていたから。模試が終わって10月を迎えればまた楽しい日々がまっていると思った。

    2008-04-02 20:48:00
  • 283:

    名無しさん

    そんな小さな夢は見事にないもの同然となった。  模試が終わってから、就職1本のリエと遊ぶ約束をしていた。待ち合わせの場所に向かう。リエが前から自転車でやってくる。

    2008-04-02 20:52:00
  • 284:

    名無しさん

    リエが言った言葉に耳を疑った。
    リエ『なあ〜雅くん今日打ち上げっていってたやんな?打ち上げ行ったやんな?』私『行ってるはずやで〜メールきたし。』     リエ『…見間違えかも!…うん…見間違えかもしらんけど……公園で雅君みた。女の子と2人で、隣に座って楽しそうに話してた。』

    頭の中は真っ白、目の前は真っ暗。震えがとまらなかった。

    2008-04-02 20:57:00
  • 285:

    名無しさん

    完結まで応援してマス?

    2008-04-03 21:32:00
  • 286:

    ↑ありがとう?いつもそういう応援があると完結させよう?っていう気持ちが更に強くなります??
    誤字があって読みにくいかもしれないけど、許してくださいね?

    2008-04-04 00:33:00
  • 287:

    名無しさん

    リエは『どうする?確認しにいく?』と心配そうに聞いてきた。『雅が女の子とおるって、また強烈なケンカのネタつくってくれたわ』とか言って強がってみたものの、内心【どうか雅ではありませんように】と強く強く強く願った。作り笑顔もひきつっていただろう。

    2008-04-04 00:37:00
  • 288:

    名無しさん

    雅には「模試終わったからリエと合流する」とだけメールをして、公園の近くまで行くことにした。

    2008-04-04 00:39:00
  • 289:

    名無しさん

    ついてみると、たしかにベンチに男女が座っているのがみえた。くっついてはいないものの、親しげに話す2人の姿があった。    
    ………雅だ………    
    私とリエは建物のかげから、数十分ただただ見ることしかできずにいた。

    2008-04-04 00:45:00
  • 290:

    名無しさん

    とにかく冷静になりたくて、少しその場から離れた。雅にメールをする。
    「今何してるん?」送信。
    返信「今公園きて、みんなで鬼ごっこしてるで」
    また建物のそばまでいってみてみる。その頃には、本当にみんな集まっていて、楽しそうに鬼ごっこをしていた。

    2008-04-04 00:48:00
  • 291:

    名無しさん

    《もしかしてただの勘違いかなあ?》なんて思った。でも現場を押さえた刑事みたいに、尋問してやろうと私はリエに雅を呼んできてもらった。女と2人でいたのは事実だったから。

    2008-04-04 00:52:00
  • 292:

    名無しさん

    2人でその辺の段になっていて、座れる場所に移動した。雅は気まずそうな顔で、その顔から勘違いではないことがよくわかった。
    私『どういうことかとりあえず説明してくれへん?』雅『………』うつむいたまま言葉を探す雅。

    2008-04-04 01:20:00
  • 293:

    名無しさん

    沈黙に耐えられない私。
    私『黙ってたらわかれへんやん。』
    雅『…うん。』
    何でもないって強く言い切ってほしかった。笑いながら何勘違いしてるん?って言ってほしかった。

    2008-04-04 01:27:00
  • 294:

    名無しさん

    やばいー?
    めっちゃ共感できる??あたしもこんな感じで超自己チューやった?
    頑張って書いて下さいm(_ _)m

    2008-04-04 01:49:00
  • 295:

    名無しさん

    ↑私も自己中で、いっぱい雅を傷つけてしまいました??完結まで応援してください??

    2008-04-04 03:47:00
  • 296:

    名無しさん

    雅『…打ち上げいったやん?ごはん終わって…それで今鬼ごっこしてる。』  私『そんなんみたらわかるし、そうメールしてきたんやから知ってるわ!そんなこと聞いてるんちゃうねん!こっちが言わなわからん?自分がしたことは自分が1番わかってるやろ?頭悪いんちゃうん?』    怒りで言葉が醜いほど汚かった。今まで雅は私が悪くても怒鳴ったりしたことはなかったのに、私はここぞとばかりに大声をだしていた。

    2008-04-04 03:54:00
  • 297:

    名無しさん

    雅『…うん……』    私『いやいや、黙っててもわからんし!何も言うことない?だったら別れる?こどもじゃないんやから。』雅『待って!さっき2人でおったこと?あれは…』 私『それ以外に何あるん?ほんま頭悪いな!』   何かにつけて頭悪いと言っていた。
    雅『あれはな、俺バイクでいったやろ?それで、車で来た子とかもおってな、足ない子多かったから、じゃんけんで勝った子乗せるっていうてな…じゃああの子が勝って、バイクやから先ついて、だから話してて…』

    2008-04-04 04:02:00
  • 298:

    名無しさん

                            私『意味わからんし…』

    2008-04-04 04:04:00
  • 299:

    名無しさん

    雅『…………』
    私『意味わからんって。あみがそんなことしたら怒るんちゃうん?誰かと2ケツとかしたら怒るやろ?あみはあかんのに雅はいいん?あみのこと考えてくれへんかったん?一瞬でもあみの顔浮かばんかった?頭悪すぎやし。』
    罵声に圧倒される雅。
    雅『…そう…やな。』

    2008-04-04 13:43:00
  • 300:

    名無しさん

    雅『…ゴメン…謝るしかできんわ。』

    そんな言葉が聞きたかったわけではない。あやしくないって、勘違いやって、ヤキモチやくなって、笑ってほしかった。そんなキャラじゃないことは1番わかっていたけど。−ゴメン−って言うのは罪を認めているからで、やましいことがあるっていうことでしかなかった。

    2008-04-04 13:47:00
  • 301:

    名無しさん

    .

    2008-04-04 21:47:00
  • 302:

    名無しさん

    あ〜同じ???
    時期も同じでびっくり?
    頑張って下さい??

    2008-04-05 00:17:00
  • 303:

    ↑すごい偶然ですね??朝か昼か暇があればまた更新します?おやすみなさい?

    2008-04-05 02:01:00
  • 304:

    名無しさん

    それから2時間近く、外で雅を責め続けた。雅はただただ『ゴメン』としか言わず、私もまた言ったところで解決しないとわかりつつも罵声を浴びせ続けた。
    虚しくて、心に穴があいたような感覚は始終あった。どうしようもない、やりきれない思いが襲ってきたけど、その思いをどうすることもできずにいた。

    2008-04-05 16:01:00
  • 305:

    名無しさん

    イライラがつのって、かばんの中から《何か》を探した。見つけたのは模試で使った社会の問題集。他の教科に比べると社会だけとびきり分厚い。雅に思い切り投げ付けた。それでも何も言わない雅に余計イライラした。

    2008-04-05 16:08:00
  • 306:

    名無しさん

    私『話しにならんわ。帰る!』
    時間は6時をまわっていたと思う。雅を置いて帰った。家につくとアホらしくて、涙すらでなかった。

    2008-04-05 16:12:00
  • 307:

    名無しさん

    家にはリエと一緒に帰った。散々リエに『あみの口の悪さよ〜もう少し話す機会与えたらな〜』と言われた。冷静に考えれば、本当に雅に話す隙間を与えなかった。自分って怒ったら結構何するかわからんな〜って、これだけ怒ったのは生まれて初めてやあ〜ってしみじみとしていた。

    2008-04-05 21:18:00
  • 308:

    名無しさん

    まだまだ落ち着かない頭を一生懸命整理しようとするけど、なかなか思うように思い出せもしなければ、今日あったことは現実ではないのかもしれない。というような感覚まであった。今まで何かを起こすのは雅ではなく【自分】だったので受け止めることができなかった。心の準備ができていなかったというのが事実だろうけど、浮気現場を見つける誰もが心の準備なんてできるものではない。

    2008-04-05 21:29:00
  • 309:

    名無しさん

    8時になった。雅からメールがきた。「今家の下にきてるけど、あってくれる?」返信「おりるからまってて!」少し嬉しかった。というか冷静に話して許そうと思った。たかが女の子をバイクに乗せただけ。たまたまその子だっただけやん。って自分に何度も言い聞かせた。

    2008-04-06 03:53:00
  • 310:

    名無しさん

    雅『すぐにでも来たかったけど、雄太家に送っていく約束してたからこんな時間になった。ゴメン。』  私『そお…なんや。』  雅『俺、ほんまあみが言うように頭悪いから、自分がしたこと今更後悔してる。』
    私『うん。何でか説明して。』
    雅『昼に言った通り。じゃんけんであの子が勝ったから乗せただけ。』

    2008-04-06 04:00:00
  • 311:

    名無しさん

    私『ほんまに?だったらあの子に電話して。話したいから。』
    雅『…それは……』急に気まずそうにする雅。
    私『あかんの?雅だってあみの男友達にメールしたやん!ただの男友達やったのにメールしたやん?』  雅『…わかった…』   プルルルル……

    2008-04-06 04:04:00
  • 312:

    名無しさん

    −『もしもし?雅君?』 −『ゴメン、雅じゃないねん。誰かわかる?』   −『…あ…み…ちゃん?』−『うん。急にゴメンな。雅の携帯から電話かけてもらってん。今日雅とケンカして、さっちゃん?やんね?にも迷惑かかったんちゃうかと思って。』     −『…雅…君から聞いた…と思うけど………あた…しがただじゃんけん勝っただけ…やねん。…雅君に彼女いてるって知ってて……こっちもゴメンな。もう雅君とは関わらんようにするな。』泣きながらさっちゃんは謝ってきた。     −『うん、聞いた。らしいね。こっちも関係ないのに巻き込んでゴメンね。でもこんなことなったし、もう雅には関わってほしくないかも。勝手やとは思うけどゴメンなさい。』

    2008-04-06 04:15:00
  • 313:

    名無しさん

    さっちゃんは悪くないと思った。悪気はないと。まさか雅に好意をもっているなんて思いもしなかった。じゃんけんも嘘で、もともとさっちゃんが乗りたいと言ったこと、家にくるまでの2時間、口裏を合わせていたなんて考えもしなかった。純粋に雅を信じて、さっちゃんを信じた。
                            あほらしい。

    2008-04-06 04:21:00
  • 314:

    名無しさん

    電話をきったあと、雅のことを許した。でもただでは許せなかったから、おもいっきりビンタした。   『あみの気が済むなら殴って。』そういった雅に向かって躊躇なく殴った。  −パチンッッ−静かな空間にいかにもビンタしました!という音だけが響き、同時に泣きながら雅に抱き着いた。一気に溢れる涙をこらえきれずに、雅の腕の中で『もう許す。やっぱり雅が好きやから。もう裏切らんといて。』とその場に崩れ落ちても、泣き続けた。

    2008-04-06 04:29:00
  • 315:

    名無しさん

    ホッとした?そんな感覚だったのか、泣いて泣いて泣きまくった。
    もう雅の心は私にはなかったのに、私は雅と幸せになれると信じて、涙を流した。

    2008-04-06 04:34:00
  • 316:

    名無しさん

    あーん??もう同じ??
    なんであの時あんな幼かったんかな??ってあたしもめちゃ思ってる。頑張って下さい?

    2008-04-06 09:33:00
  • 317:

    名無しさん

    ずっと更新できなくてゴメンなさい。少しかもしれないけど今から更新します?

    2008-04-20 22:20:00
  • 318:

    名無しさん

    その一件以降、雅はどこかよそよそしかった。でも、あんなことがあったあとやしなあ〜と特に気をとめずにいた。というより見ないフリをし続けた。

    2008-04-20 22:24:00
  • 319:

    名無しさん

    ビンタから4日後、雅と話し合いをすることにした。別れ話を。心のどこかではまた引き止めてくれると信じていた。でもよそよそしさはなくならず、2人のあいだに出来た溝は思ったより深くて、修復不可能だった。

    2008-04-20 22:28:00
  • 320:

    名無しさん

    雅が家にきた。もう前みたいには笑わない雅。少しやつれてしまった雅。4日しかたっていないのに、遠い存在になった雅が目の前にいる。私の、私だけの雅だったのに、雅のことなら何でも知っているはずだったのに、何を考えているのか、何を思っているのか、何もわからなかった。    
    教えてください、神様。 あの人は何をみてる?  何を考え、誰を愛し、誰のために傷つくの?     
    頭の中で【こいのうた】が流れ続けた。

    2008-04-20 22:38:00
  • 321:

    名無しさん

    今まで地元でデートするといっても、大きなショッピングセンターにしかいったことがなかったのに、3年付き合って初めて海にいった。秋の海は静かで、風が冷たくて、冷めきった雅の心のようだった。

    2008-04-20 22:42:00
  • 322:

    名無しさん

    正直さらさら別れる気のない私と別れる気しかない雅。そんな気持ちは察することはできなかったけど、あとで考えれば考えるほど、そうだったんだと思いしらされる。

    2008-04-20 22:47:00
  • 323:

    名無しさん

    沈黙が続く中、最初に口を開いたのは雅の方だった。−「…俺、あみに申し訳ない気持ちでいっぱいやねん。あみのこと傷つけたこと、ずっと後悔してて…」  −「…うん…」      −「もう一緒におられへん」−「……なんで…なん…?逃げんとってよ…」

    2008-04-20 23:01:00
  • 324:

    名無しさん

    雅は自分は悪者だから、これ以上一緒にいられないといった。私に会うと罪悪感でいっぱいになって、あみもつらいやろうし、自分つつらいと。好きやけど、もお無理だと言った。1番卑怯で最低なセリフ。
    「好きやけど」      今まではなにもかも雅を悪者にしてきたけど、このときばかりは、認めてほしくなかった。

    2008-04-20 23:10:00
  • 325:

    名無しさん

    私は雅に、罪悪感があるなら責任をとってこれからも一緒にいてほしいと言った。私はそれだけで十分だから。傷つけたことは一緒にいて、これから償ってくれればいいからと、何度も何度も泣きながら訴えた。でも雅は意見を変えることはなくて、無理の一点張りだった。

    2008-04-20 23:16:00
  • 326:

    名無しさん

    そんなことの繰り返しでもう夜の7時をまわっていた。夜の海は風がやむことがなくて、震えがとまらなかった。何の震えかわからず泣き続けた。

    2008-04-20 23:23:00
  • 327:

    名無しさん

    もう雅の心はここにはない。私はもう1人なんだと思った。2人で悩んで悩んで悩みきって買ったペアリングは私の指でしか光ってなかった。たまにつけ忘れた私をすごい剣幕で怒った雅。私と会う時には絶対に忘れることなんてなかったから、それだけで痛いほど気持ちが伝わってきた。

    2008-04-20 23:29:00
  • 328:

    名無しさん

    ようやく決心ができた。あれだけ雅から離れたかったのにいざそうなるとやっぱり寂しかった。
    −「………雅……今日、指輪どうしたん?」寂しく笑って聞いてみた。     −「あ〜家においてきてん。ゴメンな。」     何のゴメンなのか、その言葉にまた寂しい気持ちになった。
    −「そっか…もうほんまに終わりなんや…指輪…あみの指輪な、せっかく海にきたんやし…もうここにおいてくわ。………雅が海に投げて。」

    2008-04-20 23:42:00
  • 329:

    名無しさん

    復活してる?

    2008-04-21 09:51:00
  • 330:

    名無しさん

    長い間待たせてしまってゴメンなさい?仕事始まって大変で??前みたいににはいかなくても完結するので楽しみにしておいてください?

    2008-04-21 10:50:00
  • 331:

    名無しさん

    雅は少し困っていた。そんなことできないって感じで。でも私は『雅が決めたことやから雅が終わりにして』と頼んだ。
    指輪は暗い海の底に投げ入れられた。       −チャポンッッ−    指輪を投げることで雅も吹っ切れたのだろう。   雅の目から涙がでていた。これでホンマに終わりやな。

    2008-04-21 11:12:00
  • 332:

    名無しさん

    更新ありがとう。
    この小説大好きで自分の17の頃に重ねてしまう?
    頑張って完結してください?ほんまにすき?

    2008-04-21 21:04:00
  • 333:

    名無しさん

    あげ

    2008-04-23 19:04:00
  • 334:

    名無しさん

    書いて?

    2008-04-27 16:44:00
  • 335:

    名無しさん

    今から更新します?遅くなってゴメンなさい??最低でも週に1回更新できるように努力しますね?あげていただいてありがとうございました??

    2008-04-29 12:55:00
  • 336:

    名無しさん

    嬉しい

    2008-04-29 12:57:00
  • 337:

    名無しさん

    自転車で海まで行っていたから2人で帰ってきた。いつもは2人乗りだったのにそれすら変わってしまった。お互い別々の自転車にのって、家に着くまで無言だった。

    2008-04-29 13:04:00
  • 338:

    名無しさん

    家の下に着いた。雅は少しやり切れないような顔をしていたから少し期待した自分がいた。別れ際、もうどうにもならないと思うと、理由のわからない涙がとめどなくでた。ただ悲しいから泣いたわけではない。自分が雅を大事にできなかったこと、愛されていた自分に酔って、雅を無下にしたことを改めて後悔していた。

    2008-04-29 13:11:00
  • 339:

    名無しさん

    泣きながら、それでも必死で笑顔をつくった。雅が1歩ずつ近づいてくる。  …目を閉じた。
    それが最後のキス。どうして雅はキスしたのかわからないけど、寂しいキスだった。2回目はなんとなく自分から避けてしまった。「またできる日がくるといいな…」って言いながら。

    2008-04-29 13:29:00
  • 340:

    名無しさん

    諦めつかずに図々しく私は「12月24日、また新しく2人で1から始めよう。雅が自分を許せるまで待ってるから」と言った。キスの意味がわからなかったから。まだ本当に好きでいてくれてると思ったから。雅は「うん。わかった。」とそのときは戻るような感じだった。また12月になれば戻れると思った。

    2008-04-29 13:36:00
  • 341:

    名無しさん

    それからは【距離を置く】という見えない繋がりがあった。あると思っていた。たまにメールをするくらいで、今までの生活とはかけはなれたものだった。それでも戻れると信じて、それだけを励みにいるので精一杯だった。

    2008-04-29 18:23:00
  • 342:

    名無しさん

    驚いたことに、日に日に雅は冷たくなっていった。今までとは別人かのように、たまのメールもそっけない返事だけ。募る不安は和らぐことはなく、入試まで間もない私だったけど、勉強など手につくはずがなかった。

    2008-04-29 18:28:00
  • 343:

    名無しさん

    雅からのそっけないメールはまさに付き合っていたとき、自分が雅に返していたメール。文句を言われる度に腹がたった。だから何も言えずにいた。私は文句をいうことを許されなかった。プライドが邪魔をした。

    2008-04-29 18:32:00
  • 344:

    名無しさん

    あげ

    2008-04-30 19:36:00
  • 345:

    あげてくれてありがとう?少しだけ更新します??

    2008-04-30 20:57:00
  • 346:

    名無しさん

    食欲はどんどんとなくなっていった。不安で不安で仕方なくて、雅に会いたくて、いてもたってもいられなくなった。あの話をした日から2週間もたたないうちに、雅に連絡して話したいから家にきてほしいといった。

    2008-04-30 21:00:00
  • 347:

    名無しさん

    2週間ぶりに雅に会える。「今日はプライドなんて捨てて正直に自分の気持ちを伝えよう。そうすれば雅はきっとわかってくれる!」 どこからかそんな自信がわいてきた。
    受信「今から家行くわ〜」 ドキドキ…ドキドキ…

    2008-04-30 21:04:00
  • 348:

    名無しさん

    たかだか会えなかったといっても10日程度。【久しぶり】ってこんなときに使う言葉なのかな?適当かどうかもわからずに、でも雅がきたとき自然とそんな言葉がでた。

    2008-04-30 21:07:00
  • 349:

    名無しさん

    部屋に座って話しする2人。今まではソファーに2人で並んでイチャつきながら話せたのに、雅は横には座ろうとせず、対面でじゅうたんのうえに座った。

    2008-04-30 21:09:00
  • 350:

    名無しさん

    −「話って何?」     −「うん…正直にいってほしいねん。もう戻る気ないやろ??」       −「………」       −「………」       −「………」
    沈黙が続いた。

    2008-04-30 21:16:00
  • 351:

    名無しさん

    −「ゴメン。もう絶対雅のこと傷つけたりせーへんから。好きなんやったら離れんとってよ。雅がいてなかなったら生きていかれへん。雅じゃないとあかんねん。雅じゃないと…」    どれだけ自分が醜くても、そんな自分は見たくなかったけど、離したくなかった。いまさら素直になったって雅の心は取り戻せるわけもないのに、我を忘れて、惨めな自分を初めて雅にみせた。最初で最後。

    2008-05-01 23:54:00
  • 352:

    名無しさん

    母親には、情けないことだけはするな。惨めなことだけはしたらあかんよ。と言われていたけど、そんなことよりどんなことより、後悔だけはしたくなかった。今まで強がっていただけで、私も普通の女の子には変わりない。初めて本気で好きになった人と、初めての人と、結婚して、子どもをうんで、幸せな家庭をつくりたかった。雅と幸せになりたかった。こんなに愛せる人には2度と出会えないと思った。だから初めて雅に素直に気持ちをぶつけた。

    2008-05-02 00:02:00
  • 353:

    名無しさん



    −「ゴメン。もう…遅い。俺はあみを幸せにする自信はない。ゴメン…」                           
    時間が戻ればいいのに。 雅がいなくなったら私には何が残るんだろう。

    2008-05-02 00:10:00
  • 354:

    名無しさん

    切ない
    更新少なくて淋しい

    2008-05-02 03:39:00
  • 355:

    応援ありがとお??更新少なくてゴメンなさい?反省してます?コツコツ更新するので許してください?

    2008-05-02 18:25:00
  • 356:

    名無しさん

    辛い、寂しい、ひどい、どんな言葉も当てはまらない。でも不安で押し潰されそうなことには変わりなかった。雅がいなくなる…。
    もう2人で笑い合うことも、テレビを見ることも、キスすることも、エッチすることもできなくなった。
    もうケンカすらすることはない。

    2008-05-02 18:45:00
  • 357:

    名無しさん

    めちゃわかります?

    2008-05-02 20:42:00
  • 358:

    名無しさん

    一個だけ?

    2008-05-03 00:01:00
  • 359:

    名無しさん

    昨日、更新するつもりが寝てしまってました?すいませ〜ん?1個って?今から更新します?

    2008-05-03 07:26:00
  • 360:

    名無しさん

    雅はずっと抱き寄せてよしよしってしてくれた。そのせいで雅の制服のセーターは涙と鼻水でビチョビチョになった。
    −「最後やから…」と言って雅に抱きしめてもらった。この人に何度助けられたか、この温もりにどれだけ癒されたか。ちょうどいい身長差だったから、キスするのも、抱き合うのも相性がよかった。エッチだってすごい相性がよかった。
    いろんな思い出が頭の中でグルグル回っていたけど、とにかくこの温もりを忘れないでおこうと記憶するので必死だった。

    2008-05-03 07:40:00
  • 361:

    名無しさん

    −「じゃあ帰るな。」と雅が離れた。最後くらい笑おうと思って「雅のセーター鼻水でぐちゃぐちゃやあ。もっとつけたったらよかったあ〜」と笑いながら言った。雅も笑って「それはやめて!てかほんまぐちゃぐちゃやん!どうしてくれるね〜ん?まあいいけど(^^)」といってさよならした。それが雅が家にきた最後になった。

    2008-05-03 07:46:00
  • 362:

    名無しさん

    雅がいなくなって、食欲がまったくなくなった。昼の弁当も1口食べれば良い方で夜は食べると吐いた。拒食の1歩手前。体重は5日で7キロも減った。お腹は自然とすかなかった。夜は心が落ち着かずに眠れない日が続いた。

    2008-05-03 07:58:00
  • 363:

    名無しさん

    萌チャンをはじめ、仲良しだったグループの子は本気で死ぬかもしれないと心配してくれていた。別れたことを口にすると涙がでるので、別れを知らない友達もいた。その子たちは、「雅君、文化祭バンドするらしいやん。楽しみやなー」と無邪気に笑ってた。私は「そーなんや…」と寂しく笑うことしかできなかった。人から雅のことを教えてもらう。私はもう雅のことを1番に知ることはないとおもいしらされた。

    2008-05-03 08:03:00
  • 364:

    名無しさん

    別れてからも、[masa]と入ったアドレスを簡単に変えることができなかった。別れた日、アドどうしたらいい?ときいたら、変えたいと思ったときに変えてくれたらいいで。と言ってくれたから。でも2日後、雅からきたメール。
    受信「やっぱりアドレス早めに変えてほしいかも。」また涙がでた。
    返信「わかった。」

    2008-05-03 08:08:00
  • 365:

    名無しさん

    別れてから最初にきたメールにとどめをさされた気がした。でもそんなこんなで、少し落ち着いてきた頃雅にメールをした。
    送信「少し話したいから家に電話していい?」   受信「いいで。かけて〜」

    2008-05-03 08:11:00
  • 366:

    名無しさん

    プルルルル…プルルルル…
    −「はい」
    いつも通り雅がでた。当たり前だけど、今は貴重な一瞬。胸がキュンとなったけど平然を装って、「元気?」と聞いた。

    2008-05-03 08:14:00
  • 367:

    名無しさん

    雅が一言言うだけで、涙がでる。涙もろくなってしまった自分。そして改めて雅の影響力を知った。   −「今まであれだけ好きでいてくれたのに、なんで別れるん?他に好きな人でもできたあ?」
    和やかに話せていたから本当に聞きたかったことをきいた。
    −「そんなことないで!それだけはないから。」

    2008-05-03 10:40:00
  • 368:

    名無しさん

    知佳や優、愛、美紀は雅と別れてからの私をずっと励ましてくれていた。知佳はひろくんと付き合っている後輩と仲良しで、『ひろくん曰「雅はまだあみちゃんのことひきずってる」らしいから諦めたらあかんよ!』とメールをしてくれた。少し期待したけど、話す中でそんなことは微塵も感じなかった。
    優、愛とは偶然にも別れた日にちが被ってしまって今ではネタだけど当時は全然笑えなかった。そして、美紀はりょうくんと付き合いはじめた。

    2008-05-03 10:48:00
  • 369:

    名無しさん

    自分の生活だけではなく、周りも大きく変化した時期だった。
    話が終わり、電話をきる。雅に全く気がないことがひしひしと伝わってきたけど、絶対見返したる!!という強い気持ちがうまれた。もちろんまだ雅のことが大好きだったし、いつかまた付き合えたらと考えていた。でもそれは、まだ円満に別れられたから思えたことで、すぐにそんな気持ちはなくなった。電話から3日後。「アドレス変えました」と雅からのメール。意味深なアドレス。
    《masa.s》アドレスにイニシャルらしき文字。雅の名字でないことだけはわかった。

    2008-05-03 10:56:00
  • 370:

    名無しさん

    すぐに愛に電話した。  −「sってさっちゃんのsちゃうやんな?」     興奮気味の私に愛は衝撃的な事実を知らせた。   −「今さっちゃんからもアドレスかえました。ってきたで。アドは《sachi.m》ってなってた。」    【どんだけ露骨やねん!こっちのことも考えれや!】怒りがフツフツと込み上げてきた。
    −「愛今どこにいてる?家?ちょっと集合してや!優も呼ぶわー」
    −「おっ…おう、わかった」

    2008-05-03 11:03:00
  • 371:

    名無しさん

    雅最悪やん?
    人の気持ち考えやな?

    2008-05-03 11:14:00
  • 372:

    名無しさん

    さちしばいたれ!
    んまむかつくわ!
    雅と二人して
    あみを騙してたやん

    2008-05-03 15:59:00
  • 373:

    名無しさん

    407サン408サンありがとう?あのときはほんまにどん底でしたよぉ?少ないですけど、今から更新します??

    2008-05-03 17:00:00
  • 374:

    名無しさん

    2人のアドレスはいかにも揃えました!という全く同じアドレスで名前とイニシャルだけかえたものだった。
    嘘やったんや…つい3日前あれだけ聞いたのに。2回も3回も確認した。好きな人ができたって理由なら仕方ないなって諦められた。でも何回聞いても、それだけは違うって否定していたのに。付き合った事実より、信頼していた人に嘘をつかれた、裏切られたことの方がダメージは大きかった。

    2008-05-03 17:13:00
  • 375:

    名無しさん

    優と愛にきてもらって、雅に電話をした。     −「もしもし?雅?今何してるん?」       −「…今…?別に?」   明らかに様子がおかしい。絶対隣にさっちゃんおるんや!          −「ちょっと聞くけどアドレスのsって何?さちのsちゃうん?」       −「…えっ…?違うで…」 −「嘘はいらんがな!こっちは知っとるねん!さっちゃんのアドレス読んだろか?ここまで言わす?」   −「別に友達やで!あかんの?」
    まだとぼける雅にイライラが頂点に達した。

    2008-05-03 17:26:00
  • 376:

    名無しさん

    はぁーなんでなん???
    続き気になる

    2008-05-03 19:55:00
  • 377:

    名無しさん

    ありがとう?続き更新します?

    2008-05-03 22:59:00
  • 378:

    名無しさん

    −「雅は友達と同じアドレスにするん?意味わからんやん!」        −「別にいいやん。」   愛が我慢できなくなって、電話をとりあげた。   −「雅君さあ〜愛にはあみのこと振り回すなとか、自分の都合押し付けるなとか言うけど、雅君が1番振り回してるやん!雅君が1番あみのこと傷つけてるんやん!最低やな。」    −「お前には関係ないし。」愛の意見は一言で片付けられた。

    2008-05-03 23:21:00
  • 379:

    名無しさん

    愛から電話を渡されたけど、これ以上話せるわけがなかった。雅のことをうらんだ。あれだけ好きでいてくれたのに結局こんなことになるんや…。雅は付き合っているとき、あみがアドレスを変えるたびに自分の名前をいれさせた。アドレスの候補を送って名前が入っていなかったら却下された。でも雅はあみの名前を1度たりともいれてくれることはなかった。【a】すらいれてくれなかった。なのにさっちゃんのはいれたんだ。心に穴がぽっかりとあくってこんなことなのかな?って思った。

    2008-05-03 23:49:00
  • 380:

    名無しさん

    何も言わずに電話をきった。ダメージが大きすぎた。おかしくて笑えてきた。 −「ハハハハハッ…3年近く一緒にいたのにこんな裏切られ方ってないわ…ハハッ」
    笑いがとまらなくて、笑いながら泣いた。

    2008-05-03 23:53:00
  • 381:

    名無しさん

    どれだけ長い付き合いでも、別れって結構呆気ないものなのかな?でも1つわかったことがある。付き合うときより別れるときの方が【しんどい】ということ。付き合うのは簡単なのに、別れるのは遊びでないかぎり大変だと思う。長ければもちろん情もあるし。
    こうして雅との長い付き合いがおわった。

    2008-05-04 01:01:00
  • 382:

    名無しさん

    さっちゃんも雅もサイテーやん?自分ゎ悪者になりたくない偽善者なだけ?しょーもない男やったんやな

    2008-05-04 08:56:00
  • 383:

    名無しさん

    別れてからの態度も全く同じです!?
    それが辛く感じるよね。

    2008-05-04 11:51:00
  • 384:

    名無しさん

    あんた最初からしつこくレスうざいんやけど。
    見にくいし、読んでるほうからしたら邪魔、別にあんたの事なんかどうでもええしな

    2008-05-04 14:03:00
  • 385:

    名無しさん

    わかりました??

    2008-05-04 14:43:00
  • 386:

    ↑言い過ぎた、ごめん

    2008-05-05 00:16:00
  • 387:

    名無しさん

    ↑やさしいやん(^ω^)

    2008-06-04 00:20:00
  • 388:

    名無しさん

    昨日カラ一気に読んだけど、おもしろかったぁ?男ってつくづく、ずるい生き物やなぁ?

    2008-06-06 17:48:00
  • 389:

    名無しさん

    主サンもぉ書かないの??

    2008-06-06 22:00:00
  • 390:

    名無しさん

    更新まってます(・ω・)/

    2008-06-07 14:14:00
  • 391:

    長い間またせてしまってごめんなさい。絶対に勝手に終わらせたりはしないので温かく見守ってください?応援ありがとうございます??これから更新します。

    2008-06-09 18:30:00
  • 392:

    名無しさん

    雅とさっちゃんが付き合ったという噂はすぐに広まった。みんな気をつかってか私の前では話さなかったけど、それはそれで辛かった。毎日、なんとなく学校にいっては帰る単純な日々。この3年近く、いつでも雅がいてると思ってたから寂しいなんて感覚はなくて、急な変化についていくのが精一杯だった。鳴らない携帯を見つめる日々。気づけば私には男友達が1人もいなかった。この3年間何してたんやろ…変な寂しさに襲われた。

    2008-06-09 19:38:00
  • 393:

    名無しさん

    彼氏がいないっていう感覚は中学以来で、中学の頃は携帯なんてまだ持ってる子は少なかったし、なんて思うことはなかったのに、今ではすっかり携帯依存症。開けては閉じる繰り返し。【今頃雅はさっちゃんとメールしてるんやろなあ】私の居場所は雅の隣にあったはずなのに、今はさっちゃんのものになってしまった。

    2008-06-09 20:41:00
  • 394:

    名無しさん

    受験勉強なんてひとつも手がつけられなかった。もう私の人生終わりやな〜。大学もどうせあかんわ。って何もやる気は起きなかった。17歳でおわりとか今ではアホみたいな考え!と思っても当時は若いっていうか、やっぱり結婚も口約束でできると思えるほどお子ちゃまだった。

    2008-06-09 20:51:00
  • 395:

    名無しさん

    別れて半月後、滑り止めの大学をうけた。11月初旬のことだった。できはまあまあ。同じ頃雅は本命の大学の夜間に合格したという噂を聞いた。自分だけ予定通りかよ!何もかも納得いかなかった。雅だけ何のつまづきもないなんておかしいやんって腹がたって仕方なかった。

    2008-06-09 21:03:00
  • 396:

    名無しさん

    私は本命の大学に見事に落ちた。といっても推薦だったから一般でうけるという選択肢もあった。でもただでさえ勉強できていないのに受けるだけ時間とお金の無駄だと考えて、すべりどめで受かった大学に決めることにした。

    2008-06-09 21:08:00
  • 397:

    名無しさん

    復活やぁ?うれしい?

    2008-06-09 22:15:00
  • 398:

    名無しさん

    この小説おもしろい?

    2008-06-10 16:48:00
  • 399:

    名無しさん

    更新します?

    2008-06-12 21:51:00
  • 400:

    名無しさん

    私は滑り止めでも大学が決まって安心していた。決して本当に自分が行きたかった大学ではないけど、雅に負けたくないという思いだけで頑張っていた。別れても私の機動力となっていたのは雅の存在、ただそれだけだった。

    2008-06-12 21:57:00
  • 401:

    名無しさん

    11月の下旬。寂しい1人きりの誕生日を迎えたあと、私は後輩の紹介でマモルちゃんと呼ばれる人とであった。マモルちゃんは地元では有明なヤリチンで、会ったその日にいきなりキスをしてきた。

    2008-06-12 22:00:00
  • 402:

    名無しさん

    私は今まで地元のそっち系の話題にはうとかった。毎日雅とすごしていたし、上の男の子と遊んだりももちろんなかったし、噂を聞いても関係ないと思っていた。マモルちゃんは2歳上で20歳だった。それだけで、私の条件はみたしていた。誰でもいい、雅に負けたくない。ただそれだけ。言いよってきてくれる人ならよっぽどの不細工でないかぎり誰でもよかった。

    2008-06-12 22:08:00
  • 403:

    名無しさん

    マモルちゃんには会ったその日に告白されて付き合うことになった。年上、車持ち、社会人。雅がそれを知ったらどう思うだろう?そんなことばっかり考えていた。結局基準は雅。私の基準は何もかも雅だった。

    2008-06-12 22:25:00
  • 404:

    名無しさん

    マモルちゃんは噂以上の遊び人だった。連絡をとるのは週に2回程度。会って、エッチして送ってもらうという繰り返し。一体自分は誰のためにいてるのかわからなかった。寂しかった。自分を傷つけて余計につらくなるのは結局は自分で、『そんなこともうやめろよ』って1番言ってもらいたかった雅からは何の連絡もなかった。もう別々の道をお互い歩みはじめていた。

    2008-06-12 22:33:00
  • 405:

    名無しさん

    『俺浮気してるで。』なんの悪びれもなくマモルちゃんに突然言われた。
    ―「…あっそ。じゃあもう終わりやな。」
    付き合いは2ヶ月で終わった。

    2008-06-12 23:33:00
  • 406:

    名無しさん

    それからもマモルちゃんとは連絡をとったりとらなかったり曖昧な関係が続いていた。【私は一体何してるんやろ?】
    雅と別れてから、絶対キレイになって見返してやるっていう意気込みがあったのに、いつのまにかそんな気もなくなって、ただの“汚い女”になった気がしてならなかった。夜に家をあけることも増えた。今までできなかったことができる楽しさ、自由の意味をはき違えてこの頃の私は糸の切れてしまった凧のようにフラフラする毎日だった。

    2008-06-16 10:25:00
  • 407:

    名無しさん

    ある日、だまって家を抜け出して朝帰りをした。携帯の電源はもちろんきって。家に帰ると一睡もせずに心配して待つママの姿があった。度が過ぎた私をママは許してくれるはずがなかった。静かに威圧される怖さは半端なかった。私は勝手なことするなら父親のところにいけと追い出された。

    2008-06-16 10:33:00
  • 408:

    名無しさん

    父親は笑いながら迎えにきてくれた。でも父の家は暇で暇で仕方なかった。そんなとき、携帯の音楽サイトに1通のメッセージが残っていることに気がついた。
    【はじめまして。啓太です。】
    私が音楽をとっていたサイトは、自分の好きなアーティストを3組まで登録することができた。他に自分の名前と年齢、住んでいる地域を登録することができて、好きなアーティストの音楽を趣味が合う人にプレゼントできるという機能がついていたのだ。

    2008-06-16 10:43:00
  • 409:

    名無しさん

    雅と付き合っていたときはメッセージがあっても無視していたけど、このときは暇潰しにメッセージを返すことにした。【あみです。プレゼントありがと(^^)私もあの曲大好きやねん♪】

    2008-06-16 10:46:00
  • 410:

    名無しさん

    メッセージを返しても、相手がそのサイトを開けなければ見ることができないので、すぐに返事は返ってこないやろな〜と気長に待つことにした。でも意外にも早くにメッセージが返ってきた。
    【直接メールせん?】【アドレスは〜やから】【気がむいたらメールしてな】
    短文しか載せられなかったから3つもメッセージが残っていた。

    2008-06-16 10:57:00
  • 411:

    名無しさん

    啓太の住んでいるところは大阪で、2コ上の20歳。大学生だということだけはわかっていた。
    すぐに直メする気にはならなかったからアドだけ控えて2〜3日考えることにした。

    2008-06-16 11:00:00
  • 412:

    名無しさん

    結局3日後啓太にメールを返した。それからたまにメールをしたり、電話をしたりするようになった。これが啓太との出会いだった。啓太は会いたいということはかなったし、私も会いたいとは思わなかったから何でも話せた。啓太と出会ってから私は何かあるごとに啓太に連絡するようになった。真剣に説教されたり、慰めてくれたり、親身に考えてくれている啓太がいつのまにか心の支えになっていた。

    2008-06-16 11:13:00
  • 413:

    名無しさん

    春休み。毎日グウタラ過ごす中で、少しずつ大学の準備をしはじめた。相変わらず雅はさっちゃんとラブラブだった。そんな噂は自然と耳に入ってきた。

    2008-06-16 11:32:00
  • 414:

    名無しさん

    まさのアホ?

    2008-06-21 04:17:00
  • 415:

    名無しさん

    おーい??

    2008-06-30 17:09:00
  • 416:

    名無しさん

    1年以上あけてしまったけど、完結までまた頑張ろうと思うのでもしよければよんでください。

    2009-08-20 03:39:00
  • 417:

    名無しさん

    さっちゃんは地元で縁故就職が決まっていたのに、雅についていくために専門を受けたと聞いた。2人は大阪で1人暮らしを始めた。付き合ってた頃、よく大学に入ってからの話をした。お互いの学校からちょうど真ん中くらいに家を借りて一緒に住みたいな。と言っていたのを思い出した。私は結局1人暮らしもせずに実家から大学に通うことにした。

    2009-08-20 04:13:00
  • 418:

    名無しさん

    入学式の日がやってきた。私は教育学科のある女子大に入学した。大学にはいって最初の話題と言えば、出身地、方言、彼氏がいるかどうか。本当だったらこう言うはずだった。「中学から付き合ってる彼氏がいる」って…

    2009-08-20 04:17:00
  • 419:

    名無しさん

    「あみちゃんは彼氏いてるの?」「ううん。いてないね〜ん。」「じゃあ今度コンパ行こなー(笑)」
    こんな会話ばかりだった。

    2009-08-20 04:24:00
  • 420:

    名無しさん

    雅と付き合ってから人見知りになった性格は別れてからも直らなかった。打ち解けてしまえば1番騒がしいくらいにまでなるけど、打ち解けるまですごく時間がかかった。そんな大学生活の話を聞くのは雅ではなく、啓太の役割になっていた。

    2009-08-20 04:28:00
  • 421:

    名無しさん

    初めてバイトもすることにした。レストランのホールのバイト。まさか自分がバイトをするなんて思ってもみなかった。でも忙しくすることで気がまぎれたし、女の人ばかりのバイト先だったけど、とてもよくしてもらえて充実した大学生活を始めることができた。

    2009-08-21 01:24:00
  • 422:

    名無しさん

    5月になってだいぶ大学にもなれてきたとき、初めてコンパにいくことになった。コンパのイメージはお持ち帰りとかがあってどこかいやらしい感じがしていた。企画してくれたのはさえ。さえはとても細くて、髪の毛がふんわりパ-マでとても可愛い顔をしているけど、下ネタが大好き、コテコテの関西ノリ。わたしとはボケとツッコミで妙に息があった。

    2009-08-21 01:32:00
  • 423:

    名無しさん

    さえは彼氏がいたから企画だけでコンパにはあみ、愛子、さきのメンバーでいくことにした。
    愛子は山梨県出身で顔は中の中。家がお金持ちだってさりげなく自慢をいれる子。彼氏がいた経験がないから、堅いことを言うわりに優しくされるとフラフラついていくような子だった。
    さきは福井県出身でとにかくお金使いが激しかった。顔は中の上。好みはあるけどきれいな顔をしていた。いかにもお姉さんというような服装で、大学はいりたてのときは田舎の子が頑張ってるという感じだった。

    2009-08-21 01:44:00
  • 424:

    名無しさん

    コンパ当日。待ち合わせ場所につくと男の子が声をかけてきた。「さえちゃんの友だち?」「そうやで〜」「はじめましてー」
    そんなありきたりな会話をして、居酒屋に向かった。

    2009-08-21 01:47:00
  • 425:

    名無しさん

    コンパにきたのは近くの大学で同い年の子。みんな野球部で2人は甲子園にでた子だった。ヨシキ、翔、ゆう。それぞれ自己紹介をした。

    2009-08-21 02:16:00
  • 426:

    名無しさん

    ??

    2009-08-23 21:20:00
  • 427:

    名無しさん

    3人とも背がたかくて、野球をしているというだけあって細いのに引き締まってて、顔も普通にかっこよかった。ヨシキは同じ県だったから地元の話で盛り上がった。翔は正義感が強くてなんだかお兄ちゃんみたいな存在だった。ゆうは四国出身でとにかくお酒が強くて甘えてきたかと思えばチョット強気になったりして、あたしはなぜかゆうに惹かれた。恋愛ではなく愛子はお兄ちゃんと話して盛り上がっていた。サキはタイプがいなかったのか雰囲気を楽しむ感じだった。

    2009-08-24 15:21:00
  • 428:

    名無しさん

    おなかもいっぱいになってみんなでカラオケにいくことになった。カラオケまでは少し距離があって、ゆうとフラフラ話ながら行った。お互い酔っていたのもあって、カラオケでもずっと隣にいたしいつのまにか手まで繋いでいた。

    2009-08-24 15:50:00
  • 429:

    名無しさん

    みてます?
    復活ありがとう?

    2009-08-26 02:32:00
  • 430:

    名無しさん

    ありがとう?今携帯が代替え器でつかいにくいので戻ってきたら更新します?

    2009-08-27 01:06:00
  • 431:

    名無しさん

    期待 期待

    2009-09-02 17:51:00
  • 432:

    名無しさん

    少しだけ更新します?ありがとう?

    2009-09-03 22:03:00
  • 433:

    名無しさん

    「あみはどんなの歌うの?」ゆうに聞かれた。ちょうど浜崎のMomentsが流行ってたとき。でも私はもともと洋楽が好きだったし、友達といくカラオケ用に邦楽も聞くけど特にこれが得意とかはなくてしかも風邪気味だったし、「あたし、今日はのどがめっちゃ痛いからやめとく」と言って聞く側にまわることにした。

    2009-09-03 22:10:00
  • 434:

    名無しさん

    ゆうはSteady&Coのオンリーホーリーストーリーが好きだと言って歌っていた。しかもすごくうまくってまたゆうに惹かれてしまった。
    3時間ほどカラオケをして、店をでることにした。
    次はどうするのかな〜と思ってたら翔が「ごめん、この先のこと何も考えてないねん。でももう終電もないしな〜」と言い出した。

    2009-09-03 22:18:00
  • 435:

    名無しさん

    女側3人は「え〜どうしたらいいん?」とか言いながら酔ってたせいもあって、あまり深く考えたりしなかった。「とりあえず家にいこか。俺とゆうは1人暮らしやから2つにわかれる?」翔が言った。今考えてみると意味がよくわからん気もするけど、そのときは家が狭いから6人はきつい。みたいな理由で納得していた。

    2009-09-03 22:24:00
  • 436:

    名無しさん

    どういう分け方するんやろ?普通に疑問に思った。さんさん(3人と3人)で分かれるのかな?と考えてているとヨシキが「俺は1人暮らしちがうし、明日の用意もないから家に帰るわ」と言った。

    2009-09-03 22:29:00
  • 437:

    名無しさん

    ん?ということは…2と3?だったらゆうと2人がいいな〜。単純にそう思った。「どうやってわける〜?」さりげなく聞いてみた。

    2009-09-03 22:31:00
  • 438:

    名無しさん

    「あみは俺の家においでよ。(^^)」ゆうが手をひっぱる。翔も愛子もサキもどうぞどうぞといった様子で、あたしはゆうの家に行くことになって、あとは翔の家に行くことになった。

    2009-09-03 22:34:00
  • 439:

    名無しさん

    「おじゃまします(^^)」男の人の家に入るのは初めて。もちろん部屋はあるけど家族に邪魔されない空間。2人だけの心地よい場所があった。「こっちおいで。」ゆうの低い声が耳元でする。「ん。」でもなんだか急に恥ずかしくなって離れてソファーにすわった。

    2009-09-05 13:32:00
  • 440:

    名無しさん

    見てます?

    2009-09-08 13:57:00
  • 441:

    名無しさん

    ありがとう?ちょっとになるかもだけど更新します?

    2009-09-08 19:34:00
  • 442:

    名無しさん

    ゆうの部屋は電気が間接照明ですごくムードのある部屋だった。「あ〜みッ♪こっちおいで?一緒に寝よ?」「……なんか恥ずかしくなってきた。」「なんでやねん!笑」雰囲気にのまれないようにいろいろ話した。けどやっぱりゆうの近くにいたくて、優しい肌に触れたくっていつのまにか2人で寄り添うように座っていた。

    2009-09-08 19:44:00
  • 443:

    名無しさん

    ありきたりな展開。目が合う。お互いそらすことなく見つめ合う。顔がだんだんと近づいてくる。
    (あっ!くる)
    自然とキスをして、キスをして、キスをして…またキスをする。

    2009-09-08 20:05:00
  • 444:

    名無しさん

    頑張ってね?

    2009-09-10 01:25:00
  • 445:

    名無しさん

    休みなんでできるだけ更新します?読んでくれている人ありがとう?

    2009-09-12 11:28:00
  • 446:

    名無しさん

    「あみ。好きやで。」「あみも…好き。」今のあたしはこの言葉だけで満足してしまう安っぽい女になってた。もっと誰かに必要とされたい。そんな気持ちばかり。正直誰でもよかった。というより自分が惚れやすい性格だということを、まさと別れて初めて知った。【ゆう、あみのこと大切にして。】心の中で何回も祈った。

    2009-09-12 11:35:00
  • 447:

    名無しさん

    そんな期待も簡単に裏切られた。当たり前か…。だって知り合ってたった何時間で落ちてしまう女にいい男がよりつくわけない。
    ゆうは元カノとあみとを二股していた。

    2009-09-12 11:42:00
  • 448:

    名無しさん

    同棲。まだ幼いあみには憧れるひびき。そんな淡い期待をしていたけど、ゆうと付き合っても会えるのは月に1回。お互いバイトが忙しいっていうのもあったけど、家においでなんて言われることもなかった。でもこっちも会いたいなんて言わないし。それとなく3ヶ月がすぎて、2人でいたある日。急に「先輩に呼び出されたから今日は帰って。」ゆうに言われた一言。

    2009-09-12 11:48:00
  • 449:

    名無しさん

    変だなとは思ったけど「わかった。また今度ね。」って帰ることにした。
    あとで知った話。翔がゆうのどっちつかずの態度に怒って、あみと元カノを会わそうとしてたらしい。余計なお世話。結局修羅場にはならなかったけど、ゆうとはあっけなく終わりを迎えた。

    2009-09-12 11:56:00
  • 450:

    名無しさん

    感覚が麻痺していく。何がつらくて、何が嬉しくて、何が怒りで、何が充実かがわからない。半ば自暴自棄で迎えた10月。
    あたしは地元の祭りに行くことにした。

    2009-09-12 12:00:00
  • 451:

    名無しさん

    今年もこの季節。あたしは大の祭り好き。適当におしゃれして知佳とでかけた。祭りには大阪にでていたお兄ちゃんも帰ってくる。

    2009-09-12 23:46:00
  • 452:

    名無しさん

    幼い頃から行き慣れた祭りも、大学生になって行くと違ったものに思えた。少し大人っぽくなったあたしに声をかけてくる人もいた。「どこの子なん?」「この辺の子やで〜」「この辺でこんなかわいい子みたことないわ〜。」

    2009-09-12 23:59:00
  • 453:

    名無しさん

    はいはい。そんな会話を何人もして、いい加減疲れてきたころ、自分の地区のだんじりにいるとまた「なあなあ。」と声をかけられた。

    2009-09-13 00:08:00
  • 454:

    名無しさん

    振り返ってみるとみたことのある顔。名前はわからなかったけど、地区が同じだからか親近感がわいた。「どこからきたん?」「この辺やで。てゆか元々同じ地区やし。あたしのお兄ちゃん、あの人やけどわかる?」お兄ちゃんを指差して言った。「えっ!あいつの妹?こんなかわいい子なん?名前何て言うん?」「あたし、あみやで。そっちは?」「俺は達也。しってる?」名前は聞いたことがあった。それから携帯を交換した。達也くんは酔ってたからやたらスキンシップが多かった。

    2009-09-13 00:17:00
  • 455:

    名無しさん

    「なあ〜あみちゃん、俺な今尼崎住んでるんよ。遊びに来てや〜。」「暇あったら行くわ。」「ほんま?絶対やで!」所詮酔ってるから明日になったら忘れてるやろ?って軽い気持ちで流していた。

    2009-09-13 00:20:00
  • 456:

    名無しさん

    祭りはそんなこんなで終わり帰ってきてお風呂からあがると1通のメールが届いていた。【今日はあみにであえてよかった?】達也くんからだった。達也くんはあたしより5つ上で24歳。車の整備の仕事を尼崎でしていると言っていた。とりあえず返信。【おつかれさま?今日はつかれてるやろうし、ゆっくりしてな。】

    2009-09-13 01:37:00
  • 457:

    名無しさん

    翌日。電話の音で目が覚めた。「もしも〜し、誰かわかる?」異様にハイテンション。「達也くん?」「そうやで〜何してる?もしかして起こしてしもた?もうお昼やで?」話すスキを与えず話しまくる達也くんに圧倒された。

    2009-09-13 01:43:00
  • 458:

    名無しさん

    「俺、今から尼に帰るねん。あみ、いつ遊びにきてくれる?俺はいつでもいけるけど♪明日とかいい?」「明日かあ〜…」少し悩んだ。特に理由はないけど。このまま達也くんと付き合うんやろな〜。なんとなくそんな気がした。「いいで。駅まで迎えにきてくれるん?」「学校までいくで♪」

    2009-09-13 02:13:00
  • 459:

    名無しさん

    さすがに学校にこられるのは気まずかったから、学校の最寄り駅に来てもらうことにした。
    昨日までのいきさつをさえに話すと、いい感じやんって応援してくれた。

    2009-09-13 02:17:00
  • 460:

    名無しさん

    学校が終わってみんなとバイバイして、ボーっと待っているといかつい車が走ってきた。えっ?これ?乗るのに少し抵抗があったけど、まずはここから離れることが重要!さっと車に乗った。
    達也くんは特別男前ではなかった。佐藤隆太をもう少しがっちりさせた感じ。

    2009-09-13 02:22:00
  • 461:

    名無しさん

    「遅くなってごめん。道こんでてん。ほんまごめんな?怒ってない?」そんな些細なことで怒るわけない。ニコって笑って答えた。「そんなん全然いいよ。遠いとこまで迎えにきてくれてありがとう。」達也くんも笑顔になる。

    2009-09-13 02:26:00
  • 462:

    名無しさん

    500ゲット?

    2009-09-15 03:07:00
  • 463:

    名無しさん

    このサイトまだあったんや。8年ぶりに続き書こうかな・・

    2017-06-19 17:18:08
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